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【マリノス】第3節エスパルス戦感想【Jリーグ2022】

清水エスパルスとホームで対戦しました。結果は前節に続き2-0で勝利をおさめました。引き続き負傷者を考慮し、これまでの実績が少ないスタメンとなりました。このスタメンで連勝を飾って開幕5連戦を締めくくれたのは前節に続いてチームの底上げができている証拠です。

フォーメーション

J1リーグ2022 マリノスvsエスパルス 2022.3.6

前節から6人を変更し、吉尾、角田が今季初スタメンとなりました。

試合展開(得点経過)

1得点目 前半32分 小池龍太(マリノス)

小池龍太が敵陣右サイドからパスをすると見せかけて中央に切り込んでシュート。利き足でないにも関わらず美しい放物線を描いたシュートがゴール左上に決まりました。この日はサイドバックではなくボランチで出場し、得点まで決めてしまうまさに千両役者というべき活躍です。

2得点目 前半43分 吉尾海夏(マリノス)

ディフェンスラインでパスをまわすエスパルス守備陣にハイプレスをかけると、立田のクリアに吉尾が足を出します。すると、吉尾の足にあたったボールはそのままゴールへ飛び込みました。初スタメンで記念すべきマリノスでの初ゴールを記録しました。

気になるポイント3つ

1.角田の覚醒

この試合で先発した角田は大卒新人です。昨年途中からマリノスに所属していましたが出場機会はありませんでした。今年はチアゴの移籍畠中の負傷などで早くも出番がやってきました。しかもデビュー戦とは思えない落ち着きとアグレッシブさで完封勝利に貢献しました。正直角田がここまでできるとは思っていなかったので、本当にうれしい収穫です。

2.小池龍太のマルチぶり

この日は本来左サイドバックの小池龍太ボランチで先発しました。前節も途中からボランチの位置に入っていましたが、あくまで一時的なものと思っていました。しかし、今節は最初からボランチで出場し、得点まで挙げてしまうマルチぶり。本当にこの選手まだまだ底が知れません。まだまだ大きなポテンシャルを持っているような気がします。今シーズンのマリノスのキーマンになる予感がしてきました。

3.マスカットマジック

前節もそうですが、加入間もない選手やこれまで出場機会の少ない選手を起用して勝利に導いています。もちろんこの勝利は選手の頑張りに依るところも大きいですが、この選手起用を行ったのはマスカット監督です。もしこの2戦を落とせば間違いなく起用方法を批判されたことでしょう。そのリスクを負ってでも選手を信じて起用して結果を出した監督の手腕は非常に高く評価できます。普段の練習から選手の様子をよく見てないとこういった起用はできないと思うので、監督として素晴らしい仕事をしているなという印象です。

全体を通して

前節は連携不足や試合勘の不足からパスミスなどが散見されましたが、この試合ではいつも通りのマリノスのサッカーができていました。相手やこちらのメンバーも違うので一概には言えませんが、「誰が出てもマリノスのサッカーができる」ということを見せてくれた試合だと思います。

特に前半は相手のシュートを0本に抑えて、2点を奪うというまさに攻守に置いてパーフェクトな内容でした。欲を言えば後半に3点目、4点目が欲しかったところですが、このメンバーで失点を0に抑えてしっかり勝ち点3を獲得したというところに大きな意義があります。

前節と今節で得られたチームの底上げという収穫は、これからACLを含む過密日程を戦う必要があるチームにとって大きな財産です。控えと思われていた選手でもしっかりとマリノスのサッカーができることを証明しました。レギュラーと思われていた選手はこのことに大きな刺激を受けるでしょうし、これからマリノスでは熾烈なレギュラー争いが始まることでしょう。

レギュラー争いはチームの活性化に不可欠な要素です。また、過密日程を乗り越えるためのターンオーバーを行う上でも選手層の厚さは重要な要素です。「誰が出てもマリノスのサッカーができる」これが今年のマリノスのキーワードになるでしょう。

次の試合に向けて

次は3/12の土曜日にアウェイで北海道コンサドーレ札幌と対戦します。ここれまで連戦を戦ってきましたがここでよやく少し試合間隔が空きます。コンサドーレはここまでリーグ戦では3戦全て引き分け、ルヴァンカップでは1勝1分となっています。引き分けが多いものの未だ無敗です。ただ、今節のようなマリノスのサッカーができれば十分勝機はあります。次節マリノスのスタメンは正直予想ができません。負傷者の復帰具合にもよると思いますが、またもあっと驚くようなスタメンが発表されるかもしれません。

それでは、この辺で失礼します。

この記事内ではフットボールラボさんのデータ、画像を使用させていただいています。(https://www.football-lab.jp/)

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