遠足

某所にラーメンを食べに行ってきた。
昨日まで押しつぶされそうだった気持ちが嘘のように楽しかった。しかし、この気持ちが長続きしないこともよく解っている。明日には新しい憂鬱が僕を襲うに違いない。
あぁ、ただ美味しいもの、美しいもののことだけを考えていればよかった、あの時間にもっと浸っていたかった。現実に在るのは、小さな無数の刃物のついた日常。それでしょうがないのだった。

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