東京拘置所に勾留されたときの話 8
勾留期限の翌日、弁護士と面会。
とりあえず、早く保釈可能なように動いて
欲しいのと、何かおまかせするので小説の
差し入れをお願いした。
あと、大好きな人との約束があったのだけど、
いつ出れるかも分からないので、約束が守れそうにない旨の手紙を弁護士さんから出してもらう
ように頼んだ。
この日も、取調べがなく、ほんとにやることが
ないので、日記書いたり、ラジオを聞いて過ごした。
マンボウやしろが本部長役のスカイロケットカンパニーってラジオが毎週かかってて、印象に残ってる。
その翌日からは3連休、週明けの弁護士からの一報が待ち遠しい。
この日はほんとに暖かくて快晴で、スライドの空気口を開けて、外の匂いを何回もかいで、あるはずもない金木犀の香りを探してた。
閉ざされた部屋のなかでも、光と風が届けてくれる秋の気配に、遠い昔の色んな出来事ごとを振り返ってセンチメンタルになって、あの頃の学園祭に行きたいなぁーとしみじみ思った。
ちょうど、2ヶ月前に大学時代からの親友が肺がんで亡くなっていたこともあったので…
三連休中日の土曜日。
7時に朝食済まして、昼食済まして
今日も検察からの取調べなし。
それで、夕食。
ほんまに、孤独
土曜の夜は、田中みな美のラジオが救い。
次の日も日曜、早く月曜日が来て欲しい思いで
いっぱいでした。
いいなと思ったら応援しよう!
チップでの応援ありがとうございます!