ポケカ交流会に初参加したら感動的に面白かった
ポケモンカードを遊びはじめて早数ヶ月。
子どもたちにティーチングしたり、学童にデッキを寄付したり、布教用のデッキを用意してすぐに遊べる環境を用意したりとその楽しさを伝えるべく細々と生きてきましたが、肝心の大会などはまだ未経験な私。
行ってみたい。
だけど緊張するし、ガチ勢ばかりの中でボコボコにされて心折られたらどうしよう。
よくある理由で二の足を踏んでは先延ばしにしていました。
ですがこのままでは勿体無い!モチベーションをあげるにはやはり人と対戦してこそだ!!
ようやくあげた重い腰が地に付かないうちにと思っていますと、こんな素敵なイベントを見つけてしまいました。
「大会」だと身構えてしまいますが、交流会なら気楽に遊べるのではないかしら?
そんな気持ちで行ってみることに。
奇しくも同日には横浜で大きな大会が開かれているので、ある意味私にとってのチャンピオンズリーグがここにあるのです。
私と、経験者の2人+昔少しやっていたけど今は全然ルールがわからない1人の高校生たちと共に出かけていきました。
結果、驚くほど充実して楽しい時間を過ごせてしまいました。
めちゃくちゃに感激しましたので、その喜びをここに記させていただきます。
受け付けでまず感心
会場に着いたら受け付けを済ませます。
小さい紙に名前と好きなポケモンを書いてネームプレートとして首からぶら下げるのですが、この時に経験の有無でプレートの色を分けるシステムが採用されておりました。
大まかに「初級者」「中級者」「上級者」の3タイプに分かれています。
大会にもバリバリ出ていてコアに遊んでいる方は「上級者」
ルールは概ね理解していて自分でデッキも組んだり身内となら遊んでいる方は「中級者」
ルールが曖昧or全くわからない、今までやったことがない方は「初級者」
という具合です。
こうすることで同じ経験値の人同士がわかりやすく似たような実力差で戦いやすくなりますし、初心者の方への配慮も行えます。はじめての戦いで意気揚々とベテランに挑んで有無を言わさずボコボコにされてショックを受ける…なんてことも少なくなるのです。
ポケモンカードは本当に幅広い年齢層のプレイヤーがいるので、見た目では実力がいまいち分かりません。大人でもルーキー、小学生でも百戦錬磨、なんてザラです。
お互いの実力が大まかに見えていれば、相手に合わせてデッキや戦い方を変えたりティーチングをしたりなんてさりげない心くばりもできます。
このシステムのおかげで連れてきた初心者の子は同じ初心者の方とマッチングし、ゆっくりとしたペースでルールを確認しながら安心して遊ぶことができておりました。
対戦中、スタッフの方や他の経験者の方が側に来て見守ってくれることも多々ありました。プレートの色で経験度がすぐにわかるからこそ、周りも「何か困ったことはないかな?」「楽しめているかな?」と自然なフォローが入れやすくなっているのでしょう。
無理なく、押し付けがましくなくやりとりが自然とできてしまいます。このシステムの良さが遺憾なく発揮されていると感じました。
私も最初は初心者の子についてその戦いを見守っていたのですが、いつの間にか相手とやりとりしながらしっかり自分でゲームを進めていましたね。
こういうのは交流会ではよくあるやり方なのでしょうか?考えた人、天才ではないでしょうか??
手ぶらでも大丈夫な至れり尽くせりぶり!
会場には紙製のプレイマットとダメカンが各テーブルごとに用意されていましたが、それだけではなくデッキそのものも完備されておりました。パッとみた感じ20個近くにはあったんじゃないかと思います。(間違っていたらすみません)
これはポケモンカードをやりたくてふらっと来てみたけど、自分のデッキを持っていない人がすぐに遊べる喜びだけでなく、経験者同士の戦いでも嬉しいものです。
特に私みたいな初心者に毛が生えた程度の人間は自分でデッキを組んでみてはいるものの、カードプール的な意味でも構築力の意味でもまたまだ貧弱そのものです。上級者の方と戦えば、あっという間になすすべもなく倒されてしまうことでしょう。
そんな時に貸し出し用のデッキがあれば、少なくともデッキパワー的には互角の状態で戦うことができます。
また、自分が持っているカードとは違う戦略も味わうことができるので、新鮮な気持ちで遊び続けられるんですよね。
ちなみに貸し出しデッキの中身は全て確認したわけではありませんが、どうやらスタートデッキ100を再現したものらしいです。であれば、初心者でも引き次第では十分に勝機も見えてくるはずです。
経験の差がある同士でも遠慮せずに遊び続けられる工夫がなされている…これがホスピタリティなのかもしれません。
たぎる血潮をそのままに!充実の開場販売!
