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【トレカフェス京都ベスト8】初心者にもオススメのドラパルト
1.挨拶
皆さんどうも初めまして、れおと申します。
京都でポケカを初めて約1年。
今回、ステラミラクル発売以降
7/20 リージョナルカップ(50人)
5-2 ベスト4
7/27 SATOPON杯(3人×30チーム)
6-2(個人7-1) 3位🥉
8/10 トレカフェス京都 個人戦(424人)
8-2 ベスト8
8/11 トレカフェス チーム戦(3人×140チーム)
(3-3⟵許してください。)
と、参加した大会全てでドラパルトを使用し、上位入賞(トレカフェスチーム戦は許してください。わら)できたので、
自分が使っているリストの意図と各対面へのプレイングの備忘録として初めてnoteを書いてみることにしました。
どうぞお手柔らかにお願いいたします。
2.ドラパルトというデッキについて
このドラパルトというデッキ、一言で表現するならば「相手の弱みに付け込むデッキ」だと感じています。
それは各対面での戦績からも見て取れます。
対リザードン:12-3
対ドラパルト(ミラー):4-1
対レジドラゴ:1-1
対ミライドン1-1
対ルギア:1-1
対ライコポン:0-1
その他:4-0
(マッチ運がいいですね。)
リザードンやドラパルトといった比較的殴り始めが遅いデッキには勝率が高く、ミライドンやライコポンといった展開の早いデッキにはそのまま押し切られることが多いです。
ここで言う「弱み」は、デッキ構築とゲーム展開の両方について言えます。
デッキ構築においては、ドラパルトより遅いデッキ、パワーの低いデッキ、これらについては中途半端なメタを積んだところで上からねじ伏せるパワーがドラパルトにはあると感じます。
酷い言い方をすれば、「Tier外殺し」のデッキです。
ゲーム展開においては、少しでも盤面形成が遅れた場合、相手にベンチを整える隙を与えずにゲームをコントロールする事ができます。
また、先に盤面を作ることができても、どこかで甘えたプレイングをした相手にはその盤面を崩させる力があります。
この2点において、トレカフェスのような大人数が集まる大会では、プレイヤー層や出場デッキの幅も広いため、そんな雑多環境で予選を勝ち上がるには向いているデッキだと個人的には思っています。
3.デッキリスト
現状のデッキリストは以下のとおりです。
![](https://assets.st-note.com/img/1723639026367-sAWTPa571z.png?width=1200)
・なぜネイティオなのか?
ステラミラクル環境以前からも少なからずドラパルトは使っていましたが、以前はずっとピジョット型で使っていました。
その理由はファントムダイブは先攻2ターン目が一番強いと思っているからです。それは今も変わりません。
ステラミラクル発売以前は、「ネオアッパーエネルギー」にアクセスしやすいピジョット型に速度的優位があり、ネイティオ型は速度を落とした代わりにゲーム終盤でのリソース及び2匹目以降のドラパルトの育てやすさに強みがあったと感じていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1723628870828-YTWDQWjFNq.jpg?width=1200)
それがステラミラクルで「きらめく結晶」が登場したことにより、ネイティオ型が先2ファントムダイブにアクセスしやすくなり、課題の速度を解消できました。
![](https://assets.st-note.com/img/1723629127298-93l9ILa1Ww.jpg?width=1200)
ただ、あくまでこのカードの登場は、ネイティオ型ドラパルトを使う直接の理由ではなく、使わない理由を一つ消したにすぎません。直接の理由については採用カード解説で説明します。
・採用ポケモンについて
主要ポケモンについては触れる必要がないと思うので、今回は2枚だけ紹介します。
![](https://assets.st-note.com/img/1723635406188-lSQcwh4c1I.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1723635413527-i6xqBMfDEZ.jpg?width=1200)
それがこの「かがやくフーディン」と「ルチャブル」です。
この2枚を採用できるからこそ僕はネイティオ型を使っています。
というのも、理想の盤面を考えた際
バトル場 ドラパルトex
ベンチ ドロンチ×2、サポートポケモン(ピジョットexorネイティオ)
が揃っていることが理想でしょう。
となると、残りのベンチ枠は2であり、ピジョット型の場合は序盤の展開のために「ロトムV」を置いていることが多く、この2匹をともにベンチに置く枠がありません。
もちろん、全対面でこの2匹が必要なわけではありませんが、その他「キチキギスex」「ネオラントV」を並べることが多く、序盤の「ロトムV」がかなりベンチを圧迫していると感じたため、ネイティオ型の採用に至りました。
―そこまでしてこの2枚を採用したいのか?
