「フォトジェニックなオンライン会議を実現する機材教えてよ」とオーダーがあったので
こんにちは、フローレンスで広報&動画制作しています、石川レンです。
緊急事態宣言が解除になりましたね。
「よっしゃーコロナ勝利!!」でないことは、皆さん重々承知していると思いますが、withコロナですし、引き続き、STAY HOMEをベースに、リモートワークを継続する人は多いと思います。
そんな僕も完全リモートワークは3ヶ月くらいになりました。
で、この状況下で、beforeコロナと大きく変わったことは、「オンライン会議」ではないでしょうか。
「ビジネス上の礼儀だー!」とか「Face to Faceじゃないとミーティングじゃない!」とか声高に言ってた人がいたような気がしますが
コロナによってルールが変わり、全員が離れた場所で、PC同士をインターネットで繋ぎ、話し合いを行うことが、もうデフォルトになりつつあります。
アジェンダが明確化されたMTG(特に定例など)、社内社外関係なく挨拶目的のキックオフMTGなどは、オンラインが効率良いことは、ほぼ皆が認識したことではないかと思います。
(もちろんリアルの場でしか成果がでないMTGはありますが)
これは余談ですが、数ヶ月前までは、オンラインでの飲み会(通称zoom飲み会)なんて1秒も話題になってなかったのに、巷では当たり前になってきたほど。これまでzoomのズの字も知らなかった妻が、バーチャル背景を使ってた時は驚きましたよ。
(↑天井の蛍光灯だけという環境下でもこのくらい綺麗に写ります↑)
画質が悪いことは今後ハンディーキャップになるかもしれない時代へ
まず、前提として、オンライン会議はこのコロナによって、急激にニーズが生じ、ほとんど全員が「よーい、スタート」と同時に、わからないまま走り出した状態ということです。
つまり、ドラクエで言うと、なんの装備も持ってない勇者志望の主人公。要するに、ただの人です。ここからレベルアップをすると同時に、剣やら盾やらを獲得していくんですが。
まさにオンライン会議も同じで、今は全員が、ゲームが始まったばかりの「ただの人」なんですが
これからはそのアイテムが必要になってきます。
具体的に言うと、マイクや照明、そしてカメラ。
で、最初に装備してほしいのが、カメラなんですよね。
映像の質。
THE GUILDの安藤さんもそんな話をしています。
今はほとんどの人がPCのインカメか、(画質という意味で)ほとんど機能していないWEBカメラでリモート会議をしている人は多いかもしれません。
しかし、今後は、リアルな場でない会議の比率が高まるのであれば、あなたの印象を決定づけるものは、ズバリ、ファインダーを通したYOUなんですよ。ファーストインプレッションはカメラのレンズ越しとなる。
実際、僕はしれっと、社内の定例MTGで一眼レフを使ったリモート会議をした際には、「めっちゃ良い人風に見える…」「なんだか好印象…」「EXILEのMATSUさんにうっすら似て…(以下省略)」なんて言われたもんです。
もちろん、高音質のためにマイクを導入したり、照明を実装したりすることも重要なんですが、まず、カメラを変えることをオススメします。費用対効果が高い。マイクは、お持ちの有線でもBlutoothマイクでも良いんです。十分クリアですよ。
実際に駒さんにも導入した機材はこちら
前置きが長くなってしまって恐縮ですが、今、僕が思うベストな機材をここにまとめした。
これは、僕が所属する認定NPO法人フローレンスという組織のトップであり、僕のボスでもある駒崎弘樹氏にも導入しておりますゆえ、ご安心下さい。
オンライン取材が爆増したボスですが、これでもうバッチリなんですよ。
あと、単純に、一眼レフ買って、PCに繋げば良いっていうわけではないのでご注意。
一眼レフには、HDMIパススルー機能が必要ですし、PCとの間に、ビデオキャプチャーという機材を経由させないと、PCがカメラとして認識してくれなかったり。
調べたら色々出てくるので、説明はそこに預けますが
まだ何も所持していない人が
「んじゃ、何のカメラ買えばよいの!」
と思うかもしれません。
