大阪・京都 2泊3日の旅①大阪編
EX アプリで、昼に出発して夕方新大阪へ到着の新幹線を予約しておいたが、準備ができ次第とりあえず家を出る。品川駅へ着いた時間に EX アプリで新幹線の予約を変更する。JR のシステムは不便な点も多いがこれは本当に便利だ。会員は 3 時にチェックインできるので、まずは東横イン新大阪へ向かう。新大阪駅に降りて一番驚いたのは、轟音に空を見上げると伊丹空港発着と思われる飛行機のお腹が見えるほど近い事だ。しかもほぼ3分おきだ。ホテルに荷物を置いて、地下鉄御堂筋線の新大阪駅まで歩いてみる。地下街の店をぶらぶらするが、目に付くもの全てが笑いを誘うのはさすが大阪だ。御堂筋線のホームの丸い木のベンチが可愛い。オフィス街の江坂駅に到着すると、新大阪駅の騒音や人々の賑わいとは違って大人の大阪だった。おしゃれな焼き鳥屋さん「うたた屋」まで少し歩く。個室に通され、日本酒を選び焼き鳥盛り合わせとおつまみを注文。日本酒も焼き鳥もどれも上品で美味。ほろ酔いで大阪らしからぬ江坂を出てホテルへ戻る。部屋の中は寝れない程の騒音ではないが、すぐ横を走る電車の音がなんだかかわいらしく聞こえたのでした。
翌朝早めにホテルを出発して梅田へ向かう。鶴橋へ行く前にひとりで梅田界隈を散策することにする。梅田の地下街で迷子にならないように、とにかく地上へ出る。教えてもらった「おみやげ7-イレブン」でお土産を物色するが、やはりどれも笑いを誘うものばかり。ガード下に飲み屋街を発見する。朝から開店している店におじさん達が集っているのもさすが大阪。阪急百貨店正面入り口に到着すると、開店 15 分前なのに入店待ちの人の列ができている。イベントでもあるの かと思うが客層は若い女性から家族連れなど多様だ。開店と同時に人々は方々へ急ぎ散ってゆく。地下のコインロッカーで荷物を預けて4 階のカフェへ行き、トイレの場所と、店の外には 20 脚程椅子が 並んでいることを確認してJR 大阪駅へ行き、大阪環状線に20 分程乗っ て鶴橋駅へ向かう。駅を出るとすぐ、本物の韓国市場が現れたのには驚いた。去年 3 回ソウルへ行き、一昨年は釜山へ行った際に見た韓国の市場と全く同じなのだ。美味しそうなキンパやチジミやキムチが並ぶ飲食店が並び、別の路地では天井からつるした洋服が並ぶ。 山積みの靴下や帽子など、間口は狭いが奥に広がる店の光景と匂いはまさしく韓国。勉強会らしき 10 人程の集団に紛れて鶴橋の歴史などの説明を聞く。明治以降の日韓の歴史は、ドラマや映画を見たり本も読んだので興味深く拝聴するが、時間の都合で途中で抜ける。 ときおり風が強く吹き、雨もちらつく天候にもかかわらず、どこも賑わっている。コリアンタウンと呼ばれる通りは韓国市場と違って新しい店が並ぶ通りで、新大久保に似ている。K-POP 関連のお店も沢山あるので入ってはみるが、なんだか気恥ずかしくて推しのグッズを買うことはできなかった。韓国コスメ、雑貨屋、スーパーなどで買い物して、最後は有名な「鶴橋風月」に入ってお好み焼きと焼きそばを食べる。ソースが美味しい。鶴橋を満喫して梅田へ戻る。
梅田で阪神百貨店へ行く。1 階のフロアには、複数のパン屋さんが集合している。2 階は韓国雑貨のお店のイベントがあり、素敵なスプーンと箸のセットをお土産に買う。阪神、阪急の百貨店 はそれぞれ特徴を生かした人々の憩いの場所であることがわかった。
阪急百貨店のカフェ「Bicherin」に到着すると、満席で外の椅子に座るように言われるが、座ると同時に友人が現れた。近況を語るにはほどよい待ち時間で店内へ案内される。お店の名のついた有名なチョコレートドリンク“ビチェリン”を注文。ホットチョコレー トとエスプレッソを合わせたもので、見た目はまるで黒ビールだ。 ほんのり甘く、コクがあって、ココアともコーヒ―とも何とも言えない不思議な味。あんずタルトと楽しいおしゃべりも加わって美味しくいただく。
梅田から阪急電車に45分程乗って京都の四条大宮駅へ向かう。東横イン四条大宮は駅から1 分の素晴らしい立地だ。近くにうどんと梅酒の素敵なお店「るりお」があると教えてもらったので、荷物を 置いてすぐ出かける。だが、一歩外に出ると大粒の雪が舞っていた! 大通りを曲がると、旅館や呉服店などが静かに整然と並ぶ路地だ。 格子戸のせいか雪が美しい。小さな店内に入ると、外国人グループ 2組が、静かにうどんを囲んでいる。薄いだし汁の太麺うどんをすす り、アルコール度数が一番高い梅酒を選んで、食後にほんのり甘い梅酒を味わう。京都の夜は雪と共に静かにふけたのでした。