【3DVtuberにもおすすめ】VR初心者のためのざっくりVR機器まとめ【VIVE/Oculus/Valve Index/フルトラ 】(※2020年10月更新)
こんにちはこんばんは初めまして。
個人でVtuberをしているレオン・ゼロミヤといいます!
最近の個人Vtuberは配信やゲーム実況がメインの人が多いのだけど、
その中でも珍しく企画動画をメインに活動しています。
2020年5月から公式VIVEアンバサダーに認定され、VR関連の動画もあげているところです!
さて今回書くのはVR機器、特にHMD(ヘッドマウントディスプレイ)(俗に言う"VRゴーグル")についてです。
実は僕もアンバサダーに認定されるずっと前、Vtuberすら始めていない頃にVIVEを自費で購入しており、機械音痴すぎてケーブルと外部センサーの設置につまずきそのまま1年以上放置してしまったという過去があるのですが(おめシスの動画に憧れて勢いで買ったんです…)
セットアップ以前にVR機器っていっぱいありすぎてよくわかんなくないですか?
確かに詳しい人達がレビュー記事を出してくれてるんですけどぶっちゃけ素人にはよくわかんないんですよね。僕もわからなかったです。
というわけで今回は
「VR興味あるけど何買えばいいんだっけ」
「VIVEって聞いたことはあるけどなんなんだっけ」みたいな、
つまり僕のようなVR初心者のために
・VR HMDがあれば体験できること
・現状販売中のVRHMDまとめ(特徴と価格)
・やりたいこと別の必要機器
を書きたいと思います!
以下、本題に入る前の注意点です!
・VR全くわからん人向けのまとめになります。
あくまで2020年10月現在(※更新しました!)のざっくり把握なので、
購入の際は各自きちんと調べて買いましょう!
(価格は税抜き希望小売価格なので変動の可能性もあります)
・予算や用途によるのでどれがおすすめとは言いません!
今からするのは「日本の北の方には北海道があり南の方には沖縄があるよ」レベルのざっくり概要です。
ここで素人(僕)が下手に「涼しいから北海道がおすすめ!」と言うと「北海道のどの地域かによるだろ」「そもそも冬の寒さ舐めてんのか」「●●に住んで●●に出勤するのが最適解だろ」「いやそれは10年前の話だよ」みたいな出口のない話に繋がるのでしません…!
(最適解は個人の予算と用途によると思うので)
・VR機器詳しい方に最低限の事実チェックはしてもらっています。
が、あくまで初心者の僕から見たまとめであり、VIVE公式の見解ではありませんのでご注意ください!!
特徴をシンプルに伝えるためにあえて書いていない情報もありますのでご了承ください!
それでは本題に入りましょう〜。
VRHMDがあればできること
VR空間内に入っていろんな遊びをすることができます!!!(バーン)
…というのが結論なのですが具体例を見せろって話ですよね(笑)
例えば、VRChatというVRSNSで友達といろんなワールドを巡ったり
ClusterというプラットフォームでVR音楽ライブやVRイベントを楽しんだり
BeatSaberなどVR空間で体を使ったゲームが楽しめたり
フルボディトラッキング(HMDやコントローラーの他にトラッカーを腰や足につけることで現実の体の動きをより反映できる)で踊ってみたり
バーチャルキャストで他の3DVtuberと同じ空間でコラボしたり
などなど色んな楽しみ方があるのです!
PCやスマホ上でも観ることができるものもあるのですが、
実際にVR空間に入って自分の手を動かして体験するのは全然没入感が違うんですよね…。
また、Vtuberにとってはフルトラで自分の動きをより反映できたり、コラボ相手と実際にVR空間で集まって遊んだりできるのが魅力です。
単純に自分で楽しめるものとしてもおすすめなのですが、例えば僕の場合は企画の幅が広げることができて助かってます!
さて、興味は出てきた方もここで困るのが「結局どれ買ったらいいかわからん問題」ですよね。(あと、お高いんでしょう?っていう…(笑))
実際VRHMDは色んな種類があり新機能も随時出てくるので、僕も以前から代表的なブランド名は知っていたのですが、それぞれの製品の違いがよくわかりませんでした。
というわけで初心者目線で現状販売中のVRHMD情報もまとめました!
