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鳥を捕りにいこう

鳥瞰』ということばに出会いました。

一般的には『俯瞰』と言われることが多いみたいですが、どちらも高いところから見下ろす、眺めるといった意味です。
そしてそこから、広い視野で物事を見るという意味に繋がります。

私は基本何でも一人で済ませちゃうような性格なのですが、ふと、この鳥瞰力が私には足りなさすぎなんじゃないかと思いました。

たとえば人生の節目といいますか、とりわけ転職のときによく自己分析をする性格なのですが、誰かに習ってというものではなく完全自己流で、これがなかなかの危険行為だったんじゃないかと思ったことがあり、それが鳥瞰ということばと結びついたのです。

自己流自己分析は、私はこういう性格かもというところからスタートし、それが長所なら反対が短所、それならこれはこう、といった感じでどんどん自己を自己判断するようになっていったと思います。
無自覚だったから自己洗脳といえるかもしれません。

そうした自己流自己分析で履歴書を書いたり面接を受けたり、在職中に問題にぶつかる都度自分を責める材料にしたり、時には自分以外を決めるけるような分析をして、私の考え方や性格がどんどんねじれていったように思います。

もし私の鳥瞰力が育っていれば、間違った方向の自己分析をしてもブレーキをかけてくれるような、今となっては御業といえるんじゃないかくらいの技が、私に向けて発動していたかもしれないですね。

だからもし、御自身や周りに自分を責めてるような言動や生き方をしている人がいるのなら、この鳥瞰という鳥を育ててみる、提案するというのはいかがでしょうか。
それで世界が、世界の見え方が、良い方向に変わることを心から願いたいと思います。


余談ですが、俯瞰より鳥瞰ということばの方が、私は好きです。
小さいころからなぜか『鳥』の響きに心惹かれることが多いのです。
無意識で、自由に羽ばたける『鳥瞰』を捕まえたいのかもしれません。

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三日月
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