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visual diary 📱📝 20250212
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12 February 2025
森美術館で『マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート』展を観ました。
正直なところ 「私に理解できるのかな?」と思いながら出かけました。
なんたって 先端技術や超現実世界の話。
知識がそんなにない領域に足を踏み入れるような感覚でした。
印象的だったことは3つ。
① machine という言葉が指すもの👉は、もはや単なる〝工業的な機械〟ではなく〝コンピュータやハードウェア〟へと、よりデジタルな領域に重心を移していること。
② 仮想現実(IR)やAI、超現実的な世界であっても、クリエイターが人間である限り、表現はいつの時代も〝感情を揺さぶる〟〝死生観〟〝共感〟といった普遍的なものを求め続けること。
③ アートが社会と無関係であることは、不可能に近いということ。仮にもし、クリエイターが「社会とは関係ない」と主張しても、作品が創られる背景には、その時代の空気、文化、政治、経済、技術の影響が色濃く反映されているものということ。
展示作品の中で最も印象的だったのは、《帝国の計算:テクノロジーと権力の系譜 1500 - 2025年》(ケイト・クロフォード&ヴダラン・ヨレル)。
16世紀以降のテクノロジーと権力の関係を、批評を可視化するか のように、幅24mのインフォグラフィックにまとめた圧巻の展示でした。
考えてみれば、16世紀の地図🗺️製作や造船技術の発展は、🌍大航海時代につながり、植民地支配と結びついて帝国の拡張を進めたとか、
18世紀後半の産業革命🏭は、労働を変え、大量生産を可能にし、資本家と労働者の格差を広げたとか、
技術革新は人々を豊か🍀にする一方で、いつの時代も特定の権力に利用されてきていますものね🤔
さて、2025年。
自分が日常的に使っているテクノロジーは、どのような権力に関係しているのかしら?
寝るときさえ、ベッドに持ち込んでしまうほど肌身離さずいつも一緒の📱。
「すごーい!楽しい😃」「楽になった!」と喜んでいるけど…。
この技術が支える未来は、誰のためのもの?
そんな問いを耳元でそぉっと囁かれているような、ゾワゾワ😱っとした後味が残る展覧会でした。
#マシンラブ展 #MachineLoveExhibit
#art #technology #exhibition #tokyo