2024シーズン振り返り～埼玉西武ライオンズ編～
はじめに
私は指標等は詳しくない為的外れな事を言ってるかも知れませんが、約20年来の一ライオンズファンなりの振り返りとなっております。
開幕前予想順位と最終順位
開幕前予想順位：３位
最終順位：６位
1/3時点予想：投手力は文句なし。
アギラー・コルデロ次第ではオリックス（優勝候補と予想）とのマッチレースもある。
3/24予想：先発陣はある程度の活躍が見込めそう。中継ぎもリーグ上位レベル。
オープン戦不調のコルデロがいつ目覚めるか・・・
アギラーの攻守はプラス要素
シーズンを終えての感想
～投手編～
・高橋光成が０勝１１敗は想定外過ぎた。
・平良、甲斐野が怪我でフル稼働出来ず復帰までも時間がかかってしまい当初の計算が大きく崩れてしまった。
・ルーキー武内が素晴らしい活躍。新人王は間違いないでしょう。
・自身初の開幕投手を務めた今井がエースの働き。奪三振王獲得おめでとう！
・アブレイユがシーズン通して抑えとして投げ続けてくれた。
～野手編～
・コルデロ、アギラーが期待外れで終わった。特にアギラーは５月に離脱してから行方不明のような感じになってしまった。（来季の契約は結びませんよね？）
・昨年の中盤以降に輝いていた古賀、龍世の２人が期待を大きく下回ってしまった。
・結局、外野のレギュラーが決まらなかった。（シーズン後半に愛也がレギュラーの座を掴みかけた感はあるが・・・）
チームの問題点
他球団と比較した場合に、1年間戦う上での選手層の薄さは明らかだった。
昔の様に選手が抜けてもその穴を埋める選手が出てくる訳でも無く、だからといってFAで他球団の主力選手を獲得出来る訳でも無い。
コレでは誰が監督になろうが、苦しい戦いにならざるを得ない。
～ドラフト編～
直近10年間の主なドラフト指名選手は以下の通りとなっている。
直近10年間の指名選手の中で、レギュラーと言える選手は7人程度しかいない。
育成指名から支配下に昇格し1軍を経験した選手は増えてきているが、レギュラーと呼べる程1軍に定着はしていない。
最近、「今の西武には厳しさが足りていない」という内容の記事が出た。
「一塁まで全力で走らない。」「練習で誰かがミスをしてもチームメイトから厳しい言葉が出ない。」
今季はエラーなど記録に残るミスもあれば、記録に残らないミスも多かった。
これは単純な技術的な問題だけでなく、練習からミスをしてもチームメイトから厳しい言葉が出ない「なあなあ」な空気による緊張感の無さから生まれるものなのではないか。
練習で出来ない事は本番で出来る訳がない。大げさに言えば、練習で出来ない事が本番で出来るなら練習しなくてもいいのだから。
選手会長の外崎、キャプテンの源田は厳しい言葉を言うタイプでは無いと思うが、心を鬼にして言うべきことは言うべきだろう。
新監督・新コーチになりチームの雰囲気がいきなり変わるとは思えない。
だが小さな事から少しずつでも変わっていく事に期待したい。
～FA編～
直近10年間で西武からFAで他球団に移籍した選手は以下の通りとなっている。
見ての通りほぼ毎年主力が他球団に移籍してしまっている。
特にパ・リーグ他球団に移籍したケースが4人もいる。
よく他球団のファンがSNSで立地や夏の暑さの事を言ってくる。
確かに空港や都内からは遠い。
ただ、今さら移転をするような場所がある訳でもない。
埼玉と球団名に入っている以上、某夢の国の様に本拠地のある場所と球団名に入っている地名を別にする訳にもいかない。
ホームゲームを開催する大宮県営野球場に移転すれば良いのでは？という声もSNSで散見されるが、球場や周辺の改修工事が必要になった場合は球団の一存では動きようがない。
また真夏のベルーナドームをサウナとよく揶揄されるが、実際真夏に行けば意外と風が吹き抜け涼しい。
球団も決してお金を持っていない訳ではない（はず）。
同じ金額、同じ年数なら立地の良い球団に負けてしまう。
それならば、他球団よりも多くのお金を出し選手に対してアピールするしか残されてない。
昔は主力が抜けても、その穴を埋める若手が次々と育ってきた。
しかし、主力が抜けていくスピードに若手が育つスピードが追い付かなくなってきた。
若手が育つ時間を確保するためにも他球団に流出しない努力だけでなく、獲得をして育てる時間を確保する努力もしてもらいたい。
来季に向けて
西口新監督の就任と、鳥越さんのヘッドコーチ就任も決まりました。
一部メディアではコーチ人事に関しても報じられたりしています。
球団としても、松井稼頭央前監督という球団のレジェンドの二の舞は避けなければなりません。
これまで、新監督が就任した際に【ご祝儀補強】の様なものはありませんでした。補強どころか他球団に主力が移籍してばかり。
外国人選手の獲得、トレードや人的補償、現役ドラフトによる【補充】ばかり。育成と勝利の両立が出来ていた頃とは違う事を理解し、「誰かが抜けても替わりの選手が出てくる」なんて思わずに、そろそろ他球団同様に【補強】をしてもらいたい。
最後に
長々と書きましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
開幕前にまたこのような物を書こうと思います。
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