詰めチャレ2400
こんにちは、lemon sourです。まず、詰めチャレに関するプロフィールを書こうと思います。
2022年4月詰めチャレMax2200 2100後半で安定
2022年9月詰めチャレMax2300 2200安定
2023年5月詰めチャレMax2370 2300安定
2023年11月詰めチャレMax2420 2350弱安定
2024年10月現在詰めチャレMax2460 2380安定
こんな感じです。今回は詰めチャレ2400に上げるために自分が重要だと思うことを列挙していきます。
詰めチャレの目的
詰め将棋を強くなるためには、よむ速度を上げること、深くよめること、知識をつけることが代表だと思いますが、詰めチャレはよむ速度を上げるのに最適なトレーニングです。逆に、知識をつけること、深くよめることに関してはやや不適です。そのため、本で深くよむ・知識をつけるトレーニングをして詰めチャレでよむ速度を上げる、あるいは、自分の持っている知識を適切に取り出すトレーニングをするというイメージですればいいかと思います。
3・5・7手詰は重要
まず、そもそもなのですが、詰め将棋は手数が大事だと勘違いする人はいますが、手数は全く大事ではありません。短い手数でいいので読み落としなく正確に早くよめること・知識としてもっていることが大切です。3・5手詰で意識してほしいのは、詰み筋・詰み形の暗記です。詰み筋をたくさん覚えておくことによって、見える手は全く変わります。一見、「こんなの思いつくわけないだろ」という詰め将棋の問題でも最後は基礎がどれだけできるかが鍵になっていることが多いです。次に7手詰ですが、3・5手詰で学習した詰み筋の組み合わせ方です。これは、知識の「活用」の仕方を覚える段階です。3・5・7手詰だけで最低2000問くらいは解いてもいいくらいです。ここまでを徹底的にするだけでも詰めチャレ2200くらいにはなると思います。
長手数の詰め将棋を解くこと
ここでは、長手数を11手以上と定義します。3・5・7手詰を解くメリットは知識をつけることがメインであったのに対し、長手数の詰め将棋を解くメリットは詰み筋の組み立て方が分かること、深くよめることなどが挙げられます。そのため、1問1問時間をかけて取り組むのがおすすめです。また、長手数の詰め将棋を解くメリットとして、案外大事なことは、詰まない形を覚えることです。詰め将棋の問題を解いていくとほぼ必然的に1枚足りないという状況に直面します。その度に、この形は何を持っていなければならないかを知識と蓄えていけば、やがて効率的によめるようになります。また、答え合わせの際に、見えなかった・見えるのに時間がかかった手に関しては、なぜ見えなかった・見えるのに時間がかかったのかを考え、どのように考えればもっと早く発見できたのかを振り返りましょう。
必死問題
詰めチャレ2400に到達するためには、必死問題も解く必要があります。なぜなら、詰め将棋の問題は原則駒余りが許されていません。逆を言えば、駒が余るパターンの詰み筋を勉強するのが難しいのです。また、寄せ方の勉強にもなりますし、変化も全てよみ切らなければならないので、詰め将棋力の向上にもなります。必死問題は非常におすすめです。
詰め将棋を考えるときの手順
最後に、僕が詰め将棋を考えるときの手順を紹介します。最初に盤面の状況判断を行います。具体的には、まず、相手の玉の位置と玉の逃げ場を考察します。次に、自分の攻め駒の主役と相手の守り駒の主役を考えます。それが判断できた後は、自分の攻め駒に邪魔な駒がないかを考えます。次は組み立てる段階です。まず、逃げられてはいけないところに逃がさない工夫を考えます。その際、相手の守り駒が働いて上手くいかない場合、その駒の守備力を弱めることを考えます。具体的に1問解いてみます。
この問題の場合、玉は4筋あるいは、4段目以降に逃げ出してしまうとほぼ捕まらないでしょう。飛車を使って上から押さえつけるイメージで寄せていく必要があります。また、こちらの攻めの主役は、持ち駒の飛車になりそうです。手順を組み立てて、うまいこと1間竜の形を作りたいです。(また、相手の守備駒の主役は3一の金ですが、今回の場合は、あまり関係ないです。)したがって、初手1三飛です。対して、1二合ですが、何を合駒しても同飛成の一択であるため、今回は、歩と桂と角の合駒のみを考えればいいです。この問題はテーマが一間竜でどの合駒であれば、手数が最も長くなるかをよむだけなので、歩の場合を述べて解説終了と致します。1三飛、1二歩、同飛成、同玉、1三飛、2一玉、2三飛成(一間竜が実現しました!)、2二金、3二銀、1一玉以下詰み
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