三島由紀夫VS東大全共闘。
漸く全貌を見たような気持ちになった。
元々日本語は対話ではなく会話のために出来てる言語で、でもここでは、物凄い対話があった。
全共闘は三島を潰しにかかるのだけど、そこには敬意もあった。
自分と他者の関係、時間と空間。どちらを意図するか。お互いがどこで接触できるのか…
哲学的な意味で『解放区』という概念を改めて考えてみたい。
言葉は言葉を呼んで、翼をもってこの部屋の中を飛び回ったんです
この言霊がどっかにどんな風に残るか知りませんが、その言葉を、言霊を、とにかくここに残して私は去っていきます。これは問題提起に過ぎない。
私は諸君の熱情は信じます。これだけは信じます。他のものは一切信じないとしても、これだけは信じるということを分かっていただきたい…
去り際の三島の言葉。
結局言葉でしか世界は変えられない。
今はどうだ?
この国の政治家は。
言葉を持ってるか?
本物の喪失感も知らない僕たちは。
言葉を持ってるか?
とか、思うと目頭が熱くなった。
#三島由紀夫
#三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実