STREET BEATS vol.12??
『STREET BEATS vol.12??』無事に終了いたしました。
大阪のストリートスナップがテーマの展示でした。松永亨さんが企画・主催をされた写真展で、外部の方が企画・出展者を人選するのはBEATSでは初の試みだったそうです。
vol.12??と書いたのは、実は数年前にvol.11が開催されていたのが展示の閉会後に判明したからです。
展示のお声がけを頂いてから、モノクロの写真を展示しようと考えました。街は閑散としているところもあり、撮影することについて戸惑いも感じました。
タイトル:Escalation(エスカレーション)
この写真は、ロックバンド風な若者と左下のスーツ姿のサラリーマンが関連性を持っているところがポイントです。タイトルのEscalation(エスカレーション)はビジネス用語で、一担当者では対応できないときに上司に引き継ぎ対応してもらうという意味も持っています。
バイトのAさん(ロックバンド風な若者)が対応できないことを上司Bさん(スーツ姿のサラリーマン)に報告に行くようす。
心配そうに覗き込んでいる人達もいますし、他人事と思ってみている人もいます。動いてくれている人もいます。
この写真の解釈の仕方は人それぞれで「モノクロかっこいいやん」「エスカレーターとエスカレーションの言葉の響きが似ていて面白い」でもいい。人それぞれの解釈の仕方が楽しいので、この写真をみてどう思ったかが知りたいです。
下に降りてるのは、上も下もないことを伝えたかったのです。
写真をよくご覧いただくと映りこみがあることに気づいて頂けたでしょうか。文字が逆になっていたり、右側に歩いている人の姿などが見えます。これは手すりの下にあるアクリル板を通して撮影した写真です。
以下、展示した写真とフォトブックの一部です。
閑散とした雰囲気が感じられます。
ビルに映りこむ街と人の姿です。我慢の時!で自粛しているイメージです。
月に見える光は街灯です。自転車が通りかかったので撮影しました。
ストリートスナップは、基礎ができていないと撮れないなと。瞬発力がいるし度胸もいる。私は構えてから待って撮るほうなので、瞬発力だけで撮るのは難しいです。それでも瞬発力は必要です。一瞬を切り取るから、1秒後は違うから。
今回の展示とフォトブックの写真は、4月3日~4月22日までに撮影したもので、FUJI-XT4(35mm)と GRⅡ(18mm)1枚で構成しています。
搬入・搬出、在廊は叶いませんでしたが、ストリートスナップをしてみたいという方が増えると嬉しいです。
一緒に参加させて頂いた出展者のみなさま、松永さん、BEATSオーナーの岡島さん、このような時に写真展にお越し頂いたお客様ありがとうございました。