涙の日。そしてそれは突然終わる。
リハビリ病院の時の話が続きます。
急性期から転院して2か月半が経ったくらいから
やたら泣くようになった。
泣くレベルもかなり激しいもので、
おいおい泣くとかわんわん泣くというレベル。
しかも、リハビリを拒否するというおまけまでついてきた。
病室に籠城。でもごはんは食べるという。
(ごはん食べる、というのは安心材料だったが。)
仕事が終わって車で面会に向かっている途中も電話が鳴り
「会いたいよ。。。早く来て」
と言う。
向かってるからね、と伝えても「(泣きながら)早く!早く!」と言う。
どないせえっちゅうねん!と思いつつも
大丈夫だからね~と極力優しく言いながら向かう。
そんな日々。
退院したら一緒に暮らすんだよねえ~?
毎日こんなに泣くのか?そしてその度に私は大丈夫だからね~と言えるのか?
私も泣きたい!とか思いつつも日々を過ごす。
とある日なんかは面会に向かう廊下で
「ひっ!。。。ひっ!。。。」
って聞こえてきて、その声が笑ってるように聞こえたから
「笑ってますよ」
って言われて部屋に入ったら大泣きしてた。
その時期は怒っている日もあって、あまりにも出口の見えない感覚。
この人はどうなるんだろう、と思ってた。
どうしたもんか。
スタッフさんと相談してふと思いついたのが、髪の毛を切る、だった。
開頭手術をして、左側が短くなってるけれど右側はロン毛。
アシメ状態だったけどさすがに限界アシメで切ることにした。
すっきりしたねー!
似合うねー!
といろんな人に言ってもらって、スマホで自撮りもし、大満足。
そしたらいつの間にか涙の日は終わっていた。
毎日必死に面会に行ってたので何月何日に終わった!という感じでは気づかなかったけど、ある日「あれ?そういや最近泣いてないよね?」という状況だった。
そういう涙の時期はあるのだそう。
それもいつかは終わる。その時は永遠にこのまま泣くんじゃないか、と思うけれど、ある日突然終了した。
自分の中で整理がつくのかなんなのかわからないけれど。
そして今の本人談は
「かなしくて仕方なかったんだよね。ずっと泣いてたよね?」
不思議な時期。
でもそれがあるのとないのとでは違うんです、とリハビリ病院のスタッフさん談。