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価値を下げない意識を持つ

もしかしたら今回は賛否両論あると思います。

またこの世界での目線になりますが、マイナースポーツでの選手の価値をどうやって上げていくのか個人的には良く考えます。

プロ選手であればわかりやすく
価値=対価
このように表すこともできます。

その選手に支払われる給料はその選手の価値であり、それに見合う働き(活躍)をしなければ、来シーズン以降の提示に影響があるのは容易にわかります。

しかし、結果が全て!という世界ではありますが、必ずしもそうとも言えません。

結果と評価

わかりやすく目に見えるのが試合での結果と言えるかもしれません。試合でのパフォーマンスであり、近年は数値化やデータ化されてしまう部分はどうしても避けられないのが選手の宿命ではあります。
理系なのでデータにしたりするのはどちらかと言うと好きなタイプですが、選手目線からするとデータに出来ない部分ってあるとは思いますが、この話は今回は置いておきましょう。

そして目に見えないのがプロセスだったり、貢献度や影響力などがあるとは思いますが、それも含めて結果だったり評価ではあるとも理解はしています。

もちろん、プロであれば結果で示せば良いと思います。極端な話、練習しなくても試合ではしっかり結果が出るならそれはアリだとは思います。
逆にどんなプロセスを踏んだとしても結果が悪ければ意味がないのもわかります。

ただ、結果と評価は別物であるって話です。
結果が全ての世界ではあるけれど、全てが結果ではない。(ちなみにここでは評価も含めて結果だろって意味ではないのを理解していただけたらと思います)

価値≠実力

結果を含め、あらゆる角度から評価をされて価値が決まってきますが、選手としての実力の他にも人気という付加価値もあります。スター性がありお客さんを呼べる、またはユニフォームやグッズ販売なども含めて費用対効果があるかどうかも評価すべきところです。

つまり
価値=実力×人気
になります。

しかし、マイナースポーツこそ大事にしなきゃいけないことが大事にされてない部分も感じます。これは他のスポーツでも言えることでもありますが…
だからこそマイナースポーツのままなのだ!とどこかの成功者には言われそうです。

スター性もあり、フットサル界の外でも人気が出そうな選手はいました。何故、足し算ではなく掛け算で表したかという話になりますが、チームやリーグ、もしくは他の協力者などのサポートがあり、プロモーション次第では人気は爆発させることも可能だからです。

そこに覚悟を持ってチームが後押しをできなかったことやそれをさせることができなかった選手の双方に力が足りなかったこともあるとは思います。
しかし、それだけで片付く問題でもないですし、それで片付けていたら先には進めません。

それは自分がこのフットサルというスポーツには沢山の魅力が詰まっていると信じているからです。

覚悟を持っているか!?

前置きが長くなりましたが…

Fリーグの選手の契約形態は以前に触れましたが、リーグに所属する大半の選手は何かしらの仕事もして生計を立てています。完全にそれだけに専念できる契約のプロ選手という方が比率的には少ないということを知っておいてください。

この世界にいる大半の選手はチームに、そしてリーグに潤沢な資金があるわけではないことを理解しなければなりません。
理解してるわ!と言われそうですが、それならチームを頼るのは難しいことを理解していますよね!?
本当に理解しているなら覚悟を持ってこの世界に飛び込んできたはずですし、それはどこの世界でも同じことが言えます。それぞれ必ず大きな問題と向き合っているはずです。隣の芝生は青く見えるものです。

やると決めたのなら覚悟を持って生きていかなきゃいけないし、中途半端ならどちらにせよ続きません。
プロ選手なら価値=対価という話をしましたが、大半の選手はそれに該当しません。それは価値がないのではなく、決められてないだけです。

しかし、リーグの規模やチーム経営の話をしたいわけではありません。もちろんそこも課題ではありますが、今回は一個人の話ですし、そこは専攻もしてきてないので専門外です。組織が決められないのであれば、自分でその価値を上げる努力をして自分で対価を上げていけるチャンスがあるとも考えられます。

無意識に価値を下げないでほしい!

