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冷蔵庫の中に果物が入っているだけで、天国にいる気分になる。欲を言えば、色んなフルーツの生る木々が庭にでも部屋にでもたくさんあればいいと本気で思う。

スモモ、ブドウ、リンゴ…

現在の我が家の冷蔵庫には三種のフルーツがある。 これは私にとって素晴らしい事態である。

冷凍庫もカウントすると、ブルーベリーとストロベリーもある。



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数年前にこの肉体のライトボディ化が
勝手に始まってしまってから、
とにかく、まぁ、
受け付けないものばかりだ。

数多くの規制があるこの肉体の摂取食品嗜好。
その食に花を咲かせるのが果実。


“フルーツだけでは生きていけないが、
フルーツがないと生きていけない。”

※更に、彼らは自然栽培や
オーガニックであるべきである※


その果実が冷蔵庫の中や、キッチン。どこでもよい、生活敷地内に無いとなると、一大事である。そして、文字通り、真っ青になる。

だから 思う…


フルーツがあれば、ここは楽園だ





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そう言えば、1ヶ月ほど前に父から
「お中元は何がいいか?」と電話がきた。


「いや〜、ないよね、一般的な感じだと。」

「あ! 果物!!! 果物なら食べられる!」



「私の食べられないもの送って来ないでよ!」とプチキレたことが以前あったからだ。
(プチね、プチ。そして、盛大に悲しんだ。)

そこで学んだ父は聞くことを覚えた。



更に、偶発的に
この夏 新たなスタイルが生まれた。

地元にある百貨店のカタログを見ている
電話先の父が「果物、あるかな〜」とか
言っいるのを聞いて

(あるに決まっているではないか!
お菓子やハムだけではないよ)と
無言のツッコミを入れながら、

ウェブカタログを検索して、
「あるじゃん!そこに」と言う娘。

「どこか?」と紙面カタログのページをめくる父。


父: 「あー、あった。 みかん、マンゴー…
マンゴーは高いね。」

(いや、お父さん…私 最近 新たに ピスタチオがダメっぽくて、カシューナッツやマンゴーもね)

(いやいや、それ言うより…)

「ハウスみかんにしてよー」とリクエストした。


大切なことだからもう一度言う、

そう、リクエストしたのは私だ。






さて、数日後に届きました、
箱詰めハウスみかん。

薄い繊細な皮に濃いジューシーな実。

さぁ、口に入れます!

(あれ⁈ これダメだわー。 農薬ガンガン…)


飲み込むことが出来なかった。




大切なことだからもう一度言う (その2)、

そう、リクエストしたのは私だ。


確認不足であった、いや、思考不足であった。




そして、電話をする。

娘:「お父さん、みかん届いたよ。ありがとう!」

父:「どうだったか?」

娘:「う、うん… 甘かったよー」


(半年後のお歳暮までには、
次のリクエストを提出しなくては!)


折角 送ってもらったものだからと、
翌日、気を取り直して、再挑戦。

試すまでもなく、即ノックアウト。



残り20個弱の美しい箱入りハウスみかんは
食すべき人間が美味しくいただきました。


そもそも、
「いつも娘がお世話になっております。
ありがとうございます」の挨拶なのだから、
私はおまけなのである。

そう考えると、落とし所が見つかったのであった。


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さて、冷蔵庫を再び開けて
フルーツの盛り合わせでもいただこうかしら♪


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