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カモミールと子宮の関係

「さて、今夜私がいただくのは、カモミールティーです。」(黒柳徹子調で)

…ってどこかで聞いたようなフレーズで始まりましたが(笑)ちょっと最近ぐっすり眠れていないので、今日はこれを飲んで深く眠ってみようと思います。

カモミールは世界中で最も親しまれているハーブで歴史もかなり古く、なんと4000年前のバビロニアですでに薬効が知られ、古代エジプトでは太陽神「ラー」に捧げられていたり、古代ギリシャでは解熱剤や婦人科系の症状に効く薬草として活用されていたりと、とにかくその薬効が広く認められていました。

日本に入ってきたのは江戸時代で、和名は「カミツレ」、漢字だと「加蜜列」です。聞いたことありますよね。ハーブティーといったらカモミールを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。最近はカフェに置いてあることもあります。

ちなみに私はコーヒーは滅多に飲まないので、カフェに行くと困ります。紅茶もそんなに飲まないし。でもカフェは大好き。なのでお茶やハーブティーが置いてあるカフェがあるともう嬉しくて飛び跳ねてしまう(心の中で)。

そこでスタバ。あんなコーヒー一辺倒な印象のスタバだけど、実はお茶もたくさん置いてくれているんです!ほうじ茶もある!さすがスタバだ…と感心することしきり。で、私のお気に入りは「ミントシトラス」というお茶。緑茶にちょっとミントと柑橘系の風味を加えたような、飲みやすくスッキリした味のお茶です。これをマグカップで飲むのがものすごくシアワセ。なのでスタバは大好きなんです。

カモミールから話がそれました。

そう、カモミールはなんといっても、【心身をリラックス】させる効果が有名。これは高い【鎮静作用】がもたらすもの。なので不眠やイライラの解消などにもとても効果があります。作用が穏やかなので子どもにも適していて、有名なのが「ピーターラビット」のお話の中でお母さんがイタズラばかりしているピーターを落ち着かせるために眠る前にカモミールを飲ませたというシーン。

子どもの頃、ピーターラビットの本持っていたのに全く覚えていませんでしたが。

また、カモミールは【消炎のハーブ】とも言われていて、【炎症を抑えて】くれます。主に胃炎や胃潰瘍、皮膚の炎症などに有効です。

あと【美白効果】【冷え性改善】にも良いんですよ!まさに万能。

さらにさらに!カモミールの学名は「Matricaria chamomilla(マトリカリア カモミラ)」というんですが、マトリカリアとはラテン語の「マトリックス(子宮)」が語源なだけあって、婦人科系の痛み、【生理痛】【更年期などの不調】にとても有効なんだそうです。

マトリックスって子宮なんだ!って思いました。元々は何かを「生み出すもの」という意味があるらしい。マトリックスの映画では、コンピューターの作り出した(生み出した)仮想現実をマトリックスと呼んでいたらしいです(Wikipediaが言ってた)。

味は「リンゴのような香り」とどこにも書いてあって、確かに爽やかな青リンゴのような?香りが特徴的。美味しいです。これでリラックス出来て、不眠解消して、生理痛を和らげて、胃の不調にも効いて、美白もしてくれるなんて!!

常備しておけば安心、なハーブです。

「子宮」で思い出しましたが、10年ほど前に子宮筋腫の摘出手術を受けました。

19年前に出産した後に筋腫が出来たようで、でも生理痛がひどいとか経血の量が多いとかもなく、生活に支障がないので温存していたんです。ただ、スクスクと育っていくので定期検診だけは受けていました。

そのときの婦人科の先生がこう言っていました。私が摘出手術はしたくないと言ったら、

「温存していてもいいけど、何かの拍子に筋腫が捻転(ねじれること)を起こしてものすごい激痛になることがまれにあるので、覚えておいてね」

お、おどし…?

