【深層解析】ミノルタ反射望遠レンズ MINOLTA AF Reflex 500mm F8 : LENS Review 分析148
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日本で最も専門的な写真用レンズの分析サイト「LENS Review」の新規レンズ分析記事は、ここNoteのみで独占配信することになりました。
この記事では、MINOLTA の一眼レフカメラ用交換レンズAFシリーズから反射望遠レンズ Reflex 500mm F8の歴史と供に設計性能を徹底分析します。
レンズの概要
まず、反射望遠レンズというものをご存じでしょうか?
かつて反射望遠レンズは、フィルム一眼レフカメラの最盛期1980年代ごろ多くのカメラ・レンズメーカーが販売していました。
ところが、レンズのオートフォーカス化が難しいという課題から1990年代になると徐々に姿を消し、2025年現在ではTOKINAのみが力をいれているようです。
今回分析するMINOLTA AF Reflex 500mm F8は、反射望遠レンズでありながらオートフォーカスを搭載した非常にめずらしいレンズです。
そこで、当記事では反射望遠レンズの基本的な仕組みから、一般的な望遠レンズとの違いまで詳しく分析しご紹介いたします。
文献調査
今回分析するレンズの設計値に関連すると思わしき特許文献は以下となります。
記事のメインとなる反射望遠レンズMINOLTA AF Reflex 500mm F8は特開平1-287617の実施例1、記事中盤から比較相手として登場するOLYMPUS 400mm F6.3はUS3864027の実施例1となっています。
反射望遠レンズの仕組み
いきなりですが、まずレンズの断面となる構成図をご覧ください。
この構成図は、製品のカタログなどに記載されていますが、普通のレンズとあまりに違いすぎて、何がどうなっているのかわかりませんよね?
構造から説明いたしましょう。
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