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「コレクション」すること - John Mayer
世の中のアーティストを増やすためにコレクターを増やせたらと思いながら、普段はアートに関する記事を書いていますが、今日はコレクションすることをテーマにミュージシャンのJohn Mayerについて。
何かを集めること。例えば切手など、ものによっては「コンプリート」することでゴール到達する収集があると思いますがアートコレクションは違う類の収集になると思います。同じアーティストの作品を全て持っているコレクター、というのはあまり聞いたことがありませんし、いたとしてもかっこいいのか怪しいところ。かっこいいコレクションというのはどういうことなんでしょうか。
ミュージシャンのJohn Mayerは時計コレクターとして有名です。
Rolex, Audemars Piguet, Patek Philippeという時計好きなら誰もが憧れるブランドの中でもさらに貴重な数々をコレクションしているそうです。(私はまだ時計に関して勉強中ですが)
そんなコレクションの中でもRolex Daytona 116508というモデルは"John Mayer Watch"と呼ばれています。それはRolexとJohn Mayerのコラボレーション、数量限定企画などではなく。
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その時計が発売されたのは2016年で、世界の注目は別のモデルであるRolex Daytona Panda 116500LN という人気のDaytonaにCeramic Bezelが使用されたものでした。そんな中しれっとリリースされたのがこのJohn Mayer Watch。当時はあまり話題にならなかったとか。(無論、彼はこのCeramicも所有しているのですがw)
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しかしRolexを知り尽くしていた彼は、Rolexがイエローゴールドのベゼルとグリーンのダイアルを組み合わせること自体に希少性があることを知っていたのです。Rolexという会社の性格を理解していて、彼らの貴重な発想と決断をファンとして自分のコレクションにしたい、というようなモチベーションな気がします。
John Mayerは今のように高級時計が流行る前の2002年から時計に対する本当の強いパッションを持ち始めたと言っています。やはり年月をかけて集めた知識と審美眼がコレクターとしてのJohn Mayerを際立つ存在にしているのかもしれません。