🍁　G1 マイルチャンピオンシップ2024 全頭診断　🍁

※評価はC<B<A<Sの順です😲
※あくまで枠順確定前の全頭診断です。確定後は見解替わる可能性あります🙇‍♀️
※追い切りは考慮に入れておりません(最終追い前に診断したので考慮不可)🙇
※当日の馬場状態ですが、あくまでパンパンの良馬場想定で診断しました🙇‍♂️
※回避したシックスペンスの評価は割愛しました🙇‍♀️
※想定人気はNetkeibaさんより。11/11現在のものを使用しました🙋‍♀️

🦢　マイルCSとは⁉️   🦢

読んで字の如く、春に行われる安田記念とともにマイルのチャンピオン決定戦として1984年に創設された。かつて日本の競馬における競争体系は長い間長距離の競争における実績が重視されてきたが、近年はスピード能力が重視されるようになってきたことを受けたことにより、1984年のグレード制導入の際に競争体系を見直し、短距離競走の充実を図る目的で創設された。
NHKマイルCなど、マイル路線を歩んできた3歳馬や天皇賞・秋の出走馬がここに参戦することも多く、毎年多彩なメンバーが揃うレースとされている。

1995年から指定交流競走として行われ、指定された競走で所定の成績をあげた地方競走所属馬にも出走資格が与えられるようになった。1998年からは国際競争となり外国馬も出走可能となり、2004年から国際G1に格付けされた。
先週行われたエリザベス女王杯同様、2008年からは「ジャパン・オータムインターナショナル(JAPAN Autumn International)」の構成レースとしても施行されている(チャンピオンズカップまで)。

🏇　コース紹介　🏇

京都・芝1,600m(外回り) Bコース使用

例年はCコースが使用されるが、今年はBコース使用する。
京都1,600は内回り・外回りとあるが、内回りは下級条件でのみ使用される。外回りの京都1,600はこのマイルCSのみならず、年始の京都金杯、シンザン記念などでも使われるコース。向こう正面の直線を2コーナー側に延長したポケットからスタートする。3コーナーまでの直線距離は約712m(Aコース使用時)と非常に長く、まるで新潟千直のように出たなりで横に広い状態のまま先行争いになる。よってテンからペースは速めで、中盤で緩むことも少ない。
向こう正面途中から3コーナーにかけて京都競馬場名物「淀の坂」が待ち構えており、高低差は4.3m(なお、内回りコースだと3.1m)。その急坂を上らなければならないため、そこでペースが一旦緩む。
4コーナーにかけてその急坂を一気に下り、残るはほぼ平坦な398.7m(Bコース使用時)の最後の直線。そのため下り傾斜を活かしたロンスパ戦になりやすく、後傾ラップになりやすい。よって距離短縮組や中距離馬が好成績を残す傾向にある(例: アルアイン、ペルシアンナイト、ダノンプレミアムなど)。

また、京都開催時のこのレースは例年Cコース替わり初週で行われるものの、馬番10以降の外枠からでも好走できる傾向にあり、京都開催時過去10年間で一桁馬番が馬券圏内を独占したのは2018年だけ(馬番01→02→03)。昨年も金曜の降雨の影響からか外差しが強くイン突きは不発傾向にあり、それで馬券に絡んだのは荒れ馬場にめっぽう強い2着ソウルラッシュだけ。制したのは14番手から大外一気のナミュールだった。今年は例年と違いBコース継続。先週はエリザベス女王杯をはじめ、外差しがかなり効くトラックバイアスだったことを鑑みれば、今年のマイルCSはよりそうなりやすい舞台と想定できるだろう。よって外枠をひいた有力馬のほうが評価を上げたほうがよさそうだ🤔

