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visual diary 📱📝 20250221


21 February 2025
第一次大戦に従軍した経験を持つ画家 / 美術理論家のパウル・クレー(1879 - 1940)。

そのクレーをピカソ、カンディンスキー、ドローネー、ピカビア、トリスタン・ツァラ、アルプ、アンドレ・ブルトン、マックス・エルンスト、ミロ、そしてグロピウスやイッテンをはじめとするバウハウスの人々 —— こうした多くの芸術家や活動との関係を星座のような繋がりの中で捉え直す。

このような視点からのキュレーションで構成されている『パウル・クレー展 —— 創造をめぐる星座』展。
とても新鮮に映りました。

ものごとを繋げて学ぶのは楽しい。
知識が枝分かれして、領域を超えてぐんぐんと伸びていき、新しい発想や技術が創出されていく。
そういうクリエイティブな動きにワクワクします。

こうやって 実際に展覧会というかたちで 目の前に立ち上がると、書籍を読むのとは違う面白さが響いてきます。

作品のサイズ、筆致、色彩のニュアンス、展示空間の流れ。
それらすべてがひとつの体験となって、身体感覚として記憶に残るのが 展覧会ならではの魅力だなぁと あらためて感じました。

この展覧会では、クレーの作品は全体の6割。
残りは彼と関わりのあった芸術家たちの作品や、当時の雑誌や書籍など。

そのような展示品を通して、クレーの作品が美術作品としてだけではなく、20世紀前半の社会の状況・政治の変化などとの関係の中で制作されたものだということがみえてきました。

「この絵が好き」とか「この表現が面白い」と鑑賞することとはまた違う視点。
クレーをひとりの芸術家として捉えるのではなく、たくさんの繋がりや困難な時代に生きた存在として捉える。
そう自然に理解ができる、学びの多い展覧会でした。

今日は18:30から40分ほど、研究員によるレクチャーがありました。
お仕事帰りのような感じの方が半分以上?
こうして、1日の終わりに静かに学ぶ場があることはありがたく、少し贅沢な心地でした🤓🙏

そして、特設ミュージアムショップのMDがめちゃヤバかった。
どれも素敵で👀目移り。
👛の紐を締めるのにキュンキュンしました。

パウル・クレー《蛾の踊り》(1923年 愛知県美術館)

#パウルクレー #愛知県美術館
#art #exhibition #nagoya

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