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ジャッキー・ロビンソンはちゃんと野球が上手かった。

 檸檬と申します。

 皆さんはこの映画見たことがありますか?
 ちょいとあらすじ(Wikipedia)を書いておきますと、

 1947年、ブルックリン・ドジャース(ロサンゼルス・ドジャースの前身)のゼネラルマネージャーブランチ・リッキーは、ニグロリーグでプレーしていたアフリカ系アメリカ人ジャッキー・ロビンソンを見出し、彼をチームに迎え入れる事を決める。
だが、当時はまだ黒人差別が激しく、メジャーリーグ白人だけのものだった事から、彼の入団は球団内外に大きな波紋を巻き起こす。ロビンソンは他球団はもとより、味方であるはずのチームメイトやファンからも差別を受けてしまい、孤独な闘いを強いられる。しかし相手球団の監督の罵倒や危険球に耐え、必死にプレーする彼の姿が、やがてチームメイトや観客の意識をも変えていく。

Wikipedia, 42 〜世界を変えた男〜
https://ja.wikipedia.org/wiki/42_%E3%80%9C%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%81%9F%E7%94%B7%E3%80%9C

というお話でして、ジャッキー・ロビンソンについて、皆さんのイメージでは「MLB初の黒人選手」が強いのではないでしょうか?

 しかし、彼はそれだけじゃないんだぞ! ちゃんと野球も上手かったんだぞ! って話がしたいんです。だから今回は映画にはあえて触れずに、ジャッキー・ロビンソンのキャリアをご紹介したいと思います。

Lahman's Baseball Databaseを利用させて頂きました。

1.それ以前に……

 先ほど「MLB初の黒人選手」と書きましたが、実はモーゼス・フリート・ウォーカーウェルデイ・ウォーカーのウォーカー兄弟や、ウィリアム・エドワード・ホワイトが本当の史上初の黒人選手なのでは? という説もあるそうですって……。
 From Wikipedia(名前のところからURLでサイトに飛べます) 

2.彼のスーパーキャリア

 まずパッと数字でキャリアを見てみましょうか。

大きすぎるので二段になっております。

 キャリアを通じて盗塁王2回(1947年, 1949年)&首位打者(1949年)&最高出塁率(1952年)を獲得。そして新人王(1947年)、シーズンMVP(1949年)を受賞しました。
 ハイ、めちゃくちゃ凄いです。

 特筆すべき点は打率と出塁率の高さですね。6年連続で打率3割&出塁率4割越えを達成しています。

 Today's Game(1988~)以降(2020年までのデータ)で打率3割&出塁率4割越えを6年連続で達成している選手は以下の通り

アルバート・プホルス(10年連続)
フランク・トーマス(10年連続)
トッド・ヘルトン(9年連続)
ブラディミール・ゲレーロ(7年連続)
エドガー・マルティネス(6年連続)
ゲイリー・シェフィールド(6年連続)
チッパー・ジョーンズ(6年連続)
バーニー・ウィリアムズ(6年連続)
マニー・ラミレス(6年連続)
ラリー・ウォーカー(6年連続)

 化け物揃いですね。10人中6人が既に殿堂入り、未受賞の選手もプホルスはまだ殿堂入り資格獲得前、シェフィールドとラミレスは禁止薬物使用が後を引いていますし、ヘルトンはいずれ殿堂入りするでしょ? という感じで順調に投票率をあげていますので、メジャー契約時に27歳だったこともあって実働年数は10年と短いですがジャッキー・ロビンソン本人の化け物具合が分かると思います。

3.まとめ

 彼が人生で残した功績はプレー以外の面に関わることについて伝えられることが多いですが、プレーにおいても殿堂入りに値するほどの選手であったことは驚きでしたね。
 

 あと実は彼の「首位打者&盗塁王&MVP」の同時受賞が49年ぶりにイチロー選手によって記録されているんですって。

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