日本でプロスケーターになるための3つの条件
こんにちはレオです。
今回は日本でプロスケーターになるための条件について解説していきます。
この動画を通じてこれからプロスケーターを目指している人や、自分の子どもがプロスケーターになりたいと言った時の参考になればと思います。
また日本でスケートボードを楽しむのであれば、こういったプロの世界があるということを知っていただくきっかけになれば幸いですし、プロスケーターによって世間にスケートボードが認知されていたり、スケートボードパークが建設されたり、日本のスケートボードシーンが賑わっているよということも忘れないでください。
また動画でも簡単に解説しておりますので是非チャンネル登録していただいてご覧ください!
結論
早速結論になりますがプロスケーターになるための条件は3つあります。
正確には2つ+新時代+1の合計3つでしょうか。
1. 日本スケートボード協会(AJSA)で公認プロを獲得する
2. デッキブランドから自分のシグネチャーデッキをリリースする
3. 世間に認知されているスケーターになる
この3つが日本でプロスケーターになるための条件です。
ではこれら3つの条件でどうやってプロスケーターになるのか深掘りしつつ具体的に解説していきたいと思います。
日本スケートボード協会(AJSA)で公認プロを獲得する
1つ目は日本スケートボード協会(AJSA)で公認プロのライセンスを獲得することです。
ではどうやって獲得するかと言うと日本スケートボード協会(AJSA)は全国5つの地区をメインに5月、7月、9月にそれぞれ日本スケートボード協会(AJSA)公認のアマチュアの大会を開催しています(プロでなければ誰でも出場できます)。
北から東北アマチュアサーキット、関東アマチュアサーキット、中部アマチュアサーキット、関西アマチュアサーキット、九州アマチュアサーキットですね。最近はスケーターが全国的に増えたのもあり、北海道地区や中四国でも開催されています。
これら各地方の大会において上位16位には得点が入り5月7月9月の3つの大会の合計ポイントでその年の地区ランキング16名が決定し、10月に開催される全日本アマチュアスケートボード選手権への出場の切符を手にすることができます。
そして全日本アマチュアスケートボード選手権で予選・準決勝を勝ち抜いて決勝に進出し上位8名に残ることができればプロ資格が与えられますので毎年8人のプロスケーターが誕生していると言うことになります。
ここ数年はキッズを中心にスケーター人口が増え、プロスケーターを目指す人が増えてきたのもあり、みんな血眼になって日本スケートボード協会(AJSA)のプロ資格を獲得するためにがんばっているんですね。
もちろん今有名な堀米雄斗や池田大輔を始め、みんなこの道を通ってきました。
僕もプロ資格を取得したのは2004年で現在プロ歴16年なんですがしのぎを削って獲得することができました。(カードを見せる)
なので日本スケートボード協会(AJSA)でプロになるっていうのは目標も立てやすく、シンプルであり平等な基準になります。
大会に勝って全日本アマチュア選手権で上位8名に残ると言う事ですね。
過去振り返ると年によってプロになるためのルールが若干変わった時期もありすが、基本的には狭き門ではあることに変わりはありません。
日本スケートボード協会(AJSA)のプロ資格は日本独自のプロとしてのあり方ですが、これを無くして日本のスケートシーンのここまでの発展はなかったんじゃないかなと思います。
デッキブランドから自分のシグネチャーデッキをリリースする
続いて2つ目、スケートボードデッキブランドから自分のシグネチャーデッキをリリースするについてですが、海外では自分のシグネチャーデッキをリリースすることがプロスケーターとしての基準になっています。世界基準ですね。
日本は言語の壁や文化の違いなどもあり、海外の有名ブランドからシグネチャーデッキをリリースした人はかなり数少ないですし、本当に難しいことだと思います。
ただ実際には大きなブランドもあれば小さなブランドも有り、日本に流通していないブランドもたくさんあります。もちろん日本国内だけで展開しているブランドもあるので、一般のスケーターが知らないプロスケーターも世界には沢山います。
ましてや数十万円払えば自分でオリジナルデッキを作ったりすることもできるんですよね。売れるかは別として。
どうです?お金払って自分のシグネチャーデッキをリリースしてプロですって宣言するのもなんか違和感ありますよね?
なので、ちょっと乱暴な言い方になってしまいますが、世間に広く認知されたスケーターが、俗に言う「プロ」という事になるんじゃないかと思います。
しかも最近ではシグネチャーデッキが出てなくても、ストリートリーグ (SLS)と呼ばれる世界最高峰の大会では、独自にプロライダーを選出したりと、少しAJSAにやり方が近いというか、大会の成績、本当の実力でプロかプロじゃないかを選定するので、そうなってくると本当に実力主義になってきますね。
ただ日本人が海外ブランドから認められて世界にシグネチャーデッキをリリースするということはスケーターみんなの憧れなんですよね。
僕も諦めてはいません!!
世間に認知されているスケーターになる
最後3つ目は、世間に認知されたスケーターということで、最近ではSNSやYouTubeなどインフルエンサーと呼ばれるスケーターが現れ始めていて、世間に広く認知されているスケーターもプロスケーターだと認めざる負えなくなってきているんじゃないかと思います。もちろんそれなりにスケートボードのスキルがあることは前提です。
ただこれに関しては賛否両論あるかもしれません。(笑)
でもどうでしょうか、
スキルが同じでシグネチャーをリリースしているけどフォロワーが1000人のスケーターと、シグネチャーはリリースしてないけどフォロワーが10万人いるスケーターがいた場合、あなたはどっちになりたいですか?
多分大半の人は後者を選択すると思います。
そうなってくると、プロ資格もシグネチャーリリースも関係無くなってきますね。一般のスケーターから見てこの人はプロだと思われれば、それも一つのプロとしての基準になってくるのかもしれません。
そしてプロ資格やシグネチャーデッキのリリースをしていたとしてもプロスケーターとしての最低の条件はやはりスケートボードを通じて何かしら収益をあげてるということも重要になってくると思います。
収益というのは、スポンサーからの契約金や大会の賞金、メディアの出演料、デモやスクールなどのギャラなどですね。
最近だとYouTubeの広告収入なども含まれてくると思います。
プロスケーターはお金もらってなんぼだと思います。
まとめ
ということで日本でプロスケーターになるための3つの条件について解説してきました。
おさらいします。
1. 日本スケートボード協会(AJSA)で公認プロを獲得する
2. デッキブランドから自分のシグネチャーデッキをリリースする
3. 世間に認知されているスケーターになる
この3つが日本でプロスケーターになるための条件です。
もしあなたがプロを目指しているのであれば、この3つの中からどれが自分に最適なのか考えて行動してみてください。
友達や自分の子どもがプロスケーターを目指しているのであれば、この3つの条件について是非共有してあげてください。
ありがとうございました。