痛みのゲートコントロール説　　　薬はいらない？

痛いの痛いの飛んでゆけー

母親に擦ってもらったら痛みが軽くなった

という子供の頃の経験はおありだろうか。

これはまじないでもなく

しっかりした学説による根拠がある

メルザックとウォールによる

ゲートコントロール理論だ

詳しい説明は省くが、痛みのある箇所に経皮的な刺激、擦ったり、押したり、振動を与えたりする事で本来の痛み刺激が抑制されるというものだ。

痛みというのは

神経繊維と神経繊維の活動力が競い合った

結果であったり

中枢、脳、

感情や認知の関与を受けたりする。

ストレス度が高いと余計に痛みを感じたり

その逆もしかりだ。

（そこから慢性疼痛に対するストレスコーピングの重要性がわかる）

鍼灸師としては経穴に対して低周波を使った治療で脊髄後根への刺激パターンを変化ることで疼痛のコントロールを目指したりできる。

確かイエス・キリストが触れることで病を癒やしたりとか

母親やおばあちゃんやお父さんや隣人の優しい、安心できるタッチには

それなりの治療効果があるといえるのだ。

慢性疼痛については薬だけでなく

生物心理社会モデルからのアプローチ

心身医学的なアプローチ

集学的に対処してゆく必要を感じる。

ロキソニンよりも心かよったタッチが

痛みをやわらげたりもするのだ。