価値を上げて自分で産み出す作業の前に自分から無意識に価値を下げてしまうのもマイナースポーツなのではないでしょうか?

最近はzoomアプリを使って様々な取り組みが行われています。まだこの世界でもzoomが浸透する前にオンライン宅飲みの企画の依頼がきました。
そこで大事であり、悩むのが値段設定。皆さんが慣れていないzoomというハードル、初めての企画、お金を取ったら集まらないことは容易に予測できます。でも今後はこの形が主流になってくるのも予測できていました。それならここでは集まらなくていいから形を作るべきだと考えていました。あとは参加者の声が大事なので、意識するべきはコストパフォーマンスです。その後、集まっていただいた参加者からは有り難いお言葉をいただくことができました。

そして第二回は83年会という同窓会形式の持ち込み企画をさせていただきました。
運営側としては値段を少し下げて沢山の方に来ていただき、収益を上げたかったというのも理解できますが、ここでも値段設定をさせていただき、絶対に下げないでください!下げるならやりません。とワガママなお願いしました。そして以下のことを参加者の皆さんにもお伝えしました。

自分は今後の選手の価値を下げたくありません。今回限りの目先だけの話をするのなら値段を少し下げて沢山の方に集まってもらった方が良かったのも理解しています。でも参加者が多すぎるのも参加した側からしたらあまりメリットもないですよね!?
今後はこの形でやっていけるというものをこれからの選手に示していきたいです。もし、これを無料で、もしくは安く設定してしまったら次からやる選手達はなかなか値段は上げられません。下げるのはすごく簡単です。でも一度ついてしまったバイアスを外すのは簡単ではないです。
むしろこれからはこの価格設定を上げていく努力が必要です。

だから運営サイトの企画側にも協力していただきました。影響力を考えたら価値を左右させてしまうのもメディアです。

当たり前ではないものを形にしていく作業はすごく難しいですが、何も考えなければ選手の価値は下がる一方です。ただでさえ、マイナースポーツです。それを使って稼ぐことは簡単なことではありません。

有名じゃないから…
自分なんかが…
集まりが悪かったら悲しいし、自信無くす。
その気持ちは痛いほどわかります。

だからこそ選手を応援したい!という気持ちを持っているファンの方々を含めてみんなで作り上げるという意識が大事だと思います。今回、参加していただいた皆さんには理解していただいたと思っています。もちろん有料だったので絶対に言えないような話もさせていただきました。そこにコストパフォーマンスを感じていただいたかどうかは参加していただいた方のみ知ることです。

目先の結果だけで簡単に自分の価値を下げないで欲しいと思います。もちろん適正料金はそれぞれあります。
あそこは安かった!になってしまったら足の引っ張り合いです。その価格に対してのコストパフォーマンスを大事にしてマイナースポーツだからこそみんなで価値を上げる作業をしていきたいと思います。
本当に応援したい人は安くないお金を惜しみなく落としてきています。自分もそういう方達に支えられて現役生活を送れました。本当に感謝しています。

大切なのはそういう方達を本当に大事にできるかどうかです。きっと何かで返してもらいたいなんて考えていないとは思います。だからこそ返していくためにどうしたらいいかとって考えていかないと選手の価値は上がっていきません。返し方は色々な方法があります。もっと応援してあげたい!と思わせるための努力はしてるとは思いますが、さらにもっとできるはずです。

最後になりますが、趣旨はすごく大事です。
今回、zoomアプリを使用してチャリティーイベントをやっている選手もいます!すごく素晴らしい活動だと思っているし、是非応援したいと思います。
こればかりは結果論なのでわからないことですが、あのとき自分達が無料で企画を続けていたらこのイベントは存在していなかったかもしれない!と勝手に思っておくことにします。

今日も最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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