交流会という名目もあって、ガチ勢の方から親子連れの方まで色んな方々がお越しになっていました。
そんな中、会場にはストレージやシングルカード、オリパの販売も充実した品揃えで用意されておりました。
ポケモンカードの醍醐味の半分はデッキ構築の面白さ。組んで、戦って、改善点を探してまた組み直す。
その繰り返しが最高に面白いのはTCGに造詣の深い方ならば理解していただけるのではないでしょうか。
交流会の会場で、こうした販売をされていらっしゃるのは大変ありがたい限りです。在庫があれば、対戦して「あのカードがあったらいいな」と思い立ったらすぐに欲しいカードを手に入れてデッキを調整できますからね。
しかもかなりお買い得な値段ばかりで驚きました。限られたお小遣いでやりくりしている子ども達からしてみれば、なんというユートピアに見えたことでしょう。
ついでに私の目も輝きまくっていましたが、少しでも多くの方に喜びを享受してもらいたく、かなり自重して少しだけ買わせていただきました。
さらに凄いのは、デッキそのものも販売していること。しかも既製品ではなく、オリジナルのデッキです。
初心者の方にでも扱いやすいように考え抜かれて構築された60枚が、スリーブとケース付きでなんと1,500円程度で販売されているではありませんか!!
手ぶらでやってきて、遊んでみたら面白くて「よし!自分でも本格的にやってみたい!」と思った方にとってはなんと幸せなことか。まさに沼からの手招き、といったところでしょうか。
事実、私のデッキを借りて遊んでいた初心者の子もすっかりハマってしまい、そのあまりの熱量に思わずデッキを買ってまるまるプレゼントしてしまいましたからね。
ムゲンダイナデッキが2,000円です。他のデッキも含め、内容からすると激安もいいところです。
はじめて手にした自分のデッキがこんないいもので、正直羨ましいなぁと思うくらいでした。
広めたいし広げたい場所
そんなこんなですっかり楽しい時間を過ごして幸せな気分で帰ることができました。
諸事情により最後までいることはできませんでしたが、それでも約2時間。あっという間でした。
経験者と初心者、それぞれがそれぞれのペースで最後まで楽しめましたし、何より色々な人と対戦して交流する素晴らしさを知ることができました。
こういう会にはじめて参加した方が口を揃えていうことかもしれませんが、ほんとに「もっと早く参加すればよかった」です。
多くの方がずーっと笑顔で楽しそうでしたし、雰囲気も柔らかくて、居心地が良くて、緊張なんて皆無でした。
スタッフの方も丁寧かつフレンドリー。参加者同士で初心者の質問に答えてあげるなどのサポートも率先して行われており、皆がこの場所を楽しむ姿勢に溢れているように感じました。
このような回を主催、運営してくださった読谷酒場美海さんとスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。
そして大変ありがとうございました。
私も常々ポケモンカードは一つの遊びとして、コミュニケーションツールとして大変良いものだと思っていましたが、今回のことでそれは揺るぎないものとなりました。
いやいや、本当にポケカっていいものですね。
こういう場があること。
こういう場を作ってくださる方々がいること。
こういう場を大切にして盛り上げている方々がいること。
もっともっと伝わり広まって欲しいので、私もますます楽しみ合おうと思いました。
で、こんな豊かな時間を過ごせた感謝も込めて、オリパを2口購入したらこれらが当たりました。嬉しすぎます。
ただちっとも還元できていない気がするので、次回もまた参加させていただきますね。
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