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【初~中級者向け】ボムドラパのプレイング講座(第3回)対ミライドン編

前回の最後に告知したとおり、今回からは対面のデッキに対する動きにフォーカスして行きたいと思います。
第3回の今回は対ミライドン編です。

対面として想定するミライドンの平均的なリスト(最近のシティリーグ入賞リストより)

テラスタルフェス環境のミライドン

1.要点

サイドの取り方
2-4もしくは6枚取り

ダメージの与え方
ファトムダイブ2回+カースドボム(ヨノワール)

倒すポケモン 
「イキリンコex」+HP200~230のポケモン2匹

2. 対戦の流れ(お互い十分回った時を想定)

この対面、シティリーグのトーナメントで再戦する時等、相手のデッキがミライドンと分かっている場合には後攻を取りますが、今回は相手のデッキが分からない想定で先行を取ったとします。

先行1ターン目 


なかよしポフィンやネストボールでベンチにポケモンを並べましょう。この対戦では、少なくとも2回のファントムダイブの宣言が必要であり、相手の「ライチュウv」の攻撃で「ドラパルトex」が倒される可能性があるため、最初は「ドラメシヤ」を2匹ベンチに並べることを優先しましょう。

バトル場のポケモンは高確率で後攻1ターン目で倒されるため、バトル場が「ドラメシヤ」の場合も、スタートした「ドラメシヤ」を除いて改めて2匹ベンチに並べるようにしましょう。

サイド落ち確認 
キチキギスex
ヨノワール
ドラパルトex(2枚確認)
煌めく結晶
アカマツ(+エネルギーの枚数)
カウンターキャッチャー、ボスの指令の枚数
ふしぎなアメの枚数 
ナンジャモの枚数

後攻1ターン目


相手が順当に回っているとすれば、「ミライドンex」や「イキリンコex」、「ラティアスex」を絡めてポケモンを展開し、「エレキジェネレーター」でエネ加速をしながら技ごっつぁんプリファイでバトル場のたねポケモンを倒しに来るでしょう。

先行2ターン目


ここからが勝負の番です。手札に「キチキギスex」にアクセスできる札があれば展開し、”さかてにとる”で手札を補充し、自分のリソースを総動員してファントムダイブを宣言しに行きましょう。同時に、次のターンに「ヨノワール」の”カースドボム”が使用できるように、「ヨマワル」を(可能なら2匹)展開しましょう。

ファントムダイブが宣言できた場合、ダメカンの置き方は以下のように乗せることをお勧めします。

先行2ターン目の終了後のよくある盤面

正直なところ、「イキリンコex」にダメカン3個を乗せることは確定で、それ以外についてはどこに乗せても大丈夫ではありますが、「勇気のお守り」を「テツノカイナex」や「イキリンコex」に貼られた時のことを考えると、このように乗せるとケアすることができます。
(「テツノカイナex」に貼られた場合、次のターン「かがやくフーディン」の”ペインスプーン”で「イキリンコex」に乗っているダメカン2個を「テツノカイナex」に移すことで、「ヨノワール」の”カースドボム”で「イキリンコex」を倒せ、かつファントムダイブで「テツノカイナex」にさらにダメカンを6個乗せることで倒すことができます。「イキリンコex」に貼られた場合、「ヨノワール」の”カースドボム”を「イキリンコex」に乗せ、さらにファントムダイブのダメカンを「イキリンコex」と「テツノカイナex」にそれぞれ3個ずつ乗せることで共に倒すことができます。)

後攻2ターン目


ミライドン側のこのターンの最も強い動きは、「ライチュウV」のダイナミックスパークでバトル場の「ドラパルトex」を倒すことでしょう。(今回は両者ともに理想の動きをしている想定ですので、ドラパルト側が「ヨマワル」を2匹置けているとします。1匹しか置けてなければ、「ボスの指令」で「ヨマワル」を呼び出し、ごっつぁんプリファイを宣言するのが最も強いです。)

先行3ターン目


フィニッシュのターンです。
前の番に「ドラパルトex」が倒されている場合は、「煌めく結晶」や「アカマツ」を使用して再度育成し、必要に応じて相手の残りHPが200以下のポケモンを「カウンターキャッチャー」で呼び出し、2ターン目の補足で解説した通りに、「ヨノワール」の”カースドボム”を絡めて「テツノカイナex」と「イキリンコex」にダメカンを乗せてサイドを一気に6枚取りしましょう。

3.こんな時どうする?

