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#33 ムルマンスク 後編 【ロシア横断の旅】

こんにちは。leoです。

ロシア横断の旅
前回、北極圏最大の都市 ムルマンスクについて投稿しました。
今回もムルマンスクの続きと、ロシア横断の旅の完結を書いていきます。


サーミ村ツアー

目的地周辺
サミ・シト(Самь Сыйт)
車で1時間半ほど

ムルマンスク2日目はツアーに申し込みました。朝8時、ホテルまで送迎の車が来るため、早めに朝食を済ませて待っていました。ムルマンスク市街から車で1時間半ほどの距離を進み、サーミ人民族村に到着しました。

トナカイ
シベリアンハスキー
ゲストハウスとしての利用も

サーミ人は、スカンジナビア半島北部のラップランドやロシア北部コラ半島に居住する先住民族。元々、狩猟・遊牧を行う民族でしたが、現在はそのほとんどが定住生活を営んでいるそうです。サーミ村ツアーでは民族の文化や動物たちとのふれあいを楽しむことができます。ツアーの料金は7,788R(11,527円)でした。

動物ふれあい

シベリアンハスキーとのふれあい
アライグマ
ホッキョクギツネ
トナカイの餌やり
白いトナカイも

私がホテルから乗ってきた車には、4〜5人ほどしかいなかったのですが、他のツアー参加者も合流し、たくさんの人がいました。動物とのふれあいではシベリアンハスキートナカイ、柵越しですがアライグマホッキョクギツネも見ることができました。ハスキーは凛々しくも無愛想な顔をしていましたが、観光客に慣れているのか大人しかったです。トナカイのほとんどは、ツノの手入れがされていたので安全に餌やりができました。

休憩所
鮭のスープ

ふれあい後は暖かい室内に移動して、サーミ人の歴史や文化などの説明がされ、ツアーに含まれている昼食が出されました。鮭のスープと一緒にパンも出てきた気がします。外は結構寒かったので、この休憩で回復できました。

アクティビティ

すべり台

食後は様々なアクティビティを楽しみました。すべり台は子どもだけでなく大人も滑ることができたので、私も滑りました。明らかに子どもよりもスピードがついたので少し怖かったです。

毛皮を丸めたものでサッカー

毛皮を丸めたものを蹴り合うという原始的な遊びもしました。大人が寄ってたかって毛皮を追うのはとても面白く、童心に帰ったような気分でした。

トナカイのソリ引き

ソリに乗って4〜5匹のトナカイが引くアクティビティもありました。トナカイの移動中、ソリから振動のがものすごく伝わり、お尻が痛かったです。

スノーモービル

スノーモービルはトナカイよりも速度が出てスリルはありましたが、空気がパンパンに入った乗り物だったので、お尻は痛くなかったです。

ロシア最後の夜

この日もムルマンスクモール

ツアーは夕方くらいに終わって、ホテルまで送ってもらいました。ハスキーやトナカイとのふれあいが楽しく、とても価値のある経験ができました。
送迎の車を降りて、前日も行ったムルマンスクモールに買い出しに出かけました。

お土産①
お土産②

お土産を買う目的にスーパーに行きました。観光地にあるお土産屋さんもいいですが、ローカルのスーパーには日本では買えないものが多くあり、お土産に打ってつけです。ウォッカやインスタントのボルシチなど、ロシアならではのものが買えました(1,385R:2,076円)。

赤ちゃんのイラストが描かれたものは、サンクトペテルブルクで買ったお土産です(319R:487円)。ロシアでは有名なアリョンカ(Алёнка)というチョコレートで、1960年頃からこの印象的なパッケージになっています。板チョコやチョコバー、量り売りのチョコなど様々な種類が売られています。

ロシア旅最後の夜ご飯

スーパーでは夜ご飯も購入しました。昨晩と同じく宿のダイニングで食べました。

大量のキャビア
贅沢に
生ハムのせ

ロシアのスーパーではキャビアがリーズナブルな価格で売られています(1瓶何百円とか)。この旅でキャビアを食べていなかったので、最後の夜はバゲットと共にキャビアを満喫する食事にしました。キャビアは美味しかったものの、結構しょっぱかったので、残りはお土産として持ち帰ろうかと思ったのですが、既にお土産として1瓶購入しており、126g以上の日本への持ち込みは税関で引っかかることを食事中に知り、無理やり平らげました。再びロシアに行かない限り、後にも先にもキャビアを大量に食べることはないと思います。

ケーキ
ベリー入りのアロエヨーグルト
ソースがかかったヨーグルト

しょっぱくなった口をリフレッシュするのに、ケーキやヨーグルトは最適でした。

食後、部屋に戻り、少し英語が話せる同部屋の人と話しました。上のロシアの音楽を教えてもらったり、交流しました。その後、帰国の準備を済ませ、空港に向かう時間までベッドで横になって休んでいました。

日本帰国

ムルマンスク国際空港(Международный аэропорт Мурманск)
空港入口
ムルマンスク空港→ドモジェドヴォ空港→成田空港

日付が変わった頃、空港に向かうため宿をチェックアウトしました。空港まではYandex Taxiという、ロシアやその近隣諸国で利用できるタクシー配車アプリを使ってタクシーを呼びました(734R:1,052円)。宿の送迎サービスもあったのですが、時間外か金額の問題で使用しなかったと思います。空港までは40分ほどで、支払いもクレジットで決済できたので快適でした。

