手帳に何を書いて良いかわからない時
今日の記事はタイトル通りの記事なのですが、手帳あるあるなのがこの悩み。
「何を書いて良いのかわからない。」
手帳について頂く質問の中にも、「どう書いて良いかわからない」という内容を時々見かけます。
最初の頃は自分自身も何を書くのかわからなかった
私自身もそうで、「みんな何をあんなに書いているんだろう…」とものすごく疑問でした。そしてGoogle先生に聞いてみても「あなたの書きたいことはなんでも書いて良い」という決まり文句。
もちろん具体的に項目を書いている時もあるけど、書かれている多くはこの解答で「だからその書きたいことがわからないんだよー!」と内心思っていました。
専門的な説明の大まかさ
専門的なことや少し知識・経験を要することは、説明する側が気づかない内に「これはわかるだろう」と説明を省いてしまうことがあります。これは手帳に限らずで、家事や病院受診などの身近なことから本格的な専門な分野までその傾向があることに以前気づきました。
これを実感したのが以前夫と話をしていた時。
私がデザインしたロゴをある方に提供する際、その方はお店を始めたばかりなのでこのロゴのデータを看板やチラシなどにどう使えば良いかわからない、という内容でした。
ちょこちょこパソコンを使って色々していたので、データを使う時はこうするんだろう…と自分の感覚でわかるレベルだった私は、うまく説明できず夫に聞いてみました。しかし、専門の職業をしている友人がいて時々手伝っていてある程度の知識を持っている夫からすると何がわからないのかが疑問、という感じ。
私自身その方とお話をしていてわかったのは、「おそらく、このデータが全く違う大きさのチラシと看板にどう当てはめていくのかわからないのだろう」ということでした。
それぞれの大きさのものを作ってもらわないといけないのか、そのデータを業者に発注する際どうしたら良いのか。
私にデータをポンっと送ってもらったところで、自分は何をすれば良いのか。
それを夫に説明すると「あー!そういうことか」とすごく腑に落ちた表情でした。
自分の中では当たり前だったり自然に頭の中で繋がることでも、違う人からすると全く繋がらないことがあるんだとこの時に実感。
だいぶ手帳に何を書けば良いのかという話から脱線してしまっているけど、手帳の「なんでも良いから書く」もこれに当てはまっているんじゃないかと感じました。手帳を書き慣れている側からすると「なんでも良い」は一見ハードルが低いように思えるけれども、実はシンプル過ぎて難しい。
ということで、私が実践して手帳が書きやすくなった方法を紹介したいと思います。この方法が良いというわけではなく、あくまで1つの方法なのでゆるく見てみてください。
用意するものは好きな紙と好きなペン
用意するものも「なんでも良いからノートとペン」がよくあるけども、私自身はメモパッドのように表紙が無いものが良いと思います。
私が実際使っているのがこの紙とペンです。なぜノートでなくメモパッドかというと、「ノートを開く」という作業を省くため。
手帳がまだ習慣化していない段階ではまずその行為自体が手間だったりします。その手間を省いてすぐ書ける環境にして、書くことを習慣化することが大事かなと実感しました。
紙の種類
そして私がこだわるのが、『好きな紙を使う』ということ。
書いていくうちに感じるものなので最初は好きな紙自体がわからないけど、好きな紙=書きやすい・1番自分が好きな字になるということで良いと思います。
紙には色々種類があるけど、選ぶ基準は質感。
質感は大きく分けて2種類あって「ツルツル」か「ざらざら」か。ツルツルの方が良いんじゃないかと思われがちだけど、ざらざらもめちゃくちゃ良くて私はどちらかというとざらざらが好きです。
理由としてはツルツルだとペンの滑りが良すぎて字が歪んでしまうし、ざらざらした紙に書くときの「引っかかり」を感じるのが好きだから。
こんな感じで直感で選んで良いと思う…というかその方が良いです。何が正解とか「良いもの」ではなくて、自分でどう感じたかが続けるコツだと思います。
他にも紙に対して拘る部分はいくつかあるけど、そうすると悩んでしまってめんどくさくなるので、まずは質感だけ。
紙の値段
高いから良いとか安いからダメとかとかではなく、好みと思ったものを選んだ結果の値段ならどちらでも良いとは思います。
ただ、書くだけを考えると値段は関係ないけど、書くことにプラス続けることも目的としてあるなら話は変わってきます。せっかく1冊終わらせることが出来たのにすぐ準備出来なかったりすると、書くという行為にハードルが生じてしまうので、やはり気軽に買える手頃なものがベストだと考えます。
今は100均でも良い紙はたくさんあるので、いろんな紙を試してみるのがおすすめです。100均でなくてもメモパッドは手頃な価格なものがたくさんなので、そこもメモパッドがおすすめなポイントです。
