見出し画像

visual diary 📱📝 20250218


18 February 2025
今日は、小学5年生8人による「対話鑑賞」のファシリテーターを務めました。

鑑賞した作品は、今から50年ほど前の1975 - 1977年にかけて撮影された須田一政の《風姿花伝》と 明治37年(1904年)に、吉田ふじをが描いた水彩画《花咲く丘》。

安心して、作品の感想をクラスメイトに話し、それをクラスメイトたちが受けとめて対話を深めていく。
春が近づいているという季節感や、移ろう時間の流れを感じる。
このような体験を提供したいなと考え、作品を選びました。

「これは何を撮っているのだろう?」
「絵の中で起こっていることってなんだろう?」
「季節はいつかな?」
「風は吹いているかな? 暖かい? 寒い?」
「自分だったら、どんなタイトルをつける?」

子どもたちは、作品をじっくり見ながら、ひとつひとつ言葉を重ねていきます。

猫を抱く人の写真を見て、ひとりが「おじいさんと猫がとっても仲良しな感じの写真」と話すと、それを聞いたクラスメイトが「だって、猫の白い毛とおじいさんの長い髭が繋がっているもん」と。

先入観や 作品情報など事前の知識がないからこそ、新鮮な視点でみて、感じて、言葉にする。
対話しながら、自分ひとりでは気づくことがなかったような感想を聴いて楽しむ。
その無垢な姿勢に、私自身もあらためて学ぶ時間でした。

きょうの体験が、美術館を身近に感じるきかっけになったら嬉しいな👋😃

《「風姿花伝」より 栃木・大田原》(須田一政 1976年)
《花咲く丘》(吉田ふじを 1904年)

#対話鑑賞 #inquirybasedappreciation
#art #exhibition #tokyo

いいなと思ったら応援しよう!