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今選ぶべきWindows PCは中古じゃないよって話
どうも、こんにちは、Leonhard_Mageです。
ゲーム業界の端っこで主にゲームデザインしてる人です、よろしくお願いします。
はじめに
多くの人にとって、今は中古を選ぶ意味がない時期に来てます。
多くの人の範囲は本当に多くの人で、非対象になるのはゲーマーと1万円くらいでタブレットを大量に欲しい人くらいです。
今年リリースされた端末を見ると、大体中古品や型落ち品を買うより今年リリースされたものを買った方がはるかにお得になってます、クソッタレなAndroid市場よりPC市場の今の流れの方が健全!ってくらい、新品で安い端末が使い物になる、そんな時代です。
何がそうさせているのか?
Intelの13世代とAMDのZEN4、つまり今年に入って市場に出てきたPCに搭載されているチップですね、これらは急激に性能が上がってます。
特に低消費電力なところでの廉価とも言える、これまでで言うとCeleronとかAtomとか、その辺が担っていた辺りのファンレスPCや薄型ノート系に載せるチップの性能が爆上がり中。
そしてこれはCPUだけでなく、iGPU(内蔵GPU)の分野がすげー良くなってて、今年はその性能がついにこれまでの常識を覆すには十分なところまできた感じです。
もう2年前くらいから兆候はあって、去年で結構凄いなって感じだったのが今年は更によくなってて、統合グラフィックスでも重いゲームができる段階まできた感じです。
この辺、IntelとAMDでちょっと傾向が異なるものの、ファンレスからハイエンドまでバランス良くて、ファンレスでも強いのがIntel、iGPUが突然強力になりミドルからハイエンドのGPUが伸びたのがAMD、そんな感じです。
ちなみに、この辺のチップ性能の変遷、Intel第10世代辺りからと同年のAMDのチップの評価を掘ると面白い結果が出てきます。
GPUを底上げしていくIntelとCPUを改善するのが先だったAMDみたいな流れが見えてきます。
で、本題。
今回特にフォーカスしたいのがIntelのN100。
Intel1360PやRyzen 9 7940HSも熱いというか自分としてはもろにこっちが購入検討すべきものなんですが、今回の本題で取り扱いたいのはこの辺ではなく、超廉価版のN100の方。
安いプロセッサーなんですが、数年前のCoreiー3と同等のCPU性能を持っていて、思ったよりはちゃんと動きます、特に昔のCeleron入ったPCをイメージしてると速い!とすら感じるでしょう。
iGPUはちょっとどころではなく貧弱ですが、6年前のノートPCの性能なので、Officeくらいなら困らないです。
で、言いたいのはこの『Officeくらいなら困らない』の点です。
これまでだと安いPC買ってもOfficeすらまともに動かず、金払ってゴミを買うみたいなもんだったんですが、この思いの外CPU性能が高いN100のおかげで数万で買えるPCがちゃんと『Officeが使えるならいい』という、この技術者や仕事してる人からするとふざけてる注文に、ようやくならこれで良かろうってレベルの格安PCが出てきたわけです。
「ゲームとか動画編集はできなくていい、Officeが最低限動けばいい!」この呪われた言葉にCPUパワーだけで応えられる、そんな格安PCが出てきたのですよ。
いいから後悔しないためにミドルクラスのPCを買えって時代から、本当に『Office程度ならこの数万のPCでいい』と言える時代になったわけです。
まとめ
・格安PCでもOfficeもまともに動く時代に来てるよ
・ミドルクラスのPCは10万切りでも性能高いし省電力もあるよ
・尖った理由がない限り、今年のPCを買う方がレストア品よりお得だよ
おまけ
ローエンドの性能がここまでよくなると、つまりはノートPCのミドルクラスからハイエンドも良くなるわけでして、先ほど出していた型番のPCと数年前のデスクトップPCを比べると、結構張り合えるところまできたんだなと言うのを感じられると思います。
これ、Appleユーザーが3年前にM1のMacBook Airで体験したことそのままなんですよ。
3年前ですよ、Intelが第11世代出したかどうかくらいの頃、ファンレスPCが当時のハイエンドノートのCPUとハイエンドの半分程度の実力のGPUを搭載して登場したんだから、そりゃみんな椅子から転げ落ちたわけです。
今だとそれに近いバランスのものがIntelの1355Uですね。
同じファンレスPCに搭載できるチップで長短合わせてM1と大体同じくらい、といってもいいレベルです。
で、ここまで来ると動画編集とかゲームとかも『最低限』できるものになってます。
3年前はこれがIntelもAMDもできなかったわけですよ、時代の変化が凄い。