
簡単にケーブル自作!One Control CrocTeethキットを作ってみよう!

ペダルボードを作成するために必要な、パッチケーブル。ケーブルは長さや端子の形、角度を合わせるだけで、ペダルボードの見た目や操作性ががらっと変わります。自分だけのペダルボードを完成させるために、ケーブルを自分で作ることはとても重要です。
One Control CrocTeeth Solder Free KITは、これ自体で合計3m、5本のケーブルを作ることができるキットです。
はんだ付けは不要。独自構造のプラグにより、ストレートとL字のどちらに使うこともできます。
この箱を開けると、始まります。

中には、まずプラグが10個並んでいます。黒いのはプラグのキャップです。左上にはネジなどが入っています。

その下には、ケーブル3mと、制作に便利な冶具とテスターが入っています。
早速ケーブルを作っていきます。まずは、ケーブルを必要な長さに切ります。一般的な工作用のハサミで問題ありません。

ケーブルをカットしたところです。この断面を見ると

このようになっています。中心にあるのが芯線で、音のシグナルが通るところ。周りにぐるっとあるのがシールドで、ノイズなど不要な成分を通すところです。

次に、プラグの中を覗いてみると、ちょっと見えにくいのですが、プラグの中心に針が出ているのがわかると思います。この針が芯線に刺さることで、プラグのTip(先端)にオーディオシグナルが通り、周囲のシールド線はプラグのSleeve(根元)に通ります。

では、切ったケーブルの先端から1.2~1.5cmほど、皮膜を剥きましょう。なれないうちは1.5cm程度剥く方がよいかもしれません。ここはハサミでゆっくりと剥いてみましょう。(ケーブルストリッパーをお持ちなら、もちろんお使いいただけます。)

ここがポイントです。剥いた部分の先端からシールド線を少しほぐします。

そして、このように芯線とその周りの絶縁部分をすこし残します。こうすることで、より確実にプラグにシグナルを送ることができます。

そのまま、ケーブルを奥までしっかり挿し込んだら、一度抜いてみましょう。

正しくケーブルが挿し込まれていると、このように芯線の部分に穴が開きます。ここに針が刺さったことがわかります。ここがずれていると、正しく音が出ませんので、もしずれている場合は先程剥いたシールド線のバランスや先端の曲げなどを調整して、芯線に針が間違いなく刺さるようにします。

続いて、プラグのキャップを入れます。L字の場合はこのように。

ストレートの場合は、このように(先にキャップを通しておくと楽です。)

L字なら、最後にゴムの蓋をして、完成です。
こうして自分だけのボードに最適なケーブルを作ります。

このように、すっきりとした美しいボードには、自作ケーブルは必須。
是非この機会にCrocTeeth Solder Free KIT、トライしてみてください!