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紫陽花の国にアリスの見え隠れ(第6回現代語俳句投句会参加)

6月の俳句です。俳句がどんどん楽しくなってきました。楽しくなるためのキーワードは「難しいと言わない」だと感じています。いや、言っちゃうんですけど、以前の半分くらいになりました。笑

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Kusabueさん、いつもありがとうございます!
この投句会ではひとり10句まで投稿できます。
楽しいですよ(^^) ぜひご一緒にいかがですか?

今回は五句です。機知を練ったり、余情を意識したり、十七文字は大忙し。そんな中でも「楽しく」「自分らしく」を疎かにしないで詠んでみました。

では参る


緑蔭のベンチ埋まって根にふたり

驟雨の矢いざこの本を護り抜け

金魚乱舞どっしり黒のお囃子で

青田凪ぐ千の瑞穂が向く空よ

紫陽花の国にアリスの見え隠れ


6月は自身の誕生日ということもあって、雨が降っても日が照っても、なんとなくウキウキしちゃいます。先日は大好きな紫陽花を観に出かけたのですが……

庭園内に俳人・金子兜太の句碑がひっそりと佇んでいました。名前くらいしか知りませんでしたが、一時期この辺りに住んでいたみたいです。後でWikiってみた。途轍もなく凄い方だったんだな(o_o)!!

白梅や老子無心の旅に住む

彼が俳句を始めた18歳のときに詠んだ「第一作」とのこと。あわわわわ、天才。北原白秋の詩や老荘思想にも憧れを抱いていたそうです。
この句のように、僕も旅に住んでみたいな。
……いや、もう住んでるのかも。ではまた!


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矢口れんと
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