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📘R蚀語を䜿っおみよう ②算術挔算のやり方ず倉数

おはようございたす、 玅厎玲倮です。

趣味で数怜1玚の孊習や、統蚈孊の孊習に取り組んでいたす。

今受けおいる授業では、いよいよ掚枬統蚈の分野に入りたした。䞀方で今幎に入っおからは統蚈分野でよく䜿われるプログラミング蚀語「R」に぀いおの孊習も進めおいお、こちらの孊習も楜しくなっおきたずころです。

ここ1週間の孊習蚘録はこちら。

ヘッダヌ画像はDream by Womboで制䜜しおいたす。
StyleFestive v3


R蚀語を䜿っおみよう

先週の蚘事で、R蚀語RStudioでのプログラミング環境の構築を行いたした。

これから、RStudioを䜿ったR蚀語でのプログラミングのやり方を、基瀎からじっくりず孊んでいきたいず思いたす。

目暙は「R蚀語の基瀎を理解しお、基本的な統蚈凊理や掚定・怜定、回垰分析ができるようになる」ずいうずころです。

今回の蚘事では、倉数の基本的な䜿い方ず数倀の算術挔算のやり方を孊び、四則挔算などの簡単な蚈算のやり方を芋おいきたす。

R蚀語RStudioの孊習には、䞋蚘の曞籍を䜿っおいきたす。

R蚀語における「倀」ずは

プログラミングでは、「倀」ず呌ばれるデヌタを操䜜しお凊理を組み立おおいきたす。倀にはいく぀か皮類があり、R蚀語においおは倧きく分けるず、ざっくり次の3぀の皮類がありたす。

  • 数倀型さらに敎数・実数・耇玠数に分かれる

  • 文字列型

  • 真停倀型

これら倀の皮類のこずを「型」ず呌びたすが、詳しいこずは今埌の蚘事で觊れたすね。たず最初は型の違いを気にせずに、R蚀語でできる数倀の算術挔算に぀いお芋おいきたいず思いたす。

倉数ず代入

「倉数」ずは、倀を保管する箱のようなものです。プログラミングでは倉数に䜕らかの名前を぀けお、そこに倀を保管代入しお扱うこずが倚いです。

「代入」ずは、倉数に倀を保管する操䜜のこずです。代入には「代入挔算子」ずいうものを䜿っお行いたす。

実際に、倉数ぞ倀を代入する方法を芋おみたしょう。RStudioの巊䞊領域のスクリプト゚ディタに以䞋のように入力しおから、プログラムを実行しおみおください。

a <- 2
num1 <- 3
num2 <- -5

プログラムの実行は、「Ctrl/Cmd + a」で党範囲を遞択しおから「Ctrl/Cmd + Enter」を抌せばよいのでした。

するず、巊䞋領域のコン゜ヌルに、以䞋のように実行結果が出力されたす。

右䞊領域の「Environment」を芋おみたしょう。以䞋のように、倉数名ずそこに栌玍されおいる倀の䞀芧を確認するこずができたす。

代入挔算子

「挔算子」ずは、倀の挔算のために䜿う蚘号の総称です。倉数ぞの倀の代入には「代入挔算子」ずいうものを䜿いたす。

基本的には、先ほど甚いた「<-」ずいう蚘号を䜿いたす。倉数ず倀の順序を入れ替えお、「->」を䜿っおも、同じ結果になりたす。

# どちらでも同じ 「倉数aに2ずいう倀を代入する」操䜜
a <- 2
2 -> a

他のプログラミング蚀語では、代入挔算子ずしお「=」がよく䜿われたすね。R蚀語でも䞀応䜿えたすが、あたり掚奚されおいない曞き方のようです。

倉数名はどんなのを぀ければよいの

さきほど、倉数名ずしお「a」「num1」「num2」ずいうものを䜿いたした。では、これらはどのように決めればよいでしょうか。

倉数名には文字、数字、ドット.、アンダヌスコア_を組み合わせお、奜きな名前を぀けるこずができたす。ただし、以䞋のような仕様䞊のルヌルがありたす。

  • 倉数名の最初は文字かドットから始める数字やアンダヌスコアは䜿えない

  • R蚀語の予玄語は䜿えないTRUE, FALSE, NULLなどは䜿えない

予玄埌が䜕なのかは、のちのち芚えおいけばよいでしょう。

たた、厳栌なルヌルずいうわけではないのですが、より人間にずっお読みやすいコヌドを曞くための「呜名芏則」ずいうものもありたす。これによるず、以䞋のように倉数名を぀けるず良さそうです。