⚠️  久方ぶりの海外馬参戦  ⚠️

今年は2011年3着サプレザ(フランス🇫🇷)以来13年ぶりに海外から刺客襲来ということで、今回の全頭診断にこの特設コラムも掲載。その名もイギリス🇬🇧からの刺客チャリン。
11月6日に自国厩舎から約47時間かけて三木ホースランドパーク(兵庫県)の国際厩舎に到着。主戦のS(シルベストル)・デソウサ騎手が賭博問題で騎乗不可となったため、R(ライアン)・ムーア騎手に乗り替わり(テン乗り)となった。

・なぜマイルCSに参戦したのか⁉️

欧州馬の基本ローテはアメリカ🇺🇸のBCマイルのはず。BCマイルの🥇着賞金は約104万米💲(約¥1億5,600万)で、マイルCS(¥1億8,000万)よりは少ないが、相手関係や輸送を考えればBCのほうがベターで、欧州馬のマイルCS参戦が13年ぶりとなるのも無理もない話ではある。
ところが、同馬は遠征を決めたのは2走前だが、QE2世Sを使うのはおそらく決定事項だったと思われる。QE2世S自体10月19日に行われたため、その後BCマイル(11月2日)となるとあまりにも間隔が詰まってしまう。そのため、1ヶ月程度の間隔で使ってきたチャリンにとってはちょうどいいローテだったといえる。これがマイルCSを選んだ理由のひとつではないだろうか⁉️🤔

・チャリンの担当厩務員R(ロジャー)・ヴェリアン調教師

代表馬: ポストポンド、ベラルド、デフォーなど。

調教師1年目の2012年にジャパンカップに参戦経験あり(スリプトラ。結果は17着)。
奥様はダーレー・フライングスタート(ドバイのシェイク・モハメド殿下が主催する奨学制度のことで、世界中から毎年12人の若者を募集しホースマンを育成する)を日本人で初めて卒業した園部花子氏(2005年卒業。なお、1期生である)であり、日本🇯🇵に所縁のあるチームがラストランをここに持ってきたといえる。

・日本のジャパン・オータムインターナショナルとチャリンとの関連性

指定の外国の競争覇者が同年のマイルCSで所定の成績を収めると優勝賞金に加え報奨金を交付されるという制度があり、チャリンは指定のジャック・ル・マロワ賞(フランス🇫🇷・ドーヴィル競馬場・芝1,600m)とQE2世S(イギリス🇬🇧・アスコット競馬場・芝1,600m)を勝利している。
報奨金額は今回1着なら70万💲(約¥1億500万)が上乗せされて交付される。ここを勝利すれば合わせて¥3億近い賞金を獲得できる。チャリンやその関係者たちにとってこれに乗らない手はないだろう。
※2着→28万💲(約¥4,200万)、3着17.5万💲(約2,600万)

・ではこれまでジャパン・オータムインターナショナルの制度を使って参戦した欧州馬は金目当てだった⁉️

結論をいえばそれは間違っていないといえる。なぜなら、報奨金制度ができた2008年以降欧州馬のチャレンジは今回のチャリンを除きのべ6頭。そのうち5頭は指定のレースを勝利🏅した馬の参戦だったからだ。なお、最高着順は3年連続参戦したサプレザの3着2回である。2011年以降海外馬の参戦がないことから、ジャパン・オータムインターナショナルがきちんと機能しているかと問われると疑問はあるが、狙ってくる海外馬はしっかりいるといってよいだろう。

・春秋マイルG1で海外馬の参戦に偏りあり⁉️

マイルCSに外国馬はこれまで11回参戦しているものの、参戦してきた国はフランス🇫🇷、イギリス🇬🇧、アメリカ🇺🇸、カナダ🇨🇦の4ヶ国のみ。対して春のマイルG1である安田記念は外国馬のべ58頭参戦も今年のロマンチックウォリアー(勝ち馬)やヴォイッジバブル(17着)をはじめ、うち42頭が香港馬🇭🇰だった。今年のチャリンも例外ではなくイギリス🇬🇧からの参戦である。
なぜここまで偏りがあるのかというと、まず香港競馬は7月でシーズンが終わるため安田記念に参戦しやすいという背景が挙げられる。対してマイルCSが行われる11月は翌月に香港マイル(1着賞金約¥3億6,000万)が控えているため自国に専念したいという心理が強い。反対にシーズンオフに入る欧州馬🐎がオプションとして参戦しやすくなっており、マイルCSはその役割を果たしているといえる。