2ターン目にファントムダイブが撃てない

→基本的に3ターン目以降に3回のファントムダイブの宣言が必要になります。2ターン目は、可能なら「かがやくフーディン」をバトル場に出し、相手の2ターン目にサイドを2枚取られないようにして”そくせきじゅうでん”もしくはエヴォリューションをして番を返しましょう。

3ターン目には確実にファントムダイブの宣言が必要です。その際は、「ナンジャモ」で手札干渉しながら、相手のエネルギーがついているポケモンを早急に倒しに行きましょう。

よくあるパターンとしては、ごっつぁんプリファイを宣言した後の「テツノカイナex」を”カースドボム”とファントムダイブを合わせて倒し、同時にダメカン6個を「コイル」に乗せ、後続の育成を遅らせましょう。

返しのターンに相手の「キチキギスex」の”さかてにとる”等から「エレキジェネレーター」や「ボスの指令」を相手が引き込んでいてサイドを取りきられる場合がありますが、それに関しては引かれなないことを祈りましょう。

4ターン目のファントムダイブでは、次のターンに”さかてにとる”を使用されないように、HPが200より大きいポケモンか、「ピカチュウex」をバトル場に呼んでファントムダイブを宣言するようにしましょう。そして5ターン目にHPが200以下のポケモンを呼び出してファントムダイブを宣言し、サイドをまとめて取るようにしましょう。

つまり、「カウンターキャッチャー」や「ボスの指令」によるベンチ呼び出しが2回必要になります。

先行3ターン目に”カースドボム”を使用できない

トータルで3回のファントムダイブが必要です。次の相手のターンでサイドを取られる可能性が少しでも下げられるようにプレイしましょう。

具体的には
・「ナンジャモ」で手札干渉をする。
・「テツノカイナex」等、相手のエネルギーがついているポケモンか、ライチュウV」が出ている場合は「ライチュウV」を倒す
・「コイル」を倒す

そこから先は、返しの相手のターンで「ボスの指令」や「エレキジェネレーター」を引かれないようにお祈りになります。


4.ミライドン側が意識することは?

倒すポケモン


基本的には他の対面と変わらず、後攻3ターン目にサイドを取りきるように動きます。2ターン目以降では「ボスの指令」から倒せるポケモンを選ぶことができる場合が多いでしょう。そこのプレイは一つ重要になってきます。

「ヨマワル」が1匹しか並んでない場合。
→「ヨマワル」にごっつぁんプリファイを宣言しましょう。返しのターンでのドラパルト側の勝ちのルートがなくなります。

それ以外は基本的にはバトル場の「ドラパルトex」を倒しましょう。ベンチの「ドロンチ」にエネルギーがついておらず、バトル場の「ドラパルトex」に「煌めく結晶」がついている場合は「アカマツ」が必須になり、ドラパルト側の要求値がかなり高くなります。

並べるポケモン


2ターン目に「ドラパルトex」を倒すために、「レアコイル」の”かじょうほうでん”が必要なことが多いため、1ターン目に置いておくようにしましょう。
また、「ライチュウV」でしか「ドラパルトex」を倒すことができないため、先攻2ターン目に「ライチュウV」を倒されないよう、可能であれば後攻2ターン目に置くようにしましょう。

総括

早いターンで決着がつく対面で、互いにベストな回り方をすればドラパルト側が勝ちの展開になりますが、かなり要求値は高く、ドラパルト側が理想の動きができない場合に、お互いの”要求値を上げる”点でプレイングが求められます。
「エレキジェネレーター」のヒット数を含めて、ゲームに必要なカードをいかに揃えられるか、相手が勝つのに必要なパーツは後何枚か、そのあたりを意識しながらプレイしてみましょう。

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