最初でも述べたとおり、ドラパルトの強さは相手の盤面破壊にあると考えており、この2枚はその点においてドラパルトexの強みを最大限に活かしてくれます。
「かがやくフーディン」
このカードは非常に器用な1枚です。
ファントムダイブで乗せたダメカンを後から出てきたポケモンに乗せ換えたり、あえてサイドを取らないように調整したり、ゲーム終盤で再度を一気にとれるようにダメカンを調節したり。相手視点、フーディンを倒さなければゲームに負けるという場面も多く、倒さなければならないサイド1枚のポケモンとしても優秀です。
あとたまーにネイティオから即起動してマインドルーラー撃ちます。
「ルチャブル」
なかよしポフィンで出てくるHP70のたねポケモン、「キチキギスex」、「オーガポンex」など、このカードのおかげで倒せる範囲がかなり広がる1枚です。特に、現環境最大母数のリザードンデッキでは、「ポッポ」や「ヨマワル」を取られることを嫌って複数展開したためリザードンラインを2匹しか用意せず、盤面からリザードンラインをなくすことを可能にする1枚です。そうなれば実質エクストラターンですね。
このようにこの2枚のおかげで相手の盤面に応じて器用に立ち回ることができ、個人的には必須レベルに考えています。
・トレーナーズ、エネルギー
ポケモン以外の点では、エネルギーの多さ、2投の「エヴォリューション」がこのリストの特徴かと思います。
その理由はただ単に「安定感」です。
再三述べているとおり、このデッキは少しでも遅れた相手を咎めるデッキであるため、自分が遅れるわけにはいかないのです。
先攻であれば3ターン目、後攻であれば2ターン目にはある程度の盤面を作ったうえでファントムダイブを宣言しなければなりません。
相手に先に完璧な盤面を作られてしまうと、そこから崩すのは非常に困難です。そのため、1ターンの遅れは勝敗を大きく左右してきます。
また、超エネは終盤のドローソースとしての役割も大きく5枚採用しています。
そしてもう一つ、「夜のタンカ」
![](https://assets.st-note.com/img/1723638759392-3PD8cpOSle.jpg?width=1200)
これが完全に好みです。
ゲーム終盤でこのカードはコストのいらないハイパーボールであり、エネルギー転送です。その小回りの利きやすさから釣り竿ではなく、タンカを採用しています。
その他採用候補
クレッフィ:環境的に強いため。
シンオウ神殿:ミストエネ、ジャミングタワーが少し重いため
ロストスイーパー:ジャミングタワー、勇気のお守りに対応できるため
回収サイクロン:ルチャブル、ネオラントの使い回し
ただし、どれも現状では速度、安定感を落としてまで採用するカードではないと思いました。
その他、採用理由等を訊きたいカードがあればリプorDMください。
5.簡単なプレイ解説とドラパルトに勝つためには
・対リザードン
デッキ単位でリザードンには有利がつくのである程度普通にプレイしていればそれなりの勝率は出るのですが、少しでも雑なプレイをすると捲り返す力があるのはリザードンの流石なところです。
やはり堅実に盤面を作ってから殴りましょう。
先2でファントムダイブが撃てるとやはり強いですが、ベンチを展開できていないと返しの「アンフェアスタンプ」などで一気に形成が逆転します。
また、カースドボムを絡めると後2で正面のドラパルトを取られることもあります。(経験談)
なので、先2でファントムダイブを撃てる場合でもエヴォリューションを撃たなくて良いか、しっかり考えるようにしましょう。
大まかな判断基準として
・「ヒトカゲ」をすべて倒せる場合
・「ポッポ」をすべて倒せ、かつヨマワルがベンチにいない場合
はファントムダイブを撃ちに行きます。
その場合も相手の返しの動きと自分の盤面を見て、先3でエヴォリューションすることもあります。
基本的には相手から殴り始めた場合のほうが勝ちやすいです。
相手のバーニングダークに対し、
ファントムダイブで正面の「リザードンex」とベンチの「ヒトカゲ」にダメカンを6個乗せます。
返しのターンに正面のドラパルトは「ヨノワール」のカースドボムを使わない限り倒されません。ダメカンを乗せた「ヒトカゲ」をフレアヴェールの「リザード」に進化し、新たに「ヒトカゲ」をベンチに出される展開が多いですが、返しのターンに「ルチャブル」と「かがやくフーディン」の特性を絡めれば相手のリザードンラインを全滅することができます。
万が一、「ヨノワール」のカースドボムを絡めて正面の「ドラパルトex」が倒された場合はデヴォリューションで数ターンもらえるでしょう。相手はおおよそ「ピジョットex」「リザードンex」「ヨノワール」で3枚の「ふしぎなアメ」を使用してるので。
もちろん、ここで相手が「ヨノワール」に「ふしぎなアメ」を使っていない場合と、先2でベンチを「リザード」に進化しながら殴ってきたときはかなり厳しい戦いを強いられます。
ただ、リザードンを使ったことのある人ならわかると思いますが、先2でこの盤面を作るのは簡単ではありません。もし作られたら先に「リザード」から倒して頑張りましょう。
逆に、リザードン側は、雑にアメを切らずに、ベンチに「リザード」を準備することを優先したほうが良いです。
こちらも後2でボスを撃ちながら殴るのはかなり要求値高いです。
・ミラーについて
基本的な戦い方は対リザードンと同じですが、ミラーにおいてはやはり先に殴り始めたほうが有利です。
対リザードン以上にベンチの「ドラメシヤ」「ドロンチ」の取り合いになり、先に後続を準備できなくなったほうが負けます。
エヴォリューションでは優先的に「ネイティオ」から準備しましょう。エヴォリューションがある分、デヴォリューション耐性があるため、ピジョット型よりネイティオ型のほうが気持ち有利に感じます。
・その他の対面(ルギア、ライコポン等)
基本的には微不利です。
ルギアに関しては切ってるレベルに不利です。
ただ、繰り返しですが、相手が少しでも遅れた場合にはそれを咎めることはできます。そのための安定構築なのです。祈りましょう。
最後に
正直なところ、大会でそれなりの成績を残せているのもマッチング運の部分は大きいですが、大会最大母数のリザードン、ドラパルト(トレカフェスでは合わせて全体の1/3)に勝率8割取れているのは十分にこのデッキの価値があると思っています。また、ミラーで負けた1試合もスターアルケミーが残っているのを失念していた為に負けてしまったものでした。(言い訳は好きではないのでこれ以上は話しませんが)
ドラパルト初心者にも扱い易い構築かとは思いますので、是非皆さんも使って、皆さんなりに改造してもらえればと思います。
ここまで読んでいただき、amp you very much