・海外馬の種牡馬価値

このマイルCSでラストランを宣言しているチャリン。種牡馬としての価値にも期待される。
これまでBCマイルは過去20頭もの欧州馬が勝利しているものの、日本のマイルG1は勝利経験がない。
その付加価値をつけるという意味でも日本🇯🇵のG1を制覇するというオプションをつけることは魅力的といえるだろう。

・日本馬が侮られてるから参戦したのでは⁉️

近年日本馬が海外の競馬に参戦することが増え続けてきているが、気になる成績は

・日本馬の海外成績(芝)
※グレードや距離問わず
2019年→8勝
2020年→2勝
2021年→6勝
2022年→7勝
昨年→4勝
今年→0勝(ただしダートは5勝)

コロナ禍真っ只中でまともに海外に行けなかった2020年ですら2勝していることを鑑みれば、これは非常事態といってよい。この成績からも、イクイノックスなど怪物引退後の日本のレベルが侮られていても不思議ではないといえる。由々しき事態である。
そもそも日本馬が最後に海外のマイルG1を制覇したのも2019年アドマイヤマーズ(香港マイル)まで遡る。そのため近年世界レベルのマイラーが日本🇯🇵で生まれていないのは事実としてある。つまり、今回のチャリンの参戦は非常に現実的な計画のうえで日本🇯🇵に襲来してきた可能性が高いといえそうだ。

・チャリンについて

イギリス🇬🇧やアイルランド🇮🇪で種牡馬リーディング1位のダークエンジェル(Dark Angel)産駒。日本では代表馬🐎としてマッドクールがおり、スピード豊富な血統である。
レーティングは122で今回のメンバーで堂々のトップに君臨している。その数値は世界ランキングでも8位タイの数字であり、同率8位にはオーギュストロダン、ブルーストッキング、ロマンチックウォリアーなどがおり、それだけでも充分強さは伝わるだろう🤔
詳しい評価はもちろんチャリンの項に掲載しているので、そちらをご参考に😂😂

アルナシーム　😵C😵

12番人気　49.9倍　藤岡佑介

[前走: 富士S6着]
4〜6番手好位からスムーズに加速できたが勝ち馬ジュンブロッサムと0.5秒差6着(コムストックロードと同着)→力負けの形。

前走でやや良化したとはいえ手前交換がぎこちないタイプ→得意の右回りに替わる点はプラス。

器用さを活かせる小回りコースがベスト→広くそれがほとんど問われない京都外回りでは割引きが必要。

ベストは1,800m→スピードが問われがちなマイル戦では大幅に割引きが必要なのでこの評価😴

ウインマーベル　😲B😲

8番人気　17.7倍　松山弘平

[前走: スプリンターズS5着]
終始内めを8番手からロスなく立ち回り、直線でもスムーズに加速できた→勝ち馬ルガルと0.2秒差5着も素直に評価できず。

[2走前: 京王杯SC制覇🏅]
東京コースらしく不向きなよーいドンの競馬(瞬発戦)→評価できる。

キャリア初のマイル戦だが折り合いの不安なし→無難に対応できそう。

器用さを活かせるコースがベスト→広くそれがほぼ問われない京都外回りでは割引き。

スプリント路線 < マイル路線でここで通用する根拠に欠ける。
前走スプリンターズSで「ピーク時の昨年の阪神C(制覇)と遜色ないデキ」とコメントありながら結果は5着→上積みにも期待しづらくこの評価🙄

エルトンバローズ　😲B😲

7番人気　16.9倍　西村淳也

[前走: 毎日王冠3着]
開幕週➕Sペースの内前有利な展開と馬場が2番手にいた同馬に向いた→勝ち馬シックスペンスと0.2秒差3着も素直に評価できず。
ただ斤量は1〜3着馬のなかで最も重かった(58kg)。