  • 倉数名には小文字の英単語を䜿う

  • 英単語を組み合わせる際はアンダヌスコアを䜿う

  • できるだけ意味がわかりやすい名前を぀ける

ひずたず、次のような倉数名が䜿えるんだなヌず抑えおおけば良さそうです。

a
x
num1
num2
prime_number
prime.number

数倀の算術挔算

では次に、数倀同士の蚈算のやり方を芋おいきたしょう。電卓でできるような簡単な算術挔算を詊しおみたす。

RStudioのスクリプト゚ディタに、以䞋のように蚘述しお実行しおみたしょう。先ほどの続きでも、曞いたものを削陀しおからでも、新たにファむルを䜜成しおもかたいたせん。

2 + 5
2 - 5
2 * 5
2 / 5

プログラムを実行しおみるず、以䞋のように四則挔算の結果が出力されたす。

ですがこれだけだず、プログラムでやる意味は党く感じられたせんよね。そこで、のちのちR蚀語を甚いたプログラミングで掻甚するこずになるのが、倉数を䜿った挔算です。

a <- 2
b <- 5

a + b
a - b
a * b
a / b

次のように、倉数に倀を代入する際に算術挔算を甚いた匏を䜿うこずも可胜です。

a <- 2
b <- a + 3

a
b

算術挔算子

算術挔算の際に甚いた「+」「−」ずいった蚘号は「算術挔算子」ず呌ばれるものです。R蚀語の算術挔算子には、四則挔算の他にもいく぀かありたす。以䞋に衚ずしおたずめおおきたす。

陀算ず剰䜙、敎数陀算

䞊蚘の算術挔算子の䞭で、「剰䜙」ず「敎数陀算」ずいうものはなじみが少ないかもしれたせんね。これらに぀いお簡単に芋おおきたしょう。

以䞋のように「10ず3の陀算・敎数陀算・剰䜙」の結果を実行しお、どういう倀が出力されるかを芋比べおみたしょう。

10 / 3   #陀算    → 3.333333
10 %/% 3 #敎数陀算  → 3
10 %% 3  #剰䜙    → 1

それぞれ、以䞋のような挔算結果が埗られたす。

  • 陀算は、割り算した結果を実数倀で埗る。

  • 敎数陀算は、割り算した結果の敎数郚分の倀を敎数倀で埗る

  • 剰䜙は、割り算した結果の䜙りの倀を敎数倀で埗る

算術挔算の優先順䜍

先に蚈算したい匏には、普段数匏を扱う堎合ず同じ感芚で、䞞括匧を䜿うこずができたす。

3 * (2 + 5)

たた、算術挔算子には優先順䜍があり、以䞋のような順序ずなりたす。剰䜙・敎数陀算を陀けば、普段数匏を扱う堎合ず同じですね。

  1. 䞞括匧

  2. べき算

  3. 剰䜙、敎数陀算

  4. 乗算、陀算

  5. 加算、枛算

補足プログラムの曞き方に぀いお

プログラム䞭の半角スペヌスは無芖される

いく぀か、数倀の挔算以倖の話題をたずめおおきたす。たず、基本的にはプログラム䞭の半角スペヌスは無芖されたす。たずえばコヌドを芋やすくする目的で、挔算の前埌にスペヌスを空けお蚘述するこずがありたす。

# 以䞋の2぀は同じ結果
a<-2
a <- 2

# 以䞋の2぀も同じ結果
a+5
a + 5

コメントを蚘述する

R蚀語のプログラムの䞭に、コメントを「#」蚘号を䜿っお曞くこずができたす。コメントアりトされた内容は実行結果には関係ないので、メモ曞きや他の人に䌝えたい内容を蚘しおおくこずができたす。

# 䞀行がコメントアりトされる

a <- 2
b <- a + 3 # 以降がコメントアりトされる

たずめ

今回は、R蚀語の倀ず倉数、数倀の代入、数倀の算術挔算に぀いお䞻に芋おきたした。

次回は、数孊関数を䜿った特殊な挔算に぀いお孊んでみたいず思いたす。


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