そんな方向けに、参考になればという思いで書き出します。
■【カメラボディ】Panasonic LUMIX GH4 (約7万円)
ただカメラと接続できれば良いのではなく、例えば、GOPROを含め、ライブ配信用カメラとして機能しないカメラだと、画面のメニューが消せないので、Zoom画面にも電池マークや様々なメモリが表示されたりします。
また、リモート会議だけじゃなく、動画収録としても機能できるのであれば、
こちらはGH5の型落ちなので、もしお金が潤沢にあるのであれば、4Kが撮影でき、かつHDMIがMicroではない端子をぶっさせるGH5をオススメします。手ブレ補正も神がかっています。(GH4にしたのは価格を抑えるためです)
マイクロフォーサーズですので、比較的安く超綺麗なレンズを導入できることもメリットの1つ。
■【レンズ】OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 ブラック (約3万円)
卓上に置くため、明るくて、かつ広角であり、さらに言えば安くて綺麗、というレンズはこれです。
ボケ感がよい。
■【ビデオキャプチャー】AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS(約2万円)
他にもビデオキャプチャーはありますが、ライブ配信をする際に必要となる代表的なソフトウェア「OBS」が使用できないものもあるので注意。これはもちろん問題なく使えます。
■【ACアダプタ】KEMANI DMW-AC8 AC電源アダプタ(約2,000円)
会議は1時間以上ぶっつづけでしたり、あるいは切れ目もなくすぐに別の会議が始まったりと、カメラの電源を長時間もたせる必要があります。バッテリーではとても間に合わないので、電池アダプタに挿入する形で安いACアダプタを購入しましょう。これは例ですので、GH4に合うものであれば何でもOKです。
■【HDMIケーブル】HDMI-Microケーブル 1.0m(約1,000円)
GH4のメス側がMicro端子ですので、通常のHDMIケーブルではなく、こちらを購入しましょう!
メーカーはなんでもよいです。また卓上に置くため、ご自身の環境に合わせた長さを選んで下さい
■【卓上三脚(ミニ)】Velbon 卓上三脚 EX-mini 2段(約1,700円)
テーブルに収まればよいので、何でもよいですが、一応、掲載しておきます。ちっちゃくて軽いのにもかかわらず、作りはしっかりしているので良いかもしれません。
全部揃えると、だいたい13万弱くらい
これも大事ですよね。
実際、すべて購入するとだいたい13万弱くらいです。
一眼レフ自体、まあ10万くらいするので、この値段で揃えられるは安いと思いますし、企業でいうならばすぐに買っちゃって損はないです。
これでYoutubeライブやツイキャスでのライブ配信もできちゃいますからね。もちろん録画も抜群に綺麗ですよ。
【お得情報】Canonか富士フィルムの一眼レフもっている方に朗報!
なんと、このコロナ禍でリモート会議の需要が高まり、各社がどんどん製品のアップデートをかけていてですね。もし対象のカメラを保持している人がいれば、ビデオキャプチャーもいらず、HDMIをぶっさし、PCと繋ぐだけで、WEBカメラにできるかも、です!
これを利用しない手はないです!!
参考)
■Canon
※対応機種
(引用)https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/1250588.htmlより
■富士フィルム
※対象機種
対応機種は「GFX100」「GFX 50S」「GFX 50R」「X-H1」「X-Pro2」「X-Pro3」「X-T2」「X-T3」「X-T4」。
てことで興味あればぜひ
もちろんそれぞれの環境や予算感で異なりますが、僕はよく「何使ってるの?」と聞かれるので、参考までに書き出してみました。
接続とかもまあ簡単ですが、もしわからないことあれば、Twiiterとかでもいいので、ご連絡下さいー!
明日からのZoom会議が楽しみになりますよ。