[2走前: 中京記念(小倉)3着]
差し有利の展開を早めに動く競馬➕最も重い斤量59と厳しい条件だったが勝ち馬アルナシームと0.1秒差3着→「勝ちに等しい」内容。

[3走前: 安田記念8着]
不向きな道悪。モタれる面があったことからも完調ではなかった可能性が高い→勝ち馬ロマンチックウォリアーと0.6秒差8着も評価を下げず。

持続力が武器の馬→持ち味を活かせる京都外回りはプラス。

馬場は綺麗なほうがいいタイプ→開催が進んで荒れた今の京都の馬場では若干割引き。

前走は馬場や展開が完全に向いた→オッズ妙味でにくいパターンでこの評価。

今週雨☔が降らずパンパンの良馬場なら評価を見直したい🤫

オオバンブルマイ　😵C😵

10番人気　27.1倍　武豊

[前走: スプリンターズS11着]
出遅れて最後方から。インでロスなく運び、直線でやや進路取りに苦労したとはいえ勝ち馬ルガルと0.6秒差11着は負けすぎ。

距離延長自体はこれまでの戦績からも問題ないが、昨年のNHKマイルC(3着)のメンバーの凄惨たる成績からして今回のメンバー相手に即通用する能力とはいえない。

豊富なパワーが武器の馬→馬場が渋れば評価を見直したいが、現状はこの評価😑

コムストックロード　😵C😵

17番人気　112.2倍　騎手未定

[前走: 富士S6着]
好位(4番手)からスムーズに加速できたが勝ち馬ジュンブロッサムと0.5秒差6着(アルナシームと同着)→素直に評価できず。

左回りのほうが得意→右回りの京都に替わる点もマイナス。

1,400がベストの馬→マイル戦もマイナスで、メンバーレベルが格段に上がるここではC評価🤮

ジュンブロッサム　😊A😊　🥺

5番人気　9.4倍　戸崎圭太

[前走: 富士S制覇🏅]
ソウルラッシュ(2着)、セリフォス(4着)らマイル界の主力級相手に勝利→マイルG1でも通用する能力を示した一戦といえる。

[2走前: 関屋記念3着]
超Sペースの内前有利な展開が出遅れて16番手にいた同馬に不向きながら脅威の上がり3F32.5の脚を使って勝ち馬トゥードジボンと0.3秒差3着→着差以上に評価できる。

高い瞬発力➕持続力が武器の馬で、現状良馬場でのマイル戦ではまったく底を見せていない→今回のメンバー相手でも充分通用する能力あり。

もともとは中京2,200の神戸新聞杯でのちに菊花賞や有馬記念で2着とするボルドグフーシュ(3着)と差のない4着とした馬→素質高い。

瞬発力の高さは現役馬のなかでも1,2を争うほどで、直近3前の内容からもそれはナミュールらにも匹敵しうる→持ち味を活かせる京都外回りはプラス。

稍重馬場の道悪になると条件戦ですら凡走しまったく結果がでていないように明らかに高速馬場向き→今の開催が進んだ京都の芝は歓迎とはいえなさそう。

また、京都では昨年に馬場改修して以降欧州血統の活躍が非常に目立つ。京都1,600においてももちろんこの傾向がでており、先週は同条件のレースが3戦行われたものの、馬券に絡んだ9頭中7頭がこの欧州血統を持っていた。さらに、今年10/20の京都・芝の新馬戦から欧州血統を父or母父に持っている馬が距離を問わず9連勝しており、影響力は絶大なものがある。

馬場改修後に行われた昨年のマイルCSにおいても同様の傾向がでており、1〜3着馬どころか1〜9着までは欧州血統を保持していた。もっとも、昨年はこれを満たしていない馬は僅か2頭しかいなかったとはいえ(10着エエヤン、11着ビーアストニッシド)、ジュンブロッサムは父ディープ系のワールドエース産駒✖️母父ヴァイスリージェント系(米国型ノーザンダンサー系)のクロフネとこれを満たしておらず、母エンプレスティアラ自体米国色の強めな配合。現在の京都競馬場では血統面で苦戦が想定されうる。

