ズタボロな旅人
お久しぶりのひしだです。このnoteもあまりオープンにしたくないので、こっそりと書いていきます。ツイッターでも読めるようにするのもやめました。
そういえば、最近の大きな出来事はというと、9月に都内から引っ越しをしました。都心から少し離れていますが、神奈川県の西部のあたりにです。海も山も近くにあり、食べ物も美味しいしすごく良い場所です。
なぜ、そんな田舎に?なぜその場所に?などと聞かれるのですが、初めて訪れてみた時にしっくりいったところがあり、気がついたら移住を決めていました。でも何も考えなしに引っ越しを決断したわけではなくて、確信を持って決断しました。「あ、ここだ。ゴールかもな。」と。
なぜ確信を持てたか。というと、引っ越し場所候補の首都圏近郊の町を妻としらみつぶしに探していたからです(東京、日野市や多摩ニュータウン、西武池袋線沿いの埼玉の飯能やら所沢のあたり、横浜の港北ニュータウン、神奈川の秦野や逗子、千葉の津田沼などは下見に行きました)。
ネットで不動産サイトを毎日チェックし、町の治安情報や通勤経路、病院や行政サービスなり、生活をイメージしながら調べました。案外、田舎でも犯罪発生率が高く不審者も多くて、ナシになった場所も多数あります。治安というのはどこが決め手で上下するんだろうというのは、今も疑問です。都会だから危険、田舎だから安全とかは無いと思いました。
話が逸れましたが、首都圏近郊以外の長野県や石川県、伊豆諸島なども考えた時もありました(荒唐無稽すぎて却下)。でもどこもかしこもピンと来ずで、どうにもこうにもでした。そこに現れたのが移住先の今住んでいるところでした。自分たちの生活するというイメージに一番近い場所だと感じました。
ずっと住んでいた都内の区も、家賃なり不動産価格が高すぎて、子育てしながらとか、うつ病になり仕事をやめたぼくがいる、猫もいるなりでは、ずっと生活していくのは現実的じゃないなということで、昨年秋ごろから計画を進めていきました。交通や治安の面も考慮しつつ、月々の支払いも自分たちの身の丈にあった生活を追い求めた結果です。東京の時よりも家は広いのに、家賃は遥かに安いです。まあ通勤は時間がかかりますが。
兎にも角にも良かったです。晴れた日、家の近くからエメラルドグリーン色の海を見てたら、自殺しなくて良かったと思いました。人生は旅ですね。使い古された表現ですが、自分の人生を振り返ると"まさに"です。妻とは東京と大阪で遠距離恋愛の末に、妻が大阪に来て同棲が始まり、その後は妻とぼくで東京に移住し結婚。かわいい娘にも恵まれました。いろんなトラブルや仕事もたくさん経験してズタボロですし、ポンコツなのも変わりませんが、今、幸せです。
本当に東京へ来てから、社会の荒波にもまれてぐちゃぐちゃになりました。自信も失くしましたし、少しばかり大人にもなりました。なんだかよく分からないけど、旅を続けていたら良いことも見つけられました。
今年38歳です。娘が生まれてからやっと人間的にちゃんとしなきゃ、自分を律する気持ちは持たないとな、と思えるようになりました。生き続ける覚悟みたいなものが出てきたような気がします。
去年、病気になり仕事もやめ、今はだいぶ回復してきて、また一つ二つ強くなったというか、どうでもよくなりました。結局これで良かったのかなあ、成長するための試練なのかなあ、なども思いました。まあ、いらないことはあまり考えないようにしています。
娘の成長が毎日嬉しいです。それだけです。しんどい時に気にかけてくれた人たちには心から感謝しています。意地悪な人たちには、諦めと無関心と哀れみの気持ちしかありません。ぼくは元気です(^O^)
今日もお疲れ様でした。世界のすべてに祈りをこめて。
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