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MacBook Air (M1) に満足の僕が、MacBook Pro (M1 Pro) を買うと決めた理由。

MacBook Proが発表された。またワクワクさせてくれる素晴らしいイベントだった。

振り返ってみると、僕はずっと「M1 MacBook Airは4K動画も編集できるし、これで十分」と言ってきた。そしてその言葉に嘘はない。4K動画を出先でも編集できて、電池持ちもよくて、軽くて薄いMacBook Airがあるのに、それ以上の性能のMacBook Proは必要があるのか。改めて自分に問うてみようと思う。もしかしたら節約できるかもしれないから。

MacBook Air(M1)の不満は?

最初に、今持ってるMacBook Airのスペックをおさらいしておく。

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M1チップ搭載、8Core CPUと8Core GPUで、メモリは8GB。512GBのSSDを乗せている。これで価格が142,780円で、このMacが登場するまでのマシンとは比べ物にならないほど快適に使ってきた。

で、これまでこのMacBook Airをほとんど不満なく使ってきた。主に毎週末にLIVE配信することと、出先でちょこちょこっと動画編集すること、同じく出先で台本執筆とかGoogle Spreadsheet作業をすることをメインに活用してきて、重いと感じることがほとんどなかった。

ちなみにメインマシンはM1搭載のiMacで、自宅での作業はそちらばかり使っていた。

ただ最近、土日にホテルに泊まって猛烈に作業することを覚えた。1日に3本動画を撮影して、ホテルにMacBook Airと素材を持ち込んで、夜な夜な編集してると、動画のレイヤーを重ねたり作業時間が嵩んだりするにつれてFinal Cut Proが重くなることに気づいた。

4Kにテロップを入れる程度の動画編集はMacBook Airで余裕でできるけど、それを長時間ガッツリやると動かなくなる場面が出てきた。

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僕の作っている動画のクオリティは過去動画を見て貰えばわかるけど、このくらいの動画をモリモリ作ろうとしたときに、自分の持っているM1 MacBook Airでは支障が出てくるという事実があって、今のところ、そこが唯一のワークフロー上の課題になっている。

この話を一般化すると、逆に動画編集においては、4Kで僕くらいのレベル感やレイヤー感の動画をガシガシ作る人じゃなければ軽くて安いMacBook Airを買うべきだと思う。基準にして欲しいし、そっち側の意見もこの後動画にするつもり。

MacBook Pro (2021) のスペックは、なんだか曖昧だ。

そんな僕にとって、今回のMacBook Proが解決策になるだろうか?

はっきり言って、使ってみないとわからない。しかも、MacBook Proにも選択肢が色々あるので、どのカスタマイズなら出先で4K動画を作りまくっても固まらなくなるのか、実際には本当に自分で買って試してみないと、全くわからない。

正直、考えれば考えるほどよくわからなくなるのが今回のMacBook Proな気がしている。Appleはプレゼンテーションで、チップを中心にして性能を比較していたけれど、実際に購入するときには同じチップでも色々カスタマイズできるし、結局どれを選べばいいのかわからなくなる。

だから、超単純に考えてみた。

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今のMacBook Airにはほとんど満足していて、唯一足りないのが「出先でがっつり編集する時のパワー」のみなのであれば、そのMacBook Airのスペックと比べてひと回り良いものを購入してみて、あとはレビュアーらしく、実際に解決したかどうかでみんなに判断してもらおうと思った。買ってみないとわからないのだから、そのわからないところを楽しもうと思う。

今のMacBook Airよりひと回り上のスペックとは?

今のMacBook Airよりひと回り上のスペックとは、具体的にはどういうことか。実際には、最低スペックのMacBook Pro 14インチを購入しようと思う。

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それによって、まずMacBook Airと比べてチップの世代が新しくなる。

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M1がM1 Proにワンステップ上がり、文字通りプロ向けのチップを使えることになる。最低スペックだとCPUは8 Coreのままだけど、GPUは8 Coreから14 Coreになる。動画編集だとレンダリングにGPUをよく使うはずなので、最低スペックといえども作業効率に結構大きな違いが出るのではないかと思う。

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チップ以外の強化ポイントが、まずファンの有無。MacBook Airはファンがなくて全くの静音でそれが魅力だけど、もしかしたらそのせいで長時間の作業に耐えられていないのかもしれない。意外とファンがつくだけで今の課題が解決する可能性も感じている。何せ、ファン付きのiMacでは重めの動画編集作業がつまづくことはない。

そして拡張性。これは全モデル共通なので、USB-CタイプのThunderboltポートが2つから3つになって、それとは別にMagSafeの充電ポート、SDカードスロット、HDMIポートが加わる。拡張性が上がって、USBハブを持ち運ばなくて良くなる可能性がある。

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以上が、今のMacBook Airと比べた場合の、パワーと拡張性のひと回りのステップアップの定義で、それでも価格にするとMacBook Airの税込142,780円から261,800円になって12万円も違う。

うーん、高い!

生産性と直結しない機能向上とは?

で、「今の課題を解決する」という観点での魅力はここまで語ってきたもので以上だけど、他にもワクワクするスペックが色々発表されている。

まず、Liquid Retina XDRディスプレイと空間オーディオの搭載。これで、ディスプレイはiPad Proと同じスペックになり、オーディオを含めた全体的な映像視聴体験はおそらくiPad Proを超える。先日ホテルで動画編集を終えてひと息ついて、寝る前にiPad ProでNetflixを見たら、画面の美しさに改めてたまげた。画面サイズが小さくても、ホテルのテレビなんかよりよっぽどこちらを見たいと思ったのだけど、最近はiPad miniを携帯することも増えてきた。MacBook Proにこのディスプレイとスピーカーが搭載されたら、余暇の過ごし方も上質になるのは間違いないと思う。

ProMotionがはじめてMacに搭載されるのも興味深い。正直、タッチしないデバイスに搭載されてどの程度意味があるのかわからないけど、だからこそ体験が気になる。

カメラとマイクの品質向上にも注目している。もし品質が良ければ、自分のデスクからUSBマイクとWebカメラを排除できるし、旅先からのLIVE配信のクオリティもさらに向上する。

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そして、忘れてはいけないのが、ノッチ。エッジを極限まで削る代わりに、ディスプレイに残されたノッチ。これがどの程度なんの作業に影響するのか非常に興味深い。自分は、別にあってもいい気がしてる。自分の場合、どうせツールバーの真ん中って使われてないし、映像を見るときは大抵その部分は黒くなる場所だから、おそらく気にならないと思う。

まとめ

果たして、自分にとってこれまで使ってきたMacBook Airからのパワーアップとして、これで正しいかどうか、半信半疑な部分はある。もしくは、MacBook AirとMacBook Proで迷っている友人がいるときに、どちらをどういう理由でおすすめすべきか、現時点では非常に悩む。

そして、この悩みはおそらくみんなに共通すると思う。だから今回は、自分の環境をひと回りスペックアップするというコンセプトで、最小スペックで買ってみることにしたし、一方で検証がめっちゃ楽しみだったりする。

今回は購入で悩んだり、手間取ったり、US配列じゃなきゃ嫌だったりして、結局到着が11月8日以降になってしまったけれど、届いたら当然レビューするので、みなさんチャンネル登録してお待ちください。

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