芸人さんについて
お笑い芸人を尊敬している。大学生くらいまでは「こんなたくさんの人を笑わせられる人ってなんかカッコいい」くらいの感覚だったけど、彼らと同じ社会に出て評価される立場になってから、なんて誇り高く尊い人たちなのだろうと思うようになった。
一般的な社会人だと、社会に必要とされている役割だったり役職が決まっていて、そこに向けて努力をすれば良いというという、頑張る方向性がある程度規定されている。一方で芸人さんは自分が輝けそうなポジションを探しつつ、それが他の人と被らないか、個としての面白さをどのようにアピールするかを追求し続けなければいけない。普通の仕事より不確定な要素が多く、常にハンデを背負っている職業だと思う。
他に普通の仕事と大きく違うところといえば、仕事とプライベートが不可分なことかもしれない。どちらかがダメならどちらかを充実させようみたいなバランスを取るのが難しく、常に仕事と一蓮托生。片方がダメならもう片方もダメになるというリスクを取った生き方にカッコよさを感じる。
辛い時、落ち込んだ時、芸人さんのライブ配信を観る。YouTubeを観る。ブログを読む。彼らの面白さに救われ、生き様から自らを省み、自分も頑張ろうと思うことがこれまで何度もあった。
ファンとしていつも見ている姿はいつもふざけていてひょうきんで楽しそうだけど、彼らだって辛い時も落ち込む時も、人間なんだからきっとある。そんな自分の境遇を差し置いてでも、人を楽しませようと笑わせようとする芸人さんはやっぱりカッコよくて、尊敬してやまない。
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