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本日先行発売開始!『公益事業経営論(上)』

本日、KDPより『公益事業経営論(上)』を先行発売開始しました。

本書は、公益事業を経営学的な観点から考察した公益事業の入門書です。本書では、公益事業がどのような仕組みによって営まれ、今後も永続的に公益事業のサービスを提供するために、いかなる課題があるのかを理解することで、持続可能な公益事業を創るための理論と実際を体得することができます。

本シリーズは、上巻(理論編)・中巻(各論1)・下巻(各論2)の3巻構成としました(中巻と下巻は、2023年度中に発刊予定)。本書は、経営学の視点で、初学者が公益事業について無理なく理解できるよう、図解と数値例を加え、さらに令和時代の新たなトピックを追加して仕上げたものです。

公益事業について学ぶには、「ミクロ経済学の予備知識が必要」と身構えている方もいらっしゃるかもしれませんが、本書では予備知識ゼロから公益事業について丁寧に解説していますので、安心して学修していただけます。

本書が21世紀における公益事業の新たな展開に関心を持つすべての方々のお役に立てるよう願っております。

【目次】
はじめに
第1章 公益事業総論
1 日常生活を支える公益事業
2 公益事業とは
(1)規模の経済性=自然独占
(2)非競争活動と競争活動
(3)社会的に十分供給されることの必要性
(4)サービスの必需性
(5)サービスの在庫不可能性と即時性
(6)ネットワーク産業としての特性
3 公企業と公益事業
(1)公企業の概念
(2)公益事業の範囲
(3)日本の公企業の歴史
第2章 公共料金の理論
1 公益事業における料金規制
(1)料金規制とは
(2)料金規制の目的
(2)公的規制の種類
(3)料金規制の根拠
(3-1)自然独占性
(3-2)財・サービスの公共性
(4)料金理論の類型
(4-1)料金水準論と料金体系論
(4-2)限界費用料金形成
(4-3)平均費用料金形成
(4-4)公正報酬率規制と総括原価方式
(4-5)アバーチ・ジョンソン(AJ)効果
(4-6)日本の鉄道事業における総括原価方式
(5)料金体系論と二部料金制
(5-1)料金体系と費用配賦
(5-2)定額料金制・均―従量料金制と二部料金制
(6)ピーク・ロード・プライシング
(7)レベニューマネジメント
(8)日本の公共料金
(9)公共料金の決定プロセス
(10)競争下の料金制度
(10-1)ユニバーサル・サービス
(10-2)プライス・スクイーズ
2 公共料金の制度改革
(1)制度改革の背景
(2)事業者の効率化努力を促す料金規制
(3)21世紀における公益事業の料金制度のゆくえ―シェアリングエコノミーとの関連を見据えて


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