代表的な特徴と価格を載せたシンプルなまとめなので、ここで気になったものの名前をネットでより詳しく調べてみるのがおすすめです。
主な選択肢としては以下大きく分けて3つのブランドになります。
Oculus
・Facebookが買収したアメリカ発HMD
・価格は2万円〜6万円台
・PCに繋がずにVRが楽しめる「スタンドアローン型」HMDがある
(通常のVRHMDはPCとケーブルで繋いで使用する)
・Oculusストアから様々なアプリを購入して遊ぶことができる
・2020年10月より新規ユーザーがログインする際はFacebookアカウントが必要になった(※2020.10追記)
①Oculus Go(32GB:23,800円 / 64GB:29,800円)
PCが要らないスタンドアローン型
頭の動きを反映させるので前後左右は見渡せるが上下など体の動きは反映されないので映像視聴向き
※公式サイトではすでに販売終了(2020.10追記)
②Oculus Quest (64GB:49,800円 / 128GB:62,800円)
スタンドアローン型でありつつ体の動きも反映してくれる
「Oculus Link」機能によってUSBケーブルでPCと繋いで使用することも可能に(つまりSteamアプリ等でも遊べる)(ただし一定スペック以上のPCが必要)
外部センサーを設置せずに「ルームスケール」のVR体験ができる(VR空間内を歩き回れる)
※公式サイトではすでに販売終了(2020.10追記)
③Oculus Quest2(64GB:33,800円 / 256GB:44,800円)(2020.10追記)
2020年10月に新発売されたQuestの後継機。
Questと同じくスタンドアローン型かつ体の動きも反映してくれるし「ルームスケール」のVR体験も可能、PCと繋いで使用することもできる
Questより低価格化&軽量化がされており、解像度も高くなっている
④Oculus Rift S (49,800円)
PCと繋いで使用する(一定スペック以上のPCが必要)
もちろん体の動きも反映してくれるし「ルームスケール」VR体験も可能
※2021年販売終了予定(2020.10追記)
VIVE
・台湾のスマホメーカーHTCとSteamを運営しているアメリカのゲーム開発会社Valveが共同開発しているHMD
・価格は8万円〜17万円台
・基本的にPCに繋いで使用する(Steamアプリ等も遊べる)(一定スペック以上のPCが必要)
・VIVE PORTから様々なコンテンツを購入して体験することもできる
・ベースステーションという外部センサーを部屋の中に設置することで「ルームスケール」のVR体験ができる(VR空間内を歩き回れる)
(その際は最低2m×1.5mのスペースが必要)
・VIVEトラッカーと組み合わせてのフルボディトラッキングも可能
※VIVE無印は2019年10月に販売終了しています(2020.10追記)
①VIVE Cosmos (89,882円)
一般消費者向けのCosmosシリーズ
ベースステーションの設置をしなくてもHMD前面についた6つのカメラによってルームスケールのVR体験ができる
パーツを買い足すことにより機能拡張が可能(フルトラなどもできるように)
②VIVE Cosmos Elite ( 109,990円 / HMDのみ 73,810円)
同じCosmosシリーズでもこちらはベースステーションが必要
(つまりCosmosと違って最初からフルトラ対応OK)
使い方によってより広い範囲のトラッキングが可能に
③VIVE Pro (スターターキット 99,990円 / フルキット 139,545円 / HMDのみ 70,455円)
法人向けのProシリーズ
Cosmos Eliteとは液晶パネルのタイプや装着方法が異なる
(解像度はCosmosシリーズの方が高い)
④VIVE Pro Eye (179,168円)
眼球の動きや焦点を追跡できるアイトラッキングができるProシリーズ
⑤VIVE Focus Plus(89,750円)
PCに接続不要のスタンドアローン型
Focusシリーズは医療や教育の現場で活躍中
・CosmosシリーズとProシリーズには800以上のVRコンテンツが遊び放題の定額制サービス「VIVE PORTインフィニティ」2ヶ月分が付いてきます!
あとVIVE PORT自体は他のVR HMDでも使えますよ!
by HTC社員さん
Valve Index
・前述したValveが独自開発したHMD
・VIVEと同じくPCに繋いで使用する(一定スペック以上のPCが必要)
・ルームスケールのVR体験やフルボディトラッキングも可能
・価格は12万円台(HMDやコントローラーのみの購入も可能)
VRキット 125,800円 / HMD+コントローラー 94,800円 / HMD 62,800円 / コントローラー左右セット 35,800円
広い視野角や5本の指をトラッキングするコントローラーが特徴
コントローラーだけ買ってVIVEと組み合わせるのも可能
やりたいこと別VR機器
さらにTwitterでアンケートをとった結果「VR機器があったらやってみたい」という声が多かった用途ごとに、上述したVR機器のうちどれなら対応しているのかをまとめました!
①VRChat
Oculus Go以外は公式対応済み
Oculus Goでも特殊な方法で行けるとの情報あり(各自要調査)
よくある注意ですが「HMDがなくてもPCからVRChatには行けます」!
