無題、あるいは余市蒸留所について
アルコールは日本酒が好きですが、ウイスキーもしばしば飲みます。
わたしは北海道に住んでいて、平日によく温泉やサウナをめがけてぷらぷらしています。好きな施設の一つに「岬の湯 しゃこたん」があり、100kmちょっと離れてはいますが、夏場などたまに訪れます。そうした際にはせっかく遠出したのだからと途次にあるニッカの 余市蒸留所 に必ず寄って帰るようにしています。
この春にサントリーとともに大きく値上げしてしまったためにニッカもなかなか手が出しにくい価格になってしまいました。ノンエイジの余市が定価で\7,700というのは割高に感じてしまいます。最近はようやく需要が落ち着いたのか近場の酒屋やスーパーでもふたたび目にするようになったのでストックにとりあえず一本買ってきましたが、この価格ならエイジングされたアイラにしようかなとがっちり迷って悩みました。
話を戻して余市蒸留所、ここには限定の商品がいくつも置いてあり、そのなかの「余市蒸留所限定ブレンデッドウイスキー」をわたしは好んでいます。価格としては\3,500/500mlなのでニッカで云うとセッションと同じくらいですが、スモークさやピート感がより強く、香りにおいてこちらの方が好みです。
昼間からストレートもしくはロックで音楽を聴きながらちびちびとやるのがよいです。グラスはフランスのヴィンテージのものをとくに愛用しています。元は食前酒用のものだとおもいますが、小さめのサイズで少量のウイスキーを飲むのに絶妙です。以前にデッドストックを数百円で入手しました。
ありがたいことに「余市蒸留所限定」は春の値上げも乗り越えて据え置きの価格でいてくれているので、どうにかしばらくはこのままであってほしいと願っています。いまのうちにと通る毎にストックを買っていたら書架の一角がニッカコーナーになりました。羆がお気に入りです。