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visual diary 📱📝 20250226
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26 February 2025
『坂本龍一|音を視る 時を聴く』展へ。
音楽の鑑賞といえば、アルバムやライブ、コンサートで聴くことを思い浮かべますが、
坂本龍一はそれだけではなく「インスタレーションを通して音を鑑賞する」という試みを続けていたことがよく解る展覧会でした🤓
以前、京都新聞本社ビルの広大な地下空間で、高谷史郎さんとの作品《async – immersion 2023》を鑑賞しました。
そのとき、固定観念を覆す、独自の表現を模索する人ということを強烈に感じました。
きょう『坂本龍一|音を視る 時を聴く』展を鑑賞して、その追求が一貫したものだったことをあらためて実感しました。
この展覧会は「音を空間に設置する」という探求と「時間とは何か」という問いを通して、教授が創り出してきた作品12点が展示されていました。
大掛かりな作品だけでなく、アビチャッポン・ウィーラセタクンとの作品《async–first light》のような、誰かのプライベートフィルムを見せてもらっているような親密な趣の作品もありました。
アビチャッポン・ウィーラセタクンは先日開催されていた恵比寿映像祭2025でも、カードをめくるというシンプルな手法で固定観念を覆すような作品を発表していた映画監督。ますます彼に興味が湧いてきました。
展示の最後は、岩井俊雄との作品《Music Plays Images X Images Play Music》。
ピアノを演奏する坂本龍一がすぐそこにいるようで。
涙がはらはらとこぼれました🥺
子供の頃から大人になってからも、常に教授の活動をみてこられたことは本当に幸せでした。
同じ時代に生きられたことを感謝するアーティストのひとり。
もっともっとその姿、活動をみていたかったです。
〝音〟は時間とともに消えていきます。
絵画のように一瞬で全体をみることができる作品とは違って、音楽は時間と共に進み、時間の中でしか体験できません。
メロディーやリズムは前の音から次の音へとつながることで意味を持ちます。
音楽は時間の中で変化しながら成立する。
そのことを、この展覧会でしみじみと静かに思いました。
坂本龍一+中谷芙二子+高谷史郎《LIFE‒WELL TOKYO》霧の彫刻 #47762 2024
坂本龍一+高谷史郎《async‒immersion tokyo》2024
坂本龍一+高谷史郎《LIFE‒fluid, invisible, inaudible…》2007
《on async》
坂本龍一 × 岩井俊雄《Music Plays Images × Images Play Music》1996‒1997/2024
#東京都現代美術館
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