まずはデスクトップモードで遊んでみるのもおすすめです
②Cluster(VR音楽ライブなど)
Oculus Rift、Oculus Rift S、VIVE、VIVE Proは公式対応済み
設定を変更することによってVIVE CosmosとVIVE Cosmos Eliteでも行けるとの情報あり(2020.10追記)
これもHMDがなくてもPCやスマホから観ることはできます
他機種も対応予定らしいので最新の情報確認をオススメします
https://clusterhelp.zendesk.com/hc/ja/articles/115000821031-%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E6%A9%9F%E7%A8%AE
③バーチャルキャスト(2020.10追記)
Oculus Rift、Oculus Rift S、VIVE、VIVE Pro、VIVE Pro Eye、Valve Indexは公式対応済み
公式対応の発表はされていませんが、VIVE CosmosとVIVE Cosmos Eliteでも入れるようです
2020年10月にOculus QuestとOculus Quest2に対応したQuest版バーチャルキャストも発表されました(PCVR版といくつか違いあり)
③VRゲーム
BeatSaberなどのSteamにあるVRゲームという意味ならOculus Go以外
④フルボディトラッキング
基本的にはVIVE機種かValve Index
※ベースステーションが要らないVIVE CosmosとVIVE Focus Plus除く
Oculus機種でもできる方法があるとの情報あり(各自要調査)
ただしOculusを使う場合もVIVEのベースステーションとトラッカーが必要になること、公式がサポートしていない方法であることは注意!
※(Vtuber向けに)よくある注意その2。
ここでは上半身だけではなく下半身や膝肘などの関節にも実際の体の動きを反映させることを「フルトラ」と呼んでいますが、フルトラにしなくても3Dモデルを動かすことはできます。
例えば上半身や目口を動かしたい場合はWEBカメラで動く3teneやLuppet、VUPなどあるので雑談やゲーム実況配信には事足りますし、
そこからさらに指を動かしたければLeapmotion(15,000円)を組み合わせればOKです。
(簡単なハンドトラッキングまでWEBカメラでできるVmagicmirrorも出ましたね!)
全身を映す場合でも、要するに足が地面から離れず自由には動かないものの、VRChatやバーチャルキャストの中ならHMDとコントローラーのみだけでしゃがんだり座ったりなどの大まかな動きは反映されます。移動もキー操作でできます。
もっと言うとVRゲームやVRChatの中に入らなくてよく、ただ全身の動きをアバターに反映させた動画を撮りたいだけならKinectを使うと言う手もありますし、さらに最近はWebカメラで全身をモーションキャプチャーできるThreeDPoseTrackerというアプリまで出ています。(2020.10追記)
モーキャプ周りの情報は日々アップデートされているのでぜひTwitterなどでチェックしてみてください!
追記:個人の3DVtuberがよく使っている撮影ソフトや機材、
VR機器ありなし両方のフルトラ方法について別記事でまとめました!
よろしければこちらもご覧ください✨
最後に、買うときに気をつけること
価格だけではなく用途も考えましょう!!
勢いでVIVEを買った僕に言えた話ではないですが、やりたいことを基準に各機種何ができて何ができないのか、そして何が必要なのか必ずチェックして買いましょう!
(せっかく買ったのにやりたいものにVR機器が対応していなかった、逆に不必要なものまで買ってしまった、というのはとても悲しいので…あとPCがVRレディーかどうかの確認もお忘れなく!必要なPCスペックは各機種の公式サイトにも書いてあります。)
また、今回はできることできないことを中心に各機種まとめましたが、実際の映像の綺麗さや装着感なんかはレビュー記事や動画で確認することをおすすめします。
いきなり高い機器を買うのはなかなかハードルが高いと思うので、
本当にVR初めてって方はとりあえず安い機種を買ってVRコンテンツで遊び、もっとやりたいことが出てきたら高い機種について検討する、でも全然良いと思います!
(ちなみに同じく初心者の僕はVIVEを買う前に4万円くらいのPSVRを買って遊んでいたのでVIVEも勢いで買えた感じです。PSVRは独自のゲームコンテンツを展開していますし今回まとめたVR機器のように本来PCに繋いで使うものでもないので別ものと思ってください。無理やり繋ぐ方法はあるようですが…)
そしてこれから僕もVRを生かした企画をどんどんやっていきますし、Twitterでも役立つ情報など発信できたらと思っているのでよかったらチャンネル登録やTwitterフォローしていただけると嬉しいです!
(複数人でチェックは致しましたが、もしこの記事で明らかに間違っている部分などありましたらTwitter等で教えていただけると助かります…!)
それでは次の記事でもお会いしましょう〜ゼロミヤでした!