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土星はやはり厳しい…

こんにちは!
星よみ日記のNaoです。

今日は個人的な小話を。

土星って厳しい星だなと改めて感じる今日この頃です。

土星は『試練』『制限』『現実』『責任』『時間』などを表す天体で、あんまり好かれない星です。
でも、実はこの土星はこの現実世界で生きて行くためにとても重要な星で、無視はできないようになってます。
特に、この土星の重さを感じやすいのは、アングルにトランジットの土星がやってきたとき。(1ハウス、4ハウス、7ハウス、10ハウス)
自分自身、家族のこと、パートナーや対人関係のこと、仕事のことに土星の焦点が当たると、土星の重さをものすごく実感しやすいです。

私の話になりますが、今私のホロスコープの4ハウス(家庭や家族、自分の内側)を表すところに、トランジットの土星が通過しています。
トランジットの土星は、まだまだ私の4ハウスの半分も進んでおらず、完全に4ハウスを抜けてくれるのは2026年3月頃になります。
まさに星の通りで、私は現在『家族の問題』と向き合う状況になっています。
お正月に心臓の弁の問題で救急搬送された祖父が来週あたりに退院し、そのまま一時的に我が家で過ごすことになりました。
祖父本人はまた一人暮らしに戻るつもりでいるようですが、状況的に厳しいだろうと思っています。
なので、母と私で祖父の介護が始まります。

祖父は水瓶座生まれで、もうすぐ90歳になるのですが、痴呆なども一切なく、ちゃんと会話ができますので、そこはとても安心しています。
家もにぎやかになるでしょう。
ただ、そのまま来てもらってうちに寝泊まりしてもらうという感じではなく、介護申請して介護ベッドを入れたりするのはもちろん、夜間のトイレの介護なども発生すると思うので、考えなくてはいけないことが沢山あります。
そして、母だけに任せるのはダメだと思うので、一番若い私も動かなくては…と思っています。そう思えば思うほど、ふぅーっと息が漏れる…
やはり土星の『責任』というものをすごく感じますね。
母からは、家のことを重荷に思う必要はないと言ってくれていますが、そうはいかないんですよね…長女で生まれた宿命ですから。
弟は近くに住んでいませんし、若い私が動くのが当然かなと。私はちょうど仕事もやめたばかりですし。

ちなみにトランジットの土星がIC(4ハウス)に重なったときに、私は実家に戻っていました。(笑)
私自身は星の動きを意識して行動していないのに、結果、なぜか星の指し示す通りの動きをしてて、自分でも笑えます。
きっと土星が4ハウスを抜ける来年の春頃まではなんだかんだで実家にいると思います。でも、恐らくこの期間は自分の基盤を整えるために大事な期間となるはず。4ハウスは『自分の基盤』も表すので。

ちなみに1ハウス(自分自身を表すハウス)を土星が通過した時は2014年10月頃。2014年5月に父が亡くなり、自分の価値観や生き方がガラっと変わった期間でした。
この期間は、20代までの甘々な自分を捨てざるを得なかったという感じでしょうか。
私はアセンダントも土星も蠍座。
20代後半で誰しもやってくるサターンリターンが終わった後、すぐに1ハウスの土星通過でしたので、本当に出口のないトンネルを歩き続けている感覚でした。
マドモアゼル愛先生も、土星の1ハウスから3ハウス通過までの期間が一番厳しい期間と仰っていました。
たしか、『闇夜の船出』と表現されていました。
まさにその感覚で。辛かったですね、本当に。
今まで上手くいっていたことが、いきなり上手くいかなくなりました。この頃からしばらく『心から楽しい!』と思えることが無くなりました。
私にとっては強烈な期間でしたが、人それぞれ、経験は違うものになると思います。その人に必要な学びを与えるのが星の作用なので。

ちなみに、2ハウス(財政、お金)をトランジット土星が通過していたときもきつかったです。これはそのままで、お金がありませんでした。一人暮らしな上に、メイクアップアーティストをフリーで挑戦していたので、収入も増えず、どんどんお金が無くなっていきました。貯金は減る一方でしたね。
でも、この経験のおかげで自分のお金の使い方が変わりましたし、モノに対する考え方も全部変わりました。
なので、私には必要な経験だったのだと思います。

その次の3ハウス(コミュニケーションのハウス)を通過していた時はそこまで辛くなかったかもしれません。
ただ、コロナ騒動の真っ只中だったので、人とコミュニケーションを取りづらくなったなとは思いました。私は在宅勤務が多かったし。
ただ、個人的にきつかったのは、9ハウスにあるネイタルの太陽とトランジットの土星がオポジションになった時でした。
この配置も、マドモアゼル愛先生が仰っていましたが、とっても厳しい配置なんだそうです。
スクエアは救いがあるけど、オポジションはなかなか救いに気づけないと…
たしかにこれは厳しかった…
ちょうど、失業を2回も経験した時期だったかな。家でパニック発作を起こして救急搬送されたのもこの辺り。夜中、搬送先の病院からボロボロになりながらタクシーに乗って一人で帰宅したときの虚しさと言ったら…苦笑
2回目の失業の内容は、オーナーと全く話が噛み合わず、一歩的に不当解雇されたという内容でした。でも、私も辞めようとしていた会社だったし、その会社は今まで不当解雇を平気でやっていたことも判明しました。そして、その事実を労基に相談して私が有利な形になるように落ち着いたので、今は納得しています。(その後、労基が会社を抜き打ち調査したそうです。被害者は私だけではなかった。。)

そして、今、家庭を表す4ハウスに土星です。
実家や介護の問題に向き合っています。
ちなみに昨年まで私のネイタルの金星水星とトランジット土星がオポジションだったのですが、この時は歯の噛み合わせのための顎の骨の手術でした。金星は「美」ですもんね。
土星がオポジションになっていたので、すごく老けました!笑
土星は『時間』を表しますので、自分の年齢をまじまじと感じた気がします。手術前の歯列矯正では、どんどん嚙み合わせが合わなくなってくるので、顔が曲がるんですよ。
そのせいか一気にオバサン感が増し、口癖が「年取ったなー」「老けたなー」でした。
多分、今現在はそこを抜け出した感覚があります。
(見た目はオバサンに変わりありませんが、心は落ち着き、歯並びは綺麗になりました。)

私の場合、土星の通過の一番辛い時期といわれる期間が30歳~40歳に当たってしまい、未だに「私は一体何をやっていたんだろう」と空しくなる事もあります。私は何も得られなかった…とか。
でもこの土星通過期間で、私自身は価値観や考え方、生き方がガラリと変わりました。それが私にとって土星からの恩恵でした。

こんな感じで、土星はいろいろ自分に課題を与えていきます。
面白いことに、この課題から逃げようとしてもなかなか逃げられず、結局向き合うことになります。
でも、土星は嫌な事ばかり起こるわけではなく、真摯に向き合えば必ず『結果』を与えてくれます。自分のふわっとした価値観の輪郭をしっかりと整えてくれる感じです。
例えば、甘々な価値観を持っていたら、そこに土星のメスが入って要らないものがどんどんそぎ落とされ、大人の価値観に成長させていく。

人間がこの世に生まれたのは、自分の魂を成長させるため。
土星はまさに『御霊磨き』を促す星。

厳しいけど向き合っていくしかない星ですね。


Nao

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