で、そんなこともすっかり忘れていたある日。

来ました。予言?通り、捻転が。

その日娘とオット(当時)と近くの市民プールに行ってたんですが、どうもお腹が痛い。生理痛のような痛み。プールに入っていたらどんどんひどくなってきて、先にあがったけど着替えるのも大変なくらいの痛みに変わってきた。

とりあえず家に帰って、オットと娘には昼ごはんを食べに行ってもらい、一人で痛みに耐えていた。まだ先生の言葉を思い出してなくて、冷えが原因だと思いこんでた私は、痛みをこらえながらなんと足湯をしたりしてました!気づけよ、私。

もちろん効果なく、のたうちまわるほどの痛さに。そこでようやく思い出した。

ねじれたのか!

仕方ないので救急車を呼ぶ。「具合が悪いのは誰ですか!」

…「わ、わたしです(泣)」

人生初の救急車。自分で呼んで自分で乗りました。

幸い同じ市内の病院に搬送され、すぐに診察してもらえました。

で先生に、痛み止め打ってかかりつけの病院で診てもらうか、今すぐ手術するかどっちがいい?の二択を迫られます。

痛み止めが切れたらどーすんの!と迷わず「今すぐ!すぐ!切ってください!」

「でも朝ごはん食べちゃってるから全身麻酔出来ないよ?それでもいい?」とちょっとニヤッと先生が言うんですよ。

ぜ、全身麻酔出来ないってことは、「では始めます。メス!」「汗!」とかが見られるってこと!?じ、自分の体で…?ど、どうしよう…

一瞬躊躇しました。でももう痛すぎて、ええわい!それなら見てやろうじゃん!と肝が座りました。

そうと決まったら、手術前の検査だ!ってことで車イスに乗せられてあっちこっちと怒涛のような検査室まわり。その間も激痛で車イスの上で身をよじりながら耐えに耐えておりました。

途中、あまりの痛さに吐きました…。人って痛すぎると吐くのね…。陣痛より痛かったと思います。

そんなこんなですぐって言っても検査、検査でその間ずーっと痛いわけで、私はヘトヘトでした。

オットも娘も駆けつけて、じゃあ行ってくるねとなったのが、もう夕方。足掛け5〜6時間は七転八倒してた計算。

やっと手術室に入ったら、そこの看護婦さんが痛み止めを打ってもらってなかったことに「ひどっ…」って言いました。ええ、ハッキリ聞こえました。ま、なんか事情があったんでしょうかね。いいんです。先生はとてもいい先生だったので。

そしていよいよ麻酔です。さぁ来た!下半身だけの麻酔!こんな経験滅多にないんだ。ドラマで見るような手術シーン、とくと見てやるぞー!

…と思ったら、足掛け5時間以上のたうちまわり、吐くほどの痛さに耐えていたのが、麻酔を打ったらじわ〜〜っと痛みが消えていく(正しくは麻痺していく)。痛みから解放されて天にも昇る心地よさ(縁起でもないが)、加えてヘトヘトになっていた私は、「始めます」すら聞くことなくグーーーーーーッスリと眠り込んでしまったんです。

私は分娩台と手術台の上で爆睡する人なんだな…
分娩台の方の話はこちら↓


そして先生に揺り起こされて起きるという…

「へっ?もう終わったんですか??」

「もう、じゃないよー、君のは骨盤の奥に挟まってて工事現場みたいに掘り起こす作業をしたから、通常1時間で終わるところが2時間かかったよ!」(私の筋腫は子宮の外側に出来ていた)

掘り出した筋腫は、なんとまあデカイこと!!15センチありました。

ああああ〜〜〜〜見逃した!!!!ドラマ見逃すより悔しい!!!

後日先生が写真を見せてくれたので、頼み込んで1枚記念にもらいました。「えっ、欲しいの?しょうがないなー」っていい先生だったなぁ。

そんな思い出深〜〜〜い手術でした。ああ、もったいない。

しかし、子宮筋腫というのはその当時ですら5人に1人は持っていると言われていて、良性なので問題はないのですが、私みたいな例は珍しいとして、通常は生活に支障が出るほど生理が辛いと言う人が多いんだそうです。しかも原因が分からない。ストレスや食生活、冷え、などでしょうか…。

カモミールを飲みながらそんなことを思い出し、夜が更けてゆく…

早く寝なきゃ。

女性の皆さん、子宮は大切に。


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