↓今年の父or母父に欧州血統を持たない馬🐎たち
・ウインマーベル
・オオバンブルマイ
・シックスペンス(回避)
・ジュンブロッサム
・ニホンピロキーフ

脚質は柔軟で先行・差し・追い込みとさまざまな競馬ができるタイプ。ただし鞍上が戸崎圭太の場合2戦してどちらも後方から追い込んで結果を残している。京都のマイル戦では[1-0-0-1]で、勝利した水無月S(3勝クラス)は5番手の先行策で勝利したものの、石清水S(3勝クラス)は後方10番手から追い込むも届かず5着敗戦。タフな重馬場が響いたとはいえ現在の開催が進み時計がでにくい京都の馬場ではやや不安。戸崎圭太の継続騎乗の予定で、おそらくコンビを組んだ2戦と同じく後方からの競馬になることが想定されるため、差し届かず敗戦ということも予想されうる。

前走富士Sからここを好走したのべ8頭はすべて過去に重賞を制覇していた実力馬だった。言い方を変えれば、「重賞実績があり富士Sを叩き台として使った馬🐎が好走する傾向にある」といえる。ジュンブロッサムは関屋記念で最も強い競馬をしたものの届かず3着。重賞実績はその実績のみで、マイルCSに参戦するには是が非でも富士Sで2着以内に好走し本賞金を獲得しなければならなかった立場であった。そのため前走の富士Sはバツグンのデキだったこともあり次走への反動がある可能性も否定できない。

よって素質やオッズ妙味込みで本来ならSにしていた可能性もある馬🐎ではあるものの、ぴえん🥺な人気馬となってしまう🥹

セリフォス　😊A😊

6番人気　10.0倍　川田将雅

[前走: 富士S4着]
かなりカカって折り合いを欠き体力を消耗する➕進路を切り替えるロスありながら勝ち馬ジュンブロッサムと0.4秒差、3着ロジリオンと0.1秒差4着→着順・着差以上に評価できる。

[2走前: 安田記念5着]
不得意な道悪での競馬➕後方15番手から大外を回るロスありながら勝ち馬ロマンチックウォリアーと0.4秒差5着→負けて強しの内容。
道中と直線で左にモタれ気味。

近走は多くのレースで馬場や展開が向かないなかで常に上位争い→能力は現在のレベルの高いマイル界でも最上位クラス。
どんなレース・馬場でも最後はいい脚を使える万能タイプ→今の開催が進んだ京都の馬場にも対応可能。

やや早熟傾向にある血統→5歳になり素質が落ちてきている可能性あり。

母父レッドゴッド系のLe Havre(ルアーヴル)の影響か近走は気性がどんどん悪くなってきており、折り合いに課題→現在のベストは1,400の可能性があると考えられるためこの評価🫣

ソウルラッシュ　✨S✨

3番人気　6.8倍　団野大成

[前走: 富士S2着]
同馬にはベストでない東京の高速馬場だったが勝ち馬ジュンブロッサムと0.1秒差2着→能力の高さを評価。

[2走前: 安田記念3着]
得意の道悪だったが時計は速い高速馬場。それが同馬には向かないなか勝ち馬ロマンチックウォリアーと0.1秒差3着→現在のマイル界でもトップレベルの能力を示したといえる。

昨年まで東京コースで4戦して[0-1-0-3]だったが、今年は不向きな東京の高速馬場で結果をだす→今がまさに充実期で、能力はやはりレベルの高いマイル界でも最上位クラス。

