見出し画像

もぐら叩き

私は現在妊娠9ヶ月の妊婦です。
初産です。
普段はカンボジア人の夫とカンボジアで暮らしていますが、出産前の里帰りのために帰国しています。

妊娠して7ヶ月くらいまではカンボジアで仕事を続けていましたが、すったもんだの事情があって仕事を辞めました(辞めさせられました)。

事情というのは、
私を雇ってくれたボス、兼、会社の株主が他の株主からいわゆる嫌がらせを受ける

ボスが会社を辞める、株主としての出資も辞める

ボスが雇った私もついでに排除される
という経緯で契約を切られました。
そもそも妊娠して思うように働けなくなったし。
カンボジア人からしたら外国人の私と仕事で意思疎通するコストがだるかったんだろうな、株主の方々ハローしかしゃべってくれなかった。

仕事を辞めてから日本に帰国するまでの2週間はなかなか暇で、
家の掃除をしたり
夫の甥っ子(2歳11ヶ月)と遊んだり
昼寝したり
カフェに行って読書したり

のんびりだらだら過ごしました。
料理は同居してる義両親が完璧にやってくれるので、私は見てるだけです。そもそもカンボジア料理作れない。調味料も香辛料も多すぎ。

大学院生時代の、精神病むほど忙しかった研究生活や、新卒社会人の時のサビ残祭りの生活と比べると、暇すぎて何にもしてなくて人の役に立ってなくてお金を稼いでなくて自尊心がジョリジョリ削られます。

脳が暇なので、
陣痛怖い
無事に産めるかな
母乳出るかな
ちゃんと子育てできるかな
子育てしながら仕事できるのかな
離乳食は食べてくれるかな
カンボジア人との子どもだから、言葉はどうするんだろう
などと不安がとめどなくあふれてきます。
起きてもいない将来のことをあれこれ考えてもしょうがない、不安になるだけ無駄だとわかっていても、つい不安になってしまう。
不安をもぐら叩きのように押し殺している。
解決策がほしいんではなく、誰かに共感してほしいんだろうな。
それも、既に子どもを育ててる人からの「皆そうだよ」「大丈夫なんとかなるよ」みたいな上から目線のテンプレなアドバイスはちょっとノーセンキュウで、
「わかる」「不安になるよね」みたいな同じスタート地点からの共感が、ほしい。

そんな感情整理のためにnoteを始めてみました。
見出しの写真はプノンペンの王宮で咲いてた蓮の花です。
ここまで。さようなら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?