0089_20230823・メシマズ考

どうしてそういうことになったのか、さっぱり記憶が無いのですが。

あの時の小学生私。我が家に訪問した母の友人に、グラタンと称するベーコン入り油ギトギトの牛乳を食べさせる。

お客さんは「おいしいです」と言ってくれた。
その後に親に怒られた記憶も無い。

その節はまことに申し訳ありませんでしたー!!!!!!

僕たちはなぜ、料理など簡単だと思ってしまうのか

実際に作るとなると面倒だという気持ちがムクムクとわいてくるのに。

メシマズをやらかす人の行動と心理がよくわかる例。
現状「できていない」のに、レシピ本や料理をできる人に教えてもらうといった「お手本」に従おうとしない。なんなのその意固地ぶり。

昭和~平成初期の漫画ではおもしろエピソードとして使われがちなメシマズでしたが、現在ではシャレにならない加害でもあると認知され、不条理ギャグシーンに使われる程度になった印象があります?

まじめな話、料理ができるって特殊スキルだと思ってもいいかもです。
家庭科の授業でやったでしょと? そんな記憶はとっくに脳の彼方へ吹き飛んでいったよ。

メシマズの不思議:味見をしない

まあこれ、普通に料理をこなせている人でも慣れると味見しないことあるから……。
「私はできている」という思い込みがあるから、味見という確認作業は要らないとなってしまうんやろな。
もしかしたら味見をすると料理がマズい現実に直面するから、無意識に避けているまであったりして?

メシマズの不思議:自分は食べないor味覚異常や頑健で食べても平気

漫画のご都合かと思ったら、いわゆるメシマズスレの体験談を見るにまれによくある事象のようで。
後者は病院に連れて行ったり身内総出で説得をはかるのが最善手なんすかね。

メシマズの不思議:マズさを指摘されると怒り狂う

人の子は自分のしたことを否定されたりネガティブに評されると反射的にムカつくのは当たり前の反応ではあるといえ。
無意識化では料理がおいしくできていないと気づいているのでは???

仮説:ホントは料理に興味ないよね?

だから味見しないし(見た目さえ整えられればいい)、
自分は作ったものを積極的に食べないし(料理に自信が持てないので食べるのも忌々しい、作る役目を押し付けられていると思ってるまでありそう)、
食材を食べられないような扱いをしても平気であると(楽しく食べる自分のイメージとつながらない)。

人の子、興味が無い事柄に対しては解像度が爆下がりして、ひどいと雑に踏みつけますしの……。

おとなしく専門のとこから出てる初心者向け料理本を完コピするとこからがんばれ。
はいそこ省略しない! 材料が無いと言い訳してアレンジしない!
じゃあどこをアレンジ()したかメモって結果のコレジャナイを真摯に観察するんや! つらい。

(了)

(2023/08/24追記)
メシマズから脱却した人の告白まとめ動画。「これくらいで(おいしくなくて)当たり前」という謎の思い込みがあるとのこと……。そして改善のきっかけはレシピ本に忠実に作って納得することだった。