マイル重賞ではいちども馬券圏外がない好相性の京都に替わる点も大きなプラス。

本質的には時計・上がりがかかる馬場が得意→パンパンの良馬場時にはやや不安も開催が進んだ今の京都の馬場なら時計もかかりそうで条件が直近2戦より好転しうる。

当日雨予報で馬場が渋れば間違いなくさらに評価を上げるべき1頭といえる😲

タイムトゥヘヴン　😵C😵

16番人気　88.8倍　柴田善臣

[前走: 富士S15着]
同馬に不向きな東京の高速馬場だったとはいえ勝ち馬ジュンブロッサムと1秒差15着はさすがに負けすぎ。

位置取りが悪く展開待ちになりやすい。

直線急坂の中山がベスト→直線が平坦な京都では割引きが必要でC評価🤧

🇬🇧 チャリン　😊A😊

4番人気　9.3倍　R・ムーア

[前走: 海外G1🇬🇧クイーンエリザベス2世S制覇🏅]
※イギリス・アスコット競馬場・芝1,600m
今年のドバイターフでナミュールやドウデュースらに勝利したファクトゥールシュヴァル(2着)相手に2馬身差完勝→能力の高さを評価。
それも馬なりで圧勝していた。

[2走前: 海外G1🇫🇷ムーンランドロンシャン賞2着]
※フランス・パリロンシャン競馬場・芝1,600m
勝ち馬TRIBALIST(トリバリスト)が大逃げ。前残りの展開が離れた4,5番手にいた同馬に向かずながら約1 1/4馬身差まで追い詰める2着→負けて強しの内容。

マイルG1を3勝(それも今年だけで)しており、名実ともに現在のヨーロッパのマイル界ではNo. 1クラス。

前走で楽々撃破した2着馬のファクトゥールシュヴァルがナミュールに勝利(ドバイターフ)→能力の高さは今回のメンバーにも間違いなく割って入れるほど。

自国厩舎から約47時間の長距離輸送は初めてでそのダメージに懸念点あり。

G1の3勝すべてが直線競馬➕マイルの持ち時計1:33.98秒→例年1:32秒台で決着(例: 昨年ナミュールの勝ち時計→1:32.5)する日本の時計の速い決着に対応できない可能性も考えられるのでこの評価。

雨が降って馬場が渋ればやはり評価を見直すべき1頭と考えられる😉

ナミュール　✨S✨

2番人気　5.4倍　C・デムーロ

[前走: 安田記念2着]
スタートで寄られる不利あり後方からの競馬を強いられるが勝ち馬ロマンチックウォリアーと0.1秒差2着→能力の高さを評価。

[2走前:  ヴィクトリアマイル8着]
致命的な出遅れ➕直線でも前が詰まり伸びきれず→勝ち馬テンハッピーローズと0.5秒差8着も評価を下げず。
モタれる面がこれまでよりキツかったので海外帰りが響き、完調ではなかった可能性が高いともいえる。

抜群の瞬発力→昨年の富士S以降覚醒し、能力は現在のマイル界でも最上位クラス。
常に後方から外を回る不器用なタイプ→広い京都外回りコースは間違いなくプラス。

これまで5勝中4勝が2ヶ月以上の休み明け(例外: 昨年のマイルCS)→間隔空けての出走で、富士Sを使って参戦した昨年よりもコンディションアップに期待できる。

ハービンジャー産駒✖️母父SS系→京都開催時のここで3度馬券に絡んだペルシアンナイトと同じ配合で、好相性の配合。やや時計のかかる秋の京都の馬場が大得意で、京都G1でも今年の秋華賞馬チェルヴィニアを輩出。ディアドラ、モズカッチャンなども好走。
Northern Dancerの多重クロスを持っていること、中距離G1でも実績ある点もペルシアンナイトと共通。

昨年のマイルCS制覇して以降日本のマイル界でトップクラスに君臨するソウルラッシュ・セリフォスにいちども先着を許していないにもかかわらず、なぜか1番人気でない可能性が高い→妙味も加味してS評価🥰