ムルマンスク空港→ドモジェドヴォ空港

待機スペース
お土産と一緒に買ってたパン①

日本まではモスクワのドモジェドヴォ空港を経由する便で帰国しました。今回乗るのはJALのコードシェア便で、ムルマンスクからモスクワまではロシアのS7航空、モスクワから成田まではJALでした(23,327R:34,525円)。
モスクワに向かう飛行機は4:40発だったのですが、宿で寝過ごすのを恐れて、1時頃には空港に着いていました。チェックインや保安検査も簡単にできたので、暇な時間が多くなった分、長い時間ウトウトしていました。

歩いて飛行機へ
雪が降る中搭乗
キツキツのシートピッチ

搭乗時間になり、歩いて飛行機まで向かいました。雪が降っていましたが寒さよりも眠気が一番にきていました。
モスクワまでは2時間半ほどのフライトでした。S7航空は初めて乗りましたが、シートピッチは狭く、前の席と私の膝がピッタリでした。シートコンディションはめちゃくちゃ悪かったですが、離陸後すぐに寝てしまい、起きたら着陸していたので、フライト中の思い出は全くないです。

ドモジェドヴォ空港→成田空港

モスクワ・ドモジェドヴォ空港(Московский аэропорт Домодедово)
お土産と一緒に買ってたパン②
空港で買った水

7時過ぎにドモジェドヴォ空港に着きました。成田へのフライトは17:00発のため約10時間のトランジットがありました。空港を出て、市街で過ごすこともできましたが、睡眠不足もあって、空港でダラダラと過ごしていました。水を130R(192円)で購入し、昼頃までベンチでのんびりしていました。

制限エリア内のレストラン

ベンチでうたた寝をし、お昼を過ぎた頃、特別お腹が空いていたわけではなかったのですが、手持ちの現金が1,200R(1,776円)だったので、使い切るためにレストランに入りました。

コーラとパスタとパン

メニュー表の値段を計算して、「コーラとパスタだと、現金を最大限使える」と考え注文したら、「パンは付ける?」と聞かれ、「It's OK. No thank you.」と伝えたにも関わらず、パスタにはパンがついていました。「注文したパスタには元からこのパンが付いていて、さらにもう一つ付けるかを聞かれていたのか」と思いそのまま食べ、会計に進んだらパンの値段が加算されていました(1,259R:1,887円)
食べてしまった以上パンはいらないと言えず、59Rの現金が足らないので、クレジットで払い、現金を使い切ることはできませんでした。提供された時に確認すれば良かったと後悔しました。ロシア情勢が安定した時に再びロシアに行き、この時の現金を使い切るのが将来の目標です。

出発1時間前
JAL便で帰国
いざ搭乗

10時間ほどあったトランジットもあっという間に過ぎ、ようやく搭乗の時間になりました。17:00にモスクワを出発し、翌日の8:35に成田に到着するフライトでした。

軽食①
機内食

コロナの影響か(搭乗日2020年3月16日)、機内はガラガラでした。左3席・中央4席・右3席の1列10名の大型機で、私の席は中央の右から2番目の席でしたが、両サイドの席が空いていました。そのおかげで約10時間のフライトを快適に過ごすことができました。

食後のデザート
バニラアイス

普段映画を見るタイプではないんですが、長時間のフライトなので映画で時間を潰していました。行きの飛行機で「パラサイト 半地下の家族」を途中まで見ていたので、その続きを見た後は、「JOKER」「アナと雪の女王 2作」も見ました。寒い雪国を旅行した後なので、アナ雪のストーリーを知らないながら、それっぽいかなと思って見てみました。

 朝食
軽食②

「アナ雪2」中に少し寝て起きたら、ちょうど朝食が配られていました。シートを広々と使えたおかげで長旅も楽しめました。

1時間以上早く到着

無事に日本に到着しました。コロナの影響か空港や帰りの電車ではマスクをしている人を多く見かけました。この3週間後には、初めての緊急事態宣言が出され、長いコロナ禍に入りました。また、数年後にはロシアだけでなく他の国でも情勢が不安定になり、旅行することが難しい場面もありました。

ロシア旅行から約5年が経ちますが、
この旅で得た一番の教訓は「行きたい(行ける)時に行くべき」ということです。お金・体力・スケジュール・キャリア・家庭など取り巻く要因は様々ありますが、全てが万全な状態になることは、ほとんどないと思うので、何かを譲歩してでも旅行を楽しむことが大事だと考えます。


今回の支出

  • ツアー:7,788R(11,527円)

  • スーパー:1,385R(2,076円)

  • アリョンカ:319R(487円)

  • タクシー:734R(1,052円)

  • ムルマンスク-成田:23,327R(34,525円)

  • 水:130R(192円)

  • パスタ コーラ:1,259R(1,887円)

  • 成田-ウラジオストク:4,074R(6,030円)※計算し忘れ、マイル使用有

合計 39,016R(57,776円) ※レート 1R = 1.48円

ロシア旅 合計 97,413R(150,443円)


最後まで読んで頂きありがとうございます。

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leo【29歳 セブ留学始めました】
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