シーバイクロエからみるレザー
シーバイクロエは、クロエの妹ブランドです。
クロエからみるレザーでも書いた通り、同社の歴史は高級既製服からはじまっています。
シーバイクロエが作られたのは2000年に入ってからで、当時は低価格帯の妹ブランドを作って、若年層向けの商品をつくるという戦略が行われていました。
プラダでいうところのミュウミュウの位置付けで、当時はマークジェイコブス、マークバイマークジェイコブスなども話題になっていました。
シーバイクロエも高級既製服の基盤を引き継いでおり、服飾品の商品展開も厚めです。
妹ブランドと言われる中でも、かなり手頃な価格帯のシーバイクロエは財布などの革小物にも合皮が使われているものも多くあります。
合皮は雨に濡れても気にせずに使えるなど、長期利用ができない分、価格を下げられる、管理が必要ないなどのメリットがあります。
現在では、合皮や人工革も技術が発展し、手で触るまで、本物の革と見分けがつかないものもあるので、短期使用や雨の日使用を目的としている方におすすめしたいです。
また、本革の製品は、クロエ同様細かいデザインが光ります。革を編むような使い方をしたり、ギャザーを寄せたり等、布製品を取り扱ってきたブランドならではの、表現の幅が魅力的です。
妹ブランドというと若年層向けのイメージがありますが、低価格でデザイン性の高いものをお求めの方には、是非お勧めしたいブランドです。