ニホンピロキーフ　😲B😲

13番人気　70.0倍　田口貫太

[前走: カシオペアS(京都L)5着]
差し有利な展開が7番手にいた同馬に向いたが勝ち馬アルジーヌと0.4秒差5着→力負けで物足りない内容。

道悪での今年のマイラーズC(5走前)では今回も上位人気想定の勝ち馬ソウルラッシュと0.4秒差、2着セリフォスと0.1秒差3着→道悪でのマイル戦ならハイレベルなメンバーでも戦える能力あり。

折り合いに課題→前走の1,800からマイルへの距離短縮もプラス。

外枠に入るとカカる傾向あり→このメンバー相手に好走するには内枠➕馬場悪化がマストで必要になりそう。

上記の条件を満たせば評価を見直したいが、現状はB評価😎

バルサムノート　😵C😵

14番人気　82.4倍　北村友一

[前走: 富士S5着]
外からかなりカカって単騎で楽に逃げてなだれ込み→力負けの形。

マイルで好走するには気性面に課題。
その改善がマストで必要。

折り合いや気性的にも今は1,400がベストの可能性が高い→マイルでは割引きが必要でこの評価😷

フィアスプライド　😲B😲

11番人気　35.0倍　A・シュタルケ

[前走: 府中牝馬S4着]
差し有利な展開が5番手で先行した同馬に向かず、ややカカって体力を消耗する競馬ながら勝ち馬ブレイディヴェーグと0.4秒差、3着マスクトディーヴァと0.1秒差4着→能力の高さを評価。

[2走前: 安田記念7着]
やや外を回る距離ロスあったとはいえ3番手好位からスムーズに加速できた→勝ち馬ロマンチックウォリアーと0.5秒差7着もほぼ力負けの形。

[3走前: ヴィクトリアマイル2着]
Hペースで差し有利な展開が3番手にいた同馬に向かずながら勝ち馬テンハッピーローズと0.2秒差2着→着差以上に評価できる。
ただし有力馬のマスクトディーヴァ(3着)、ナミュール(8着)らは不利を受けていたので過信は禁物。

持続力・パワーが武器の馬→初めてとはいえ京都外回りもプラスになりうる　。
近走は安定してきたとはいえ折り合いに課題→距離短縮ローテもプラス。

折り合いに課題あるのでテン乗りは割引きが必要。

一線級の牡馬も相手となると能力面でやや見劣りするところがあるのでこの評価😂

ブレイディヴェーグ　😊A😊

1番人気　2.8倍　C・ルメール

[前走: 府中牝馬S制覇🏅]
約11ヶ月の故障明け➕トップハンデの斤量57を背負っていたとはいえ差し有利な展開が10番手にいた同馬に向いた→勝ち馬シンティレーションに0.2秒差つけて重賞2勝目も素直に評価できず。

[2走前: エリザベス女王杯(昨年)制覇🏅]
イン有利の馬場と展開が5番手で終始最内枠からインを追走した同馬に向いての勝利→2着ルージュエヴァイユに0.1秒差つけてG1初制覇も素直に評価できず。

