悩めるバーチャルSHOWROOMER東雲めぐの衝撃
東雲めぐちゃん配信開始の動画がツイッターのRTで流れてきて、その可愛さにびっくりして書いた記事を投稿したのが3月8日なので、あれからもう3ヶ月以上が経った。つまり、東雲めぐちゃんがSHOWROOMで配信を始めてから3ヶ月超経過したということでもある。
この3ヶ月間、本当にいろいろな変化があった。わかりやすいところだと配信はじめの挨拶が「ハローハッピー!」から「はぴふりー、しゃらららーん」になった。朝ならではの挨拶として、ハッピーをふりかけているらしい。(かわいい)占いはめぐちゃんお手製の画像で示されるようになり、天気予報ではマシュマロで視聴者から寄せられた様々なご当地情報を紹介してくれている。
視聴者の総称は「めぐるーまー」に統一され、6月22日現在、ツイッター上で「@めぐるーまー」人口は増加の一途をたどっている。(と思う)東雲めぐちゃんがテスト期間で朝配信をおやすみした日にはエア実況なども行われ、#エアめぐ朝配信実況がトレンド入りしてしまうなどの珍事もあり、その団結力も日に日にましている。(と思う)
はじめてのリアルイベントとして東京タワーでのイベントも行われた。当選した10名は東雲めぐちゃんと話す機会が与えられ(なんと3分間!!!)、ポスターをかけたじゃんけん大会や、記念品として東雲めぐ画伯の特性イラストアクリルキーホルダーが贈呈された他、五十嵐パパのサイン会なども催され、盛りだくさんのイベントは大成功で幕を閉じた(断言)。
↑チェキも撮ってもらえた。(最高)
明るく元気で、お便りを送れば、それが人生はじめてのお便りのように喜んでくれる。リプを送ればときに丁寧に、ときにユーモアたっぷりに返事を返してくれる。そうかと思えば落ち着いた魅力的な歌い声でめぐるーまー各位を虜にしていたりする。東雲めぐちゃんの魅力は配信を重ねるごとに、心の隙間隙間に染み渡っていき、深みを増す。”そこにいる”という存在感が、動きや仕草、表情、声色、文章から溢れて止まらない。
これからますますその勢いを増していき、めぐるーまーをその魅力の深みにはまらせていくことだろう。
ーーそんな明るい東雲めぐちゃんだからこそ、印象に残っていることがある。
6月17日の夜配信の終盤で、彼女自身の口から、「最近ちょっと自分に自信がなくなったきた」という悩みが語られたことだ。
「悩みがある」という当たり前のことを、キャラクターから直接打ち明けられる、これは僕たちにとって未経験のはずだ。これまでなら、画面の向こうのキャラクターたちが、画面の中で悩み苦しんだとしても、画面の中で解決していった。
しかし東雲めぐちゃんの場合は画面の向こうにはリアルな現実が広がっている。彼女の抱える悩みはそのまま地続きのリアルとしてそのまま彼女が解決したり、抱え続けたりする。
太陽みたいなめぐちゃんは、悩みや苦しみからはいっちばん遠いところにいると思っていた。でもそんなことはなかった。太陽みたいな彼女でも、僕たちとおんなじように悩んだりする。そんな当たり前のことに驚いた。一方でそれは、少しだけ、頼もしくもあった。3ヶ月間、とてもエネルギッシュに、夢に向かって駆け抜けているように見えた彼女でも、僕たちと同じように、悩み、立ち止まり、考えながら歩んでいたのだ。だったら、間違いだらけ、迷ってばかりの僕だって、彼女と同じように、駆け抜けていけるのではないかと、そう思わせてくれるのだ。
東雲めぐちゃんはかけがえのない存在だが、僕達だって一人ひとりかけがえのない存在のはずだ。魅力的な彼女と同じように、僕たちにも魅力があるはずだ。誰もが忘れさせられていたそんな思いを、東雲めぐちゃんは思い出させてくれた。ありがとう。この言葉が嬉しいことだって、気づかせてくれたのも東雲めぐちゃんだ。
ーー悩みにまつわる配信で、忘れられない回がある。6月3日の配信で、きのぴおすさん(@kinopios_megum)のお便りが紹介されたときの配信だ。「優しさだけでは生きられない」と母に言われ、絶望していたところを東雲めぐちゃんに救われたというお便りに対して、東雲めぐちゃんはこう言ったのだ。「(お母さんも)優しく育ってくれてよかったって絶対思ってる。お母さんも、きっと心配してそう言ったんじゃないかな。」目からウロコだった。人の人生の登場人物でさえ、こんなに優しくぱーんしゅわっしてしまうのか、と涙が出た。
そんな彼女もきっと、自分の人生の悩みをぱーんしゅわっとさせることは難しいと思う。悩んで、落ち込んで立ち上がれない日もあるだろう。それで毎日の配信が辛くなるようなら、いっそ打ち明けちゃってほしい。きっと、あなたに勇気をもらっためぐるーまーが、いつでも力を貸してくれる。あなたからもらった力を、絶対に貸してくれる。めぐるーまー達は普段、そのために力を余している。
誰に向けて書いたかわからなくなってしまったが言いたいことは一つ。
東雲めぐのいる世界線で、生きていけてよかった。
ps.どうかこの文章が石油王に届いて、僕の建てられない分のタワーを建ててくれますように。