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【サラリーマン】として働くことの限界

ある時、キャリア面談を終えた相談者から、

「考えが整理されて、自分の本当にやりたかったことが明確になった」と感想を頂きました

その言葉を聞いて、私はとても嬉しく感じ、大きい達成感を得ました

そしてその達成感はいつまでも良い余韻を残しつつ私の心の中に残り続けました

その時ふと、会社勤めの経験の中で、このような達成感は感じたことがなかったなぁと感じました

会社勤めの経験で達成感を感じたことと言えば、目標をやり遂げた時と、周囲の人に認められた時でした

その達成感は、また次の目標を立てた時点で消え、また周囲の人に認められたいと言う願望に上書きされました

そのため達成感は長続きしませんでした

一体、両者にどんな違いがあるのでしょうか?

キャリア面談で得た達成感は、自分の行為により相手に感謝されたと言うことが直接感じることにより得られたものです

そして相手の人生にわずかながらも良い影響を与えることができました

一方で会社で得た達成感は、自分自身の目標達成で、言わば自己完結型です

そして、自分の行為により社会がどう変わったかが分かりにくく、達成感は他人の評価の上に成り立っています

両者の違いは、自分の行為が他者や社会に良い影響を与えているかが、分かりやすか、分かりにくいかと言えるでしょう

アドラー心理学では、「幸福=貢献感」であると提唱しました

貢献感とは誰かの役に立てているという主観的な感覚のことです

キャリア面談では、誰かの役に立てていることを直接感じることができます

ではなぜ会社勤めでは貢献感を得にくいのでしょうか?

それは、高度経済成長で労働集約型の産業が繁栄し、仕事の分業が進んだからではないでしょうか?

その結果、私たちは一部の仕事しか担わなくなり、お客さんや社会の反応が分かりにくい構造になってしまったのです

しかし今や経済成長が鈍化し、労働集約型で大量生産するのではなく、個々のニーズに対応したサービスの時代に移り変わろうとしています

今の時代はまさに、幸福感を感じられる、人間の本質に近い仕事に方向転換するチャンスなのかもしれません


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