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改めて「ダークナイト」を観ると…

みなさん、こんにちは。上級心理カウンセラー&マインドフルネススペシャリスト、マインドフルネスカウンセラーのKIYOです。

世界中でバッドマンシリーズの「JOKER」が話題になっておりますが、その前にと、改めて(おそらく4回目)、クリストファー・ノーランの「ダークナイト」を観てみました。

もちろん、映画館で初めて観た時の、揺さぶられるような衝撃は弱まっていましたが、「バットマン」という娯楽シリーズを「バットマン・ビギンズ」に始まり、「ダークナイト」では人間の善意というテーマと、善と悪は表裏一体であるという事実を掘り下げながらも、アクションムービーかつサイコスリラームービーでありつつ、ヒューマンドラマであるという、超傑作に仕上げたクリストファー・ノーラン監督の手腕には、やはり喝采が送られるものだと思います。

また、なんといっても、ジョーカー役のヒース・レジャーの怪演が無ければ、この作品は成り立ちません。その後の彼の急逝は惜しんでも惜しまれるものではありません。将来性のあるスターを私たちは失いました。

そして、私の中のバッドマンはクリスチャン・ベールが最高です。彼は体重を激増、激減させながら、様々な役をみごとに演じている、現代の演技派俳優の一人だと思いますが、彼のバッドマンはこの上なくハンサムな上に、心と肉体の強さに加えて、高潔さ、品位を感じ、そして苦悩、影をも感じることが出来ます。

その後のバッドマンシリーズのベン・アフレックも良い役者だとは思いますが、彼が演じるバッドマンには生まれつきの高潔さや品位、そして影を感じることが出来ず、また娯楽ムービーに戻ってしまう気が、個人的にはしています。

また、アルフレッドはマイケル・ケインでないと、という思いもあります。執事という役、大きな懐の深さを、立っているだけで表現できる人はそうそういないと思います。

そして、アーロン・エッカードも良かったですよね。彼の豹変が無ければ、この映画は成り立たないので、大切な役を丁寧に、全身で演じる必要があったと思います。

これでは、まるで俳優批評文になってしまいますが、私の人生の中で心揺さぶられた映画TOP10に入る作品です。

この重厚感、「ダークナイト」のタイトルを表現する画面のダークさ、キャラクターの心のダークさ。

しかし、セリフにあるように「日が昇る前が一番暗い」、そう信じさせてくれるシーンもある、つまり人間には希望がある、と認識させてくれる素晴らしい映画です。

男性向きの映画かもしれませんが、女性でもクリスチャン・ベールとアーロン・エッカードの男前を観るという観点(それでは軽いかな?)で観られても良い映画かと思います。

早く「JOKER」が観たくてたまらない、KIYOでした。


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