本の可能性は無限大∞ By姉川書店_猫本専門 神保町にゃんこ堂
はじめまして、
姉川書店_猫本専門 神保町にゃんこ堂と申します。
ここでシェアさせてもらう
姉川書店での体験談は、
本で儲かる話……ではなく、
本を活かすことで、想像以上のミラクルが起きてビックリした!?
というお話です。
出版不況、活字離れ、町の本屋がどんどん潰れていく……
そして、出版社、取次先もどんどん低迷……
そんな、寒いニュースばかりが流れていた2010年。
普段、愚痴や弱音を滅多に吐かない
書店一筋60年の店主(私の父)が、
「取り寄せしても本が入ってこない。」
「店内に人が入ってこない。」
「本はもうダメかも。」
と、いよいよ言い出し、
うちも例外に漏れず、閉店の危機を迎えていた。
その頃、娘の私は、
実家(姉川書店)を出て一人暮らしをし、
本とは全く関係ない企業で会社員をやっていたため、
客観的にその様子を眺めていた。
そして私も、
行くたびに寂れていく実家の本屋を見ては、
残念極まりないが、そろそろ潮時かも。。。
と思っていた。
あとは閉めるタイミングだけ……
と、心底諦めていた矢先、
店主である父から、
「最後に、人が立ち止まる面白い書棚を作りたい。
売れる売れないは考えなくていい。
何かいい案がないか一緒に考えてほしい。」
と頼まれた。
……実際のところ、あの時本気で頼んできたかは定かじゃないが。。。
でも、もともと本好きだった私としても、
このまま何もせず閉めるのはもったいない。。。
というのが正直なところで、
店主である父がそれを望むのであれば、
協力したい!と心から思った。
そこから、紆余曲折……色々ありながらも、
粛々と準備をし、
猫好きな私の一存!?で、
店内に「猫本コーナー」を作ることに決めた。
ちなみに、
今でこそ世の中的に「猫ブーム」「猫人気」であるが、
準備をしていた2012年から2013年前半は、
世の中的に「犬」や「パンダ」の方が人気があり、
大きな書店を巡って市場調査した時も、
「猫本」はペットコーナーに数種類あるかないか……
という感じだった。
なので、
店内の入り口に4棚分作ることになった「猫本コーナー」も
お店を経営している両親からすると、
「これは正解なのか???」
「これで本当に人が立ち止まるのか???」
という感じだったと思う。
しかし、
『ニッチ×本』 というのはとても相性が良く、
これが想定外の展開へと姉川書店を誘うことに。
*ニッチ=大企業がターゲットしないような小さな市場
姉川書店×専門コーナーを作って感じたことは
「本」を絡めたからこそ作れた流れでありまして♪
本が持つ潜在能力を意図的に使えば
どんな売り場でも世界観を広げてくれるのでは!
と思えてならないわけです。
これは、体験したからこそ分かったことなので、
ぜひ、皆様にも
『本の可能性は無限大∞』
をシェアさせていただきたいと思います。
そして、
「うちは書店じゃない」
という方でも、
活かせる方法を発見!しておりますので、
ぜひぜひ、
姉川書店の体験談をお楽しみいただければと思います。
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