稍重馬場だった昨年2月の未勝利を勝利した時点で過去の歴史的名馬たちと遜色ない時計・ラップを記録→能力・決め手はメンバーのなかでも最上位クラス。

晩成傾向の強めなロードカナロア産駒→昨年のエリザベス女王杯以上に成長している可能性あり。

2度も故障で半年以上の長期休養を経験→体質に不安あり。

直近3戦の重賞すべて展開や馬場に恵まれての好走→オッズ妙味薄い。

1,800の前走でもやや忙しそうだったのに初のマイル戦→距離が短い可能性も否定できないためこの評価😒

マテンロウスカイ　😲B😲

9番人気　22.2倍　横山典弘

[前走: 天皇賞・秋5着]
ハイレベルなメンバー相手に5着とはいえ内前有利な展開と馬場が向いた→勝ち馬ドウデュースと0.3秒差5着も素直に評価できず。

[2走前: 毎日王冠8着]
直線で完全に前が壁になりスムーズに追えない致命的な不利あり→勝ち馬シックスペンスと0.5秒差8着も度外視可能。

1,800や2,000では折り合いに不安→距離短縮ローテはプラス。

器用さを活かせる小回りコースがベスト→京都外回りはマイナスしこの評価😌

レイベリング　😵C😵

15番人気　83.5倍　津村明秀

[前走: 信濃S(新潟L)勝利🏅]
差し有利な展開が3番手で先行する厳しい競馬ながら勝利したとはいえ2着シュバルツカイザー、3着キタウイングをはじめ、リステッドとしてはなにが来てもおかしくないほどメンバーレベルが低い相手での勝利→素直に評価できず。
実際に5(13.5倍)→15(84.1倍)→13(61.2倍)番人気で決着し三連単は¥2,845,410(3,138番人気)の大波乱決着となった。

折り合いに課題→ベストは1,400で距離延長ローテもマイナス。

メンバーレベルが格段に上がる今回はC評価🥱

🎯　まとめ　🎯

✨   S評価　✨
ソウルラッシュ
ナミュール

😊　A評価　😊
🥺 ジュンブロッサム
セリフォス
チャリン
ブレイディヴェーグ

😲　B評価　😲
ウインマーベル
エルトンバローズ
ニホンピロキーフ
フィアスプライド
マテンロウスカイ

😵　C評価　😵
アルナシーム
オオバンブルマイ
コムストックロード
タイムトゥヘヴン
バルサムノート
レイベリング

🐎　おわりに　🐎

最後までこの🍁 G1 マイルチャンピオンシップ 全頭診断 🍁 を読んでいただき、誠にありがとうございます😊

昨年は急遽乗り替わりとなっても初志貫徹でナミュールに◎をうち、思いもよらぬ高配当を手に入れることができた思い入れのあるレースです😊
もういちどナミュールを単勝17.3倍で買わせてくれないかな〜😂
もうあれから1年かぁ早いなぁ😢
あのときの鞍上は今年4月に落馬で亡くなった藤岡康太騎手😭
ご冥福をお祈りします🙏

今年のマイルCSもナミュールやソウルラッシュなど、タレントがごってり参戦☺️
とくに今年はイギリス🇬🇧からの刺客が襲来し、いてもたってもいられなくなりました😂
今回の全頭診断はそのために全頭の評価のまえに特設のページもつくってあり、今まで以上にとんでもないボリュームになってしまいましたが、参考にしていただければ嬉しいなヴィルシーナ😘💕

毎度のことながら話は大きく脱線してしまいましたが、この全頭診断はあくまで枠順確定前の全頭診断となっております。先週のエリザベス女王杯の週は外差しがとてつもなく決まっており、今年はBコースを継続使用したレースとなっております。そのため外枠をひいた差し馬が思わぬ好走をすることも考えられます。もちろん枠順確定後は見解が替わる可能性🉑もありますのでご了承ください🙇‍♀️
また、あくまでパンパンの良馬場想定で診断しました。中には道悪が苦手・道悪なら真骨頂を発揮できるといったタイプも存在します。馬場が渋った際の評価の上げ下げは個人の判断にお任せします🙇
追い切りも考慮に入れてない全頭診断となっております(最終追い前に診断したので考慮不可)。どんなに強い馬🐎でも、本調子でないときに出走すれば簡単に負けてしまうことも全然珍しくないのが競馬の醍醐味のひとつともいえますので、追い切りの見方を熟知されている方は、その内容の良し悪しで評価のアレンジをすることをオススメします。実際に私も全馬1週前・最終追いをきちんと確認👀してから予想の印☑️を決めております😉

最後になりますが、この全頭診断(➕コラム)が少しでも「参考になった・ためになったよ」って方は、ぜひこの記事に「いいね👍」をお願いします🙇‍♀️🙇🙇‍♂️

皆様の馬券🎫が無事的中🎯できるよう、心から祈りを込めてこの全頭診断の〆とさせていただきます🙏

皆様の馬券に幸運を🤞✨
Good Luck💕