麻雀の「シャボ」「バッタ」とは?
麻雀を打っている時、「シャボ」「バッタ」という言葉を聞いたことがあると思います。
(全く聞いたことがなかったという方、すみません。)
聞いたことがある人は実際に卓や牌を使って打っている時、いわゆる「リアル麻雀(リア麻)」の時ですね。
近年流行しているネット麻雀でも、もしかしたら通話を繋げて打っている時に聞いた方もおられるかもしれません。
そんな麻雀用語について、前回の記事はこちら▼
「シャボ」「バッタ」って何?
麻雀における「シャボ」「バッタ」とは、シャンポン待ち(シャボ待ち)状態のことを指します。
『日本プロ麻雀連盟 初級/麻雀用語辞典』によれば、以下の通りです。
要するに「シャボ」=「バッタ」であり、言葉は異なりますがどちらもシャンポン待ちのことなのです。
「バッタ」がスラング(俗語)というのは、調べてみて私も初めて知りました。
そもそもの語源は?
「シャボ」がシャンポンから来ているのは言葉の綴り上、なんとなく理解はできます。
方言なども隣県で微妙に言い回しが変わることもあるので、シャンポンと発音する内にシャボに変わっていったと考えるのは想像に難くないです。
では「バッタ」という呼び方は何なのか。
これについては諸説あると思いますが、「バッタもん」から来ているのではと考えます。
前項の通り、シャンポン待ちとは、「2つの対子があって、両方が当たり牌になる待ち」です。
和了時は3つの組み合わせ(暗刻)になる訳ですから、2つの対子待ちがあるというのは偽物(仮)の面子があるようなイメージだと想像できます。
この点については、日本麻雀道連盟の『麻雀春秋』(2021年4月号)にて、分かりやすい記載がなされています。
「偽両面待ち」=「バッタ物の両面待ち」というのが語源の一つとしてかなり有力であるということです。
なぜ呼び方が分かれるの?
この点については調べてみましたが、いまいち有力な説を掴むことができませんでした。
強いて挙げるとすれば、時代や地域によって呼び方が分かれる可能性があるかもしれません。
麻雀もローカルルールが多い分野ですし、その中の用語であれば地域差があってもおかしくありませんよね。
もし地域差についてご存知の方がおられたら教えていただけますと幸いです。
それでは、良き麻雀ライフを!