好きなメモパッドが見つからない時は、好きなノートを分解してクリップで留めて使ってしまうのもアリ!というか私はよくその方法を使っています(笑)
おすすめメモパッド
スーパーでも見かけるこのメモパッド。中は無印良品のメモパッドのようなグレーのザラ紙で書きやすくメモするのにとても便利です。
RHODIAのメモパッドはかなり有名でファンも多いですが、その中でおすすめなのがドット方眼のブラックと5mm方眼のホワイト。見た目が好きなのもそうですが、通常のRHODIAと違ってグレーの線なので書いた字を邪魔せず書きやすく見やすいのが特徴です。
紙は基本的にホワイトが好きですが、リーガルパッドのイエローはボールペンのブラックがとても映えて見やすいし、さっと書ける手軽さも継続に向いています(о´∀`о)
選んだ紙と相性の良いペン
紙が選べたら次はペン。ペンもたくさん種類がありますが今回使うのは事務用のリーズナブルなペンがおすすめです。でも大切なのは紙同様『自分が気に入っているか』なので、すでにお気に入りのペンがあってそれが事務用でなくても、もちろんOK。
私が事務用のペンを推す理由としては、¥100〜¥300のペンでも今はすごくおしゃれな見た目のものも多いし、そうじゃなく本当に事務的なデザインのものでも、シンプルなので書く紙との見た目の相性も合いやすいこと。更には機能面でも高額なボールペンに劣らないし、購入する値段も場所も続ける条件にピッタリだからです。
おすすめペン
とても人気なbLenは、私自身もすごくお気に入りです!見た目のおしゃれさはもちろん、ペン先とインクの安定感・コンビニだけじゃなく100均でも購入出来る手軽さなど、ほぼほぼパーフェクトなボールペンです(о´∀`о)
ゼブラのスラリは、濃いめのブラックにも関わらずダマが出来にくく、滑りも良いのでおすすめです。¥300のSurari300は見た目の高級感もあって◎!
0.5もあるのですがおすすめするのは0.7!通常の0.5・0.7と違ってとても細く書けるのがこのe-ballだと思います。
0.5は他のボールペンの0.38に相当する細さでそれもすごく好きなのですが、濃さもあるのでダマが出来やすいのが少し残念…でも0.7はダマもできにくく滑らか!今ちょうど使う出番が多いペンです( ´∀`)
書き方
箇条書きで書く
日記というと続けて文章を書くイメージがあるけど、おすすめなのは箇条書きです。
文章を書く際に人は文の構造や順番などを無意識に考えています。それが書くのに疲れてしまう原因の一つで、挙句には何を書いて良いかわからないという結果になってしまう。
でも箇条書きならそれぞれ書いていることが独立しているので接続詞も要らないし、思ったことをそのまま書けるので書くのがスムーズになります。
実際に私が書いているのがこんな感じで、いつもの日曜の流れを想像して書いてみました。
・起こったことはそのまま書いて、もし書きながらそれに対して思うことがあれば改行して矢印を。(※1)
・時系列はバラバラでも良し。慣れてくると自然に順番良く書けるようになります。後から思い付いたことがあれば、書いた後にその順番のところまで矢印を引っ張って書けばOK。
書くポイントは大きく分けるとこの2つ。ここであの言葉を使ってしまうけど、「本当になんでも良いから書く」んです。例に書いてあることの中でこれは記録していく上で必要か?と思うものももちろんあります。でも、その時は要らないと思っていてもいつか必要な情報になるかもしれないし、何も考えず書くことで言葉でアウトプットする癖が付きます。
そして何度も出てくる内容があればそれが自分が手帳に書きたい内容。そうすると当初の問題であった「何を書いて良いかわからない」の答えが自然と見えてくると思います。
あとはその中で「楽しみ」「こだわり」を見つける
この書き方に慣れてきたら、あとは書いたものを項目ごとにそれぞれの手帳に割り振って書くだけです。手帳を複数使いしたくない、これを日記としての手帳にするので要らないというのであれば割り振りをしなくても構いません。
そうして書く癖が付いて余裕が出たら、もう書くことを手間だとは思わないので今度は好きな綴じノートやリフィルに書いていってみようとか、コラージュしてみよう、ペンはこれに変えてみよう、色分けしてみよう、など広げていくともっと楽しくなります( ´∀`)
私自身、一つの大きな文章に1日をまとめるのは苦手だったので、どう書いて良いか、何を書いて良いのかわからず悩みましたが、この書き方をするようになってから手帳がスムーズに進むようになったし、元々書くことが好きだったけど更に楽しくなっていきました。
ある程度書き慣れた今も悩むことはあるけど、noteやインスタなどで他の方の手帳を見ながら、楽しく書くことが出来たら良いなと思います(о´∀`о)