牛丼に救われた日
今日も友達と自習室に残った。
ゼミの課題に追われながら夜中の1時30分までいた。大学にこんな遅くまで残っていたことはないので、いかにも数学の研究者のような気持ちに浸っていた。
「ぎゅるるるるぅ」
さぁ、そろそろ帰ろうかと思った矢先、友達と俺のお腹が同時に鳴った。
2人は目を合わせた。次に発する言葉はもちろん、
「牛丼食べ行こうぜ!」
ちょうどお腹が空く時間、頑張った後のご褒美、至福のひととき。牛丼屋が24時間営業の理由がわかった。
お互い一言も話さず牛丼を口に運んだ。
「美味い」なんて言う必要がない。そんなことはわかってる。早く食べたくて仕方がないのだ。
この牛丼を通して、男の友情が深まる。
これから先、俺はあと何回牛丼に救われる日が来るだろう。
NO 牛丼,NO ライフ.
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