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子宮筋腫と腺筋症に伴う過多月経をマイクロ波照射で治療するレシピ集の投稿は完了

 子宮腺筋症に伴う過多月経を治療するレシピAシリーズ61例と筋腫に伴う過多月経をマイクロ波照射で治療するレシピ集Mシリーズ72例の計133例を600枚以上の画像の形で投稿しました。これでレシピ集の予定投稿は終了です。
 
 このレシピを利用するときは、まず、各症例の基本情報、マイクロ波照射位置と照射時間、術後経過などを、一枚目のまとめの表から読み取って頂く必要があります。各症例のどこに経頸管的にマイクロ波アプリケーターの先端を導いてから何秒間マイクロ波を照射し、腺筋症の場合は子宮体部の大きさが、筋腫の場合は個々の筋腫の体積が、どの程度縮小し過多月経や月経痛はどのように改善されたのか、VAS スコアあるいは血中のヘモグロビン濃度の変化が数値としてまとめられています。

 マイクロ波照射に伴う病巣の画像上の変化と縮小については、MRI画像あるいは超音波画像で確認していただけます。造影画像あるいは超音波ドップラー血流画像が示されている場合は、術後に新規に出現した無血流領域が、マイクロ波照射に伴い発生した壊死領域を示しています。

次の投稿からはマイクロ波治療の術後感想集になります。

 これまで、学術雑誌にも投稿できるような形で臨床データーをまとめてきました。VAS スコアは、QOLの改善などのデーターを数値化し、まとめて取り扱えるようにする手法として重要です。しかし、患者さんの主観的な感想はそのまま提示するほうが術後の経過をわかりやすいものにする気がします。次回から、361人の患者さんに、術後の出血量と月経痛をVASで評価するさいに、自由記載の欄に書いていただいた、感想なり意見なりを読者にお届けしたいと思います。書いていただいたままですので、ときどき、表記が変なところもありますが、あえて訂正はしていません。

 治療結果の感想を成功例だけを載せるのは医療機関の広告として不適当なのはいうまでもありません。術後の出血量や月経痛のVAS スコアをまとめた結果も医療機関の広告・宣伝としては好ましくないと指導される場合もあります。この記事では医療機関には無関係の立場から、匿名で内容公開を許可していただいた多数の感想・意見